⇒計画、イトヤン、コアラの報告へ
メグです。
9月23,24日、八海山と巻機山に行ってきました。
詳しい報告は既にコアラさんがしているようなので、補足的説明とします。
(と言いつつ、長く書いてしまう)
今回、あきじさん企画のキノコ狩りに多くの人が参加してしまい、
巻機に来たのは企画人のコアラさんの他は、
私とイトヤンだけとなってしまった。
あきじさん人気、ANさん人気、恐るべし。
しかし逆に言うと、巻機には女性がいなくても本格的山行を望む、
硬派なメンバーが揃ったということか?
<9月23日(日)>
イトヤンが私の宿舎まで来てくれて、AM6:15にイトヤンの車で出発した。
桜・土浦ICから常磐道に入り、外環道・関越道を経由して六日町ICへ。
途中8:30頃、高坂SAで朝食をとった。
六日町ICを出て、一日目は八海山に行くことになっていたので、
八海山ゴンドラの乗り場へと向かったが、
途中の標識でゴンドラが工事のため運行休止になっていることを知る。
何ということだ。これは全く予想外だった。
仕方ないから他の山に行くことも検討したが、既に11:30位になっており、
他の山でも山頂まで行くのは無理そうだった。
結局、2合目登山口まで行って、
屏風道を登って行ける所まで行って引き返そうということになった。
11:35に歩き始め、PM12:30に4合目の清滝に到着。
ここからの景色はまあまあ良かった。
また信仰の山らしく、至る所に石碑が建っていた。
清滝はかなり上の方に見えたが、近付くことはできなかった。
12:45に清滝を出発し、更に上へ。
ここから先の道は結構険しく、鎖場も至る所にあった。
5合目を過ぎたあたりで、1:25〜2:05の間、休憩をとった。
ここからはまだ遠い八海山の山頂、かなり険しい谷、
遠くには巻機山と思われる山、六日町方面の街並みや黄金色の田園
(もう稲刈りは済んだのかな?)が望め、結構いい眺めであった。
人と会うことはあまりなく、トンボがたくさん飛んでいた。
ここで引き返し、登山口には3:30頃戻った。
大して歩いた訳ではなかったのに、予想外に疲れ、翌日が少し心配になった。
今回、出発時間が遅かったので、
八海山の山頂まで行くことは最初から考えていなかったが、
実際に途中で引き返すハメになると、
やっぱりこの山も簡単に行ける所ではないし、実際に山頂まで行くとなると、
日帰りで行こうなんていう甘い考えは捨てて、
1泊して気合を入れて行くようだと思った。
百名山に入っていないとは言え(二百名山には入っている)、
八海山はそれだけの計画を立てる価値がある山だとも思った。
コアラさんと合流するため、六日町駅へ向かった。
六日町駅には3:50頃到着。
駅の前は商店街になっていたが、休日のためか、殆どの店が閉まっていて、
ちょっと寂れた感じだった。
休日だからというより、この辺はスキーシーズンは混むが、
この時期はあまりあまり人も来ないということだろうか。
4:19着の登り電車でコアラさんがやって来て、無事合流できた。
途中でコンビニに寄ったりして、宿泊する清水の「雲天」には5:00到着。
●民宿雲天
「雲天」は中に囲炉裏もあり、木材がふんだんに使われているためか、
いい雰囲気を出していた。
黒い大きな犬がいたが、人間で言えば60〜70才の高齢の犬なんだそうだ。
八海山の山行で、自分の靴の外側の革の部分が布の部分から剥がれ
かかっていることに気付いたので、ここで修理できないかと相談してみたら、
直すのは無理そうだとのことで、登山靴を貸してくれた。
その登山靴、かなり年期が入っているのか、
中には妙なゴミやら固まりやらが詰まっていて、それを取り出すのに一苦労。
しかし底の部分は新品同然。最近張り替えたのだろう。
それはそうと、この靴すごく重い。3、4kgはあるかも知れない。
しかも踵の部分が妙にアキレス腱を圧迫して痛いので、
結局翌日は自分の靴を履いて行き、ダメになったら履き替えようということで、
借りた靴はザックの中に入れていくことにした。
この靴の重みが加わるのはつらいが、仕方ない。
風呂は温泉ではなく、しかも狭かったが、
山小屋だったら風呂に入れないことも多い訳だから、良しとしたい。
6:20〜8:05は夕食。
山菜やらキノコやらが大量に出され、大食いのメグでも食べ切れなかった。
キノコ狩りに行った人よりも食べたキノコの量は多かったかも?
「八海山」はじめ日本酒も出たが、みんな決して酒豪と言う訳でもなかったし、
翌日二日酔いで歩けなくなったら洒落にならないから、控えめに飲んだ。
私は去年の草津白根で二日酔いで山に行くという失態を演じているので、
特に気をつけた。
ここでも我々は学生と間違われた。山に行くと若く見えるのだろうか?
