⇒ナリミ
天城山山行報告
byマゾッコメグ
12月9,10日、1泊2日で天城山に行って来ましたので、報告します。
今回の参加者は、
(男性)マゾッコメグ、リン
(女性)なりみ、TR、SK
の計5人。男女比を考えると、結構オイシイ山行だったかも知れない。
<12月9日(土)>つくば−東京−修善寺−浄蓮の滝−天城湯ヶ島温泉
AM9:00東京発の特急「踊り子101号」に乗って修善寺まで行った。
メグはAM6:24つくばセンター発の高速バスに乗ったので、
東京には余裕で着くと思ったのだが、バスが渋滞で遅れ、
上野到着は8:35頃だった。
上野で山手線に乗り換え、東京に着いたのは、
「踊り子」の入線とほぼ同時だった。
すでに指定席券をとっているリンさんは指定席車両で行ったが、
我々4人は自由席車両で行った。
幸い空いていたので、座席を4人ボックスにして座ることができた。
しかし迂闊にも禁煙車両でない車両を選んでしまい、
嫌煙家のメグにはちょっとつらかった。
修善寺には11:07到着。ここでリンさんが合流。
11:15発のバスに乗り、浄蓮の滝へ。
浄蓮の滝は予想したより水量が多く、迫力があった。
近くに石川さゆりの「天城越え」の石碑が立っており、
わさび田とわさび販売店もあった。
あと、「わさびソフトクリーム」が売られていたので、物は試しと買って食べた。
私はまあまあいけると思ったが、他の方の感想はどうだろう。
近くの「伊豆の佐太郎」で昼食にした。
猪の肉が入った「天城丼」が名物だという話なので、それを頼んだ。
前日の忘年会で2日酔いになったリンさんは何も食べられず、気の毒であった。
実は自分もここ数日風邪気味で体調が冴