⇒メグ
天城山山行報告
byなりみ
メグちゃんの「いつもながらの詳細な報告」もすでにでているので
「今更〜」という気もしますが、感想をいくつか。
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○はずかしながら「しろばんば」を知らなかった。
>「しろばんばの碑」に向かう途中で、見ず知らずのおじさんが
>「しろばんばが飛んでるねえ」
>などと我々に話しかけてきた。
>変なおじさんだなと思ったが〜
実はこのおじさんは作家の大岡信氏。
「しろばんば」の内容を知っていたら
即座にナイスな回答ができたと思いますが、
なんせ「井上靖」は知っていても作品そのものを知らないわけですから、
一同「ポカ〜ン」としていたわけですね。
その様子に気づいた大岡信氏、半ば「呆れ顔」。
でもいい人なので(いや 飽きれ返ったのだと思うが)
「しろばんば」の説明までしてくれました。
(虫のことです。)
きっといつの日か、彼の随想の中で、
これは笑い話の一つにでてくることでしょう。
せいぜい教育雑誌や週刊誌くらいだろうが。。。
大岡信氏は、芹沢光治良と井上靖の中学の後輩に当たり、
両先輩と同様に日本ペンクラブの会長も務めていたそうだ。
沼津にゆかりのある作家は意外に多く、井上靖、大岡信、芹沢光治良、
若山牧水、梶井基次郎(それぐらいしか思い浮びませんが)がいる。
風光明媚で気候温暖な土地柄とともに、
文学の風土が培われてきたところのようだ。
○旧天城トンネル
『伊豆の踊り子』にも登場する、
天城の原生林の中にしっとりとたたずむ石づくりのトンネルで、
新緑と紅葉の時期の景観は格別である。
トンネルに入ると50cm間隔で両脇にランプを灯していた。
「薄暗い」。
トンネルの壁は、けっこうまめに手直しをしているようだ。
普通、そんなにも古ければ、壁から漏れる水
(「涌き水」とでもいうのかな?)があちらこちらにあるはず。
それに、壁が白くて綺麗だった。
湯ヶ島町が、いや沼津市は、
けっこう文化財保護のためにお金をかけてるようだ。
○旧天城トンネルから天城高原ゴルフ場までのこと。
———残念ながら、あまり印象にないです。
きっと素敵な風景が続いていたと思うのですが、
時間が経つにつれて、脂汗はふきだすわ。
目の前が暗くなってくるわ。
どうみても単なる「腹痛」(食あたりではない)
ではないと気づくのは、八丁池付近。
「今となっては〜」ですが、あの時点で引き返したほうが、
本当はよかったのかもしれないです。
連日の残業と睡眠不足、それに加えストレス。
同じ「面白い」ことをやっても体調不良だと半減するものだ。
今回、身にしみて痛感した。
今年は「精神的な余裕をもって山に登る」ことでしょうか。
普段のストレスは山には持ち込まない?
実際無理だろうなあ。
以上 天城山行報告でした。