それにしても最近はこういうことが多い。
夕食後は囲炉裏端で年輩の方からの話を聞きながら
(百名山のうち90座に登頂したという凄い老人がいた)、
だんだん眠くなってきたので、部屋に戻った。
食事時も下ネタ話や色恋沙汰の話は出たが、
部屋に戻ってからは更にエスカレート。
ついに鬼畜話も出た(単なるスケベ話なんだが)。
それでも10時頃には寝た。
<9月24日(月)>
AM4:00頃目が覚め、4:55頃イトヤンの車で出発。
まだ周りは暗かった。
車をどの辺に停めようかという問題があったが、
とにかく行ける所まで行ってみた。
そこは1日500円の有料駐車場になっていたが、
もし金を請求されても大した額でもないから、そこに停めることにした。
そこから歩いて行くと、更に上に広い駐車場があり、ちょっと後悔。
しかもそこだったら無料だと思ったので、もっと後悔。
しかしこれは私の勘違いで、
実際には我々が停めた所から先の駐車場もすべて有料で、
下山後は上の駐車場に車を停めた人も、しっかり料金を取られていた。
●コース選定について
沢コースは危険ということで、井戸尾根コースを通って行くことになったが、
正直、ちょっと安心した。
5合目や6合目はちょっとした展望台になっており、
そこから見える沢や滝の眺めは雄大だった。
7合目から上は高い樹木もなくなり、見晴らしが良くなった。
しかし困ったことに、私はだんだんトイレに行きたくなり、
早く避難小屋のトイレで用を足したくなったのだ。
そういう状態だったから、景色を充分堪能することもできなかったし、
2人がのんびりしているところを自分だけ先に行ってしまいたくなったりして、
どうもよろしくなかった。
その分、避難小屋のトイレに行ってからは、晴れやかな気分になれた。
●展望
展望に関しては、コアラさんが詳細な説明をされているので、
私が説明する必要もないでしょう。
もっと近場の説明をすると、山頂付近は高い樹木もなく、
草や潅木が一面絨毯のようになっていた。
草紅葉にはちょっと早かったが、少し黄色くなりかけていた。
またそれ程数は多くないが池も存在し、これらの景色もまた素晴らしかった。
牛ヶ岳や割引岳はちゃんと標識もあったので、山頂がすぐ分かったが、
巻機の本峰はどこだったのだろう。
その一帯で一番標高の高そうな所は、登山道からちょっと外れた所で、
そこは草が禿げたようになっていたが、あれが本峰だったのだろうか?
割引岳山頂で昼食にした。
朝食と昼食は、宿の人が作ってくれたおにぎりと漬物。
アルミホイルに包んだ漬物の汁が外に漏れてしまい、
他の物まで臭くなってしまった。
また高校生くらいの20人位の団体と一緒になった。
山でこのような年齢層の人と一緒になるのは珍しいことだ。
心配された靴の方は、結局最後まで無事だった。
しかしお守りとはいえ、あんな重い靴をザックに入れて背負ったから、
今回の山行は予想以上に疲れた。
この靴も5年以上使って、底も磨り減ってきたから、
そろそろ買い換えた方がいいかも知れない。
コアラさんが足を痛めたようで、心配されたが、
私自身も雲取の時に足を痛めており、
我慢すれば何とかなることは分かっていたので、
降りられないことはなさそうだと判断。
我々も無理にならないペースで歩くことにした。
「雲天」に4:05頃戻り、靴を返して、会計も済ませた。
3人で30100円(30200円だったかな)という、
予想外の安さにびっくり。
やっぱりこの宿は登山者の味方。りんごも貰ったし、今後ひいきにしたい。
宿を4:35に出発し、温泉へ。
●温泉
長岡方面に戻るコアラさんにとっては逆方向になってしまうが、
「石打ユングパルナス」に行った。到着は5:05。
風呂自体はどこにでもある公共浴場と同じようなものだったが、
1階の売店で食べたソフトクリームが美味しかった(浴室は2階にあった)。
食堂もあったので、打ち上げを兼ねて夕食にしたかったが、
既にPM6:00を回っており、
コアラさんが越後湯沢6:45発の電車に乗り遅れる恐れがあった。
次の電車は8時台になってしまうし、新幹線を使うのも勿体無いので、
3人での食事は諦め、越後湯沢駅までコアラさんを送ることにした。
越後湯沢には6:20頃到着。
ここでコアラさんと別れ、
私とイトヤンは越後湯沢ICから関越道に入って帰った。
さすがにイトヤンも眠そうだったし、私も眠かったので、
運転を代わっても安全の保証がないので、SAなどで仮眠をとることも勧めたが、
結局、高坂SAで夕食にした(8:35〜9:00)以外は
殆ど休憩もとらずに帰った。
しかしSAの食事コーナーはメチャクチャ混んでいた。
状況が違うとはいえ、上越線の閑散とした雰囲気とは対照的だった。
日本もモータリゼーションの波にすっかり呑まれてしまった感があったが、
環境のことも考えて、もっと電車を使った方がいいと、改めて思った。
つくば到着は10:45。
高速道路の料金とガソリン代を合わせて、18000円強となった。
今回2人だったから、当然1人あたりの単価も高くなった。
ずっとイトヤンの運転だったから、
自分が1万円くらい出してもいいかなと思ったが、
彼は銀行員らしく綿密に計算を始め、結局ほぼ半額を払うことになった。
何か申し訳ないような・・・・
今回、はじめて越後の山に登ったが、越後の山もなかなか素晴らしかった。
今度は越後駒あたりに行きたいものだ。
企画人のコアラさん、車出ししてくれたイトヤン、お世話になりました。
また一緒に行きましょう。
私自身は、今後結婚やら引越しやらで山に行く時間をとりにくくなりそうだが、
コアラさんを見習って、山に行く機会を極力増やしてみたいです。