榛名山山行報告(その2:byコアラ)
★5月16日(日)
◎掃部ヶ岳(かもんがたけ)登山
翌朝5時前に目が覚めると、雨がシトシト降っていました。
しばらく様子を見ていましたが、止む気配は無いものの、
小降りでどうにか登れそうな感じでしたので、意を決して早朝登山開始。
タケちゃんは熟睡していたので起こさず、
コアラ単独で最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ)をピストン。
●コースタイム
榛名吾妻荘5:40−鞍部5:50−硯岩5:55〜6:00
−鞍部6:05−分岐6:25−掃部ヶ岳山頂6:35〜50
−分岐6:55−鞍部7:10−榛名吾妻荘7:20
全体が樹林帯の中だったので、雨具を着ていたし、それほど苦痛ではなかった。
途中、鞍部から硯岩までピストンする。
榛名湖や榛名富士の雄姿が、霧に覆われながらもどうにか見える。
眼下には榛名吾妻荘が見える。
鞍部に戻り、笹の中の尾根道を登っていく。
急坂を直登して岩が目立つようになると、間もなく掃部ヶ岳の山頂に着く。
最高峰には三角点はない。
本来なら360度の展望だが、遠望は効かなかった。
しかし雲は流れており、榛名連山の中近望は楽しむことが出来た。
榛名湖や榛名富士の他、今日の日中歩くかもしれない
氷室山から相馬岳への外輪山の稜線なども眺められた。
雨も降っていたので長居はせず、記念写真を撮って下山した。
山頂付近はツツジが咲いていて、赤紫色に染まり綺麗でした。
途中分岐があり、「湖畔の宿記念公園」に下りるので、
周回コースを取ることも可能なのですが、余りはっきりしない分岐だったので、
雨ということもあり、元来た道を戻りました。
◎二日目(5月16日)の日中
早朝山行から戻ってきても、まだ二人は眠っていた。
とりあえず展望風呂に入って体の疲れを癒し、3人で朝食に。
朝食時には、基本的には山行は中止しようというムードであったが、
朝食後には雨がやんで晴れ間が出てきたので、
急遽外輪山縦走をしようと準備をし始めたら、
9時半位からまた雨が降り出してきた。
とりあえず、相馬山を含む外輪山縦走は中止して、まずは観光に切り替え。
その後の様子を見ながら、可能ならば相馬岳のみピストンしても良いし、
少なくとも榛名湖1周や火口原の散策くらいは出来るかなと思っていました。
10時くらいにチェックアウト後、
「湖畔の宿記念公園」で竹久夢二のアトリエなどを見学。
その後、榛名神社に行く。
榛名神社は荘厳な雰囲気があり、谷沿いに結構歩かされたが、
林立する杉の木立や岩場の雰囲気に独特のものがあり、とっても良かった。
しかしながら、参拝中にも雨がドンドン酷くなってきた。
KAさんは傘を持ってこなかったので、かなり濡れてしまった。
その代わり、タケちゃんと相合い傘が出来たから、良かったと考えるべきか?
結局、その後のハイキングもあきらめて、昼食を取ることにした。
榛名神社の参道には昔ながらの土産物屋や蕎麦屋などが並んでいて風情がある。
そこで昼食にしても良かったのであるが、綺麗そうな店に入ろうということになり、
結局湖畔に戻りそこで昼食を取る。暖を取るために、うどんや蕎麦を食べた。
宿からは昼食用のおにぎりを用意してもらっていたが、
結局それらは、帰りの車の中で食べることになった。
帰りに、伊香保温泉に寄って、日帰り入浴することにした。
伊香保温泉の石段の温泉街を散策したが、かなりレトロな温泉街で雰囲気はある。
タケちゃんは結構昭和レトロのような雰囲気が好きらしく、楽しんでいた。
当初は石段街の下の方にある「石段の湯」という日帰り入浴施設に入る予定だったが、
石段を最上部まで登ってしまったので、終点にある露天風呂に入りました。
コアラはここには過去入ったことがあります。入浴代は400円。
雰囲気の良い露天風呂で、伊香保温泉の名物なのですが、結構混んでいました。
体を洗うスペースはほとんど無いので、頭などは洗えませんでした。
ただし雨が降っていたので、髪の毛は結構濡れてしまいました。
奥の方に洞窟のようになった箇所があるので、雨に濡れたくないので、
KAさんと長い間そこに入っていたのですが、
一番奥が仕切ってあって、その向こうは女湯らしく人の話し声が聞こえてきます。
向こうもこちらの気配を察したらしく、仲間の男性と勘違いしたのか、
「○○君、どう?」と大きな声で話しかけてきます。
私たちは困惑していましたが、「ねえ、聞こえている?」といって、
仕切をドンドンとたたいてきます。
○○君になりすまして返事をしても良かったのですが−−−
露天風呂の手前の方では、若者たちが「おい○○、××ちゃんに返事してやれよ」
とか話していましたが、当の本人は「いいよ」とか言って逃げていました。
入浴後車で帰路につき、近くにある「おもちゃと人形、自動車の博物館」に入る。
ここはタケちゃんが是非にということで入ったのであるが、
昭和レトロのおもちゃや駄菓子屋が、コアラのお気に入りでした。
タケちゃんははっきり言って、おもちゃに対する反応も、
男性的な物の方のレスが良かったです。
テディベアとか人形に対する反応よりも、
自動車や昔のおもちゃ(メンコ、ベーゴマなど)や駄菓子屋など、
男性や中年の親父が好きそうなものにの反応が良かったです。
というわけで、昨日のナイスバディの件といい、
「タケちゃんって、本当は男性なんじゃない?」という疑問が−−−
タケちゃんとコアラはじっくり見てしまい2時間はいたような気がします。
KAさんはさっと見てしまったみたいで、
だいぶ長い時間待つ羽目になってしまい、
申し訳ないことをしました。
この付近にはなぜか秘宝館みたいなものがいくつかあるので、そこにも寄って、
別な意味での大人のおもちゃも堪能しようと画策しましたが、
タケちゃんの拒否にあい、あえなく挫折しました。
タケちゃんもそこまで趣味は男性的では無いようです。
コアラの経験だと、秘宝館には男性よりは女性の方が多いような気がします。
さすがに女性1人は余り見かけませんが、カップルや女性同士は結構います。
中には家族連れで来ている人も多いですが、
子供は乳幼児が多いから、別にかまわないのかな?
午後6時くらいに博物館を出発。だいぶ暗くなってきました。
車は、KAさんに運転してもらい、高崎市に入り、
その後国道50号に出て下館方面に向かいました。
途中、栃木市周辺でコアラと運転を代わり、道の駅二宮到着。
車の中で、博物館で買った駄菓子や、
お昼のお弁当のおにぎりを食べたりしたので、
余りお腹は減っておらず、夕食は食べずに解散した。
コアラはそのままつくばに帰りましたが、途中下妻でラーメンをを食べて、
つくばに着いたのは10時過ぎでした。
◎まとめ
2日目は雨で山に登れなかったが、初日は二百名山である浅間隠山に登れたし、
榛名山も最高峰の掃部ヶ岳と中央火口丘の榛名富士に登れたので満足であった。
二百名山である榛名山も過去に登っているのではあるが、
今回の山行で堂々登頂済みに加えても良さそうである。
今回登れなかった外輪山縦走と相馬岳が榛名山のメイン山行であるみたいなので、
これは今後の課題ということで、出来れば紅葉の時期にでも登ってみたい。
また、湖があってボートに乗れたりとか、榛名湖温泉があったり、
近くに榛名神社や伊香保温泉があったりと、観光地にも事欠かないので、
家族旅行で来ても良いところだなと思った。
かかった費用は、高速を全く使わなかったので交通費が安く、
1人あたり1250円。
宿代は、昼食のお弁当と飲み代も加えて、1人約11000円であった。
他に、昼食代、行動食代、日帰り入浴代、観光施設代などである。