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◎浅間隠山・榛名山山行(byコアラ)
◎日にち:5月15日〜16日
◎参加者:コアラ、タケちゃん、KA(タケちゃんの山仲間:男性)

かなり前からアナウンスしていたこの山行計画ですが、
1泊のせいかあまり参加希望者が山MLからは無く、タケちゃんのみ。
国民宿舎を予約していたこともあり、最低でも3〜5人は欲しいこともあり、
タケちゃんの所属している茨城北部のハイキングクラブ?のメンバー
にも声をかけてもらい、日立在住の男性(KAさん)と
東京在住の男性(最近茨城から東京に転勤したらしい)の4人になりました。
しかしながら、東京からの方は急遽事情が出来キャンセル。
結果的に、KAさん(男性)とコアラとタケちゃんの3人になりました。
宿の方は、1部屋3人以上であれば1人あたりの料金は同じだったので、
特段問題は無し。ただし車1台になるので、縦走の際に工夫がいる事になる。
日帰り参加も可能なプランにしてありましたが、日帰り参加者も無し。
道の駅二宮に午前5時半に待ち合わせて、コアラの車1台で行きました。

KAさんは30代半ばくらいの年齢で、
タケちゃん所属のハイキングクラブの中では結構歩ける方のようです。
山中泊まりの山行(小屋泊まりやテント泊)はしたことが無いそうですが、
山菜採りやキノコ狩りが趣味らしく、単独で結構里山歩きをしているようです。
今回の様に山麓の温泉や民宿などに泊まる山行は経験ありだそうです。
(いわゆる山自体は日帰りになるパターンです。)
いわゆるアルピニストタイプではありませんが、山歩きは結構されています。

◎浅間隠山
浅間隠山は群馬県西部に位置する標高1757mの山で、二百名山でもある。
群馬県中之条町や吾妻町方向から見ると浅間山を隠してしまうので、
この名前が付いた。山頂が2つに分かれていることから矢筈山とも呼ばれ、
また川浦富士の別称もある。今年初の二百名山山行である。
最近は関東近傍の百名山は登りつくしてしまったので、
(残りは浅間山と越後の山である雨飾山と高妻山のみ。
あとは、日本アルプスの山が残っているが、南ア北部は比較的関東から近いが、
それ以外はアプローチも遠いし、1泊ではそう簡単に行けそうもない山ばかり。)
最近はもっぱら、関東甲信越や南東北の二百名山・三百名山に、
ターゲットを移して、よく登っている。

浅間隠山自体は、往復で2時間強程度の山行時間であるが、
登山口の二度上峠までは高崎駅から車で1時間かかり、
しかも公共交通機関はない。
従って、タクシー代を片道1万円以上使う覚悟があればかまわないが、
基本的にはツアーに参加するか、マイカー山行しかない。
基本的に西上州の山はマイカー山行と決めているので、
しかも浅間隠山も榛名山も初級者向けのお気軽な山なので、
山MLで企画して公募したものである。

高速は使わず全て下道となったが、約3時間で高崎市内に入り、
市内のコンビニで水やお弁当等を買い、二度上峠には10時前には着いた。
峠にはツアー登山のバスが止まっていて、
多くのツアー客が登山の準備をしていた。
峠からの展望は素晴らしく、目前に浅間山がその美しい山容を覗かせている。
登山口はそこから手前に戻って歩いて10分くらいの所にあり、
結構広い駐車スペースやトイレもあるので、そこまで車で戻り、
トイレなどの用を済ませて、ツアー客らより先に出発することにした。

●コースタイム
二度上峠登山口10:20−鞍部10:30〜35−北軽井沢分岐10:40
−合流点10:45−わらび平分岐11:25
−浅間隠山山頂(昼食)11:35〜12:25−わらび平分岐12:35
−分岐12:55−伐採地13:05〜15−鞍部13:20
−二度上峠登山口13:30

谷沿いに鞍部までがり、そこからは緩やかな稜線歩きである。
所々ツツジが綺麗に咲いていて、アクセントになっている。
北軽井沢分岐を過ぎて、その先で合流するあたりから、急な山道になる。
登山道は色々に分かれていて、緩やかにジグザグ登るルートもあれば、
急な直登のルートもある。特に案内はないが、最終的には同じ所に出るようだ。
我々は、比較的急な直登のルートを選んで登っていった。
全体としては樹林帯の中の道で展望は無いが、
唯一1538m地点で展望があり、西上州の山々が見える。
また、新緑の芽吹き始めた時期でもあるので、
木々の隙間から若干の展望を得ることも出来る。
わらび平分岐からは急登もおさまり、木々も芽吹いておらず冬の様相である。
最後の一登りで山頂に出る。登りは休憩時間も入れて約1時間10分である。

山頂は草原状になっており、360度の展望である。
天気もそこそこで、目の前の浅間の勇姿を堪能できた。
遠くに八ヶ岳の稜線も見ることが出来、かすかに北アルプスの雪の稜線や、
上信越の岩菅山なども見ることが出来た。
ただし、関東平野方面はガスで全く視界が効かず、
直ぐ近くの榛名山や赤城山も見えなかった。
一等三角点で記念写真も撮り、昼食を食べて、ゆっくり寝ころんだ。
雲の流れが速く、どんどん動いているが、榛名方面のガスは晴れなかった。
しばらく待っていたが、天気自体が下り坂で、浅間方面もガスってきた。
また、ツアー登山客らも山頂に着いて昼食を取り始め、
山頂が騒がしく、また狭くも感じられ始めたので、下山することにした。

わらび平分岐からは比較的急な下りになるが、
下りではジグザグの緩やかなコースで下りた。
急坂が終わり、緩やかな稜線歩きになってからは、分岐から別ルートに入った。
しばらく行くと伐採地になっていて、そこから浅間隠山の全容が眺められる。
そこに腰掛けて、ゆっくりとまどろんでから下山した。
伐採地からは直ぐに北軽井沢分岐で行きの登山道に合流し、
後は鞍部を経て、登山口に戻るだけである。
下りは休憩を入れて、約1時間であった。
今回の3人は、そこそこ歩けるメンバーだったので、
さっさと良いペースで歩くことが出来、心地良い山行であった。

登山口からは、KAさんの運転で榛名山に向かった。
報告が長くなるので、以下、榛名山については、別報告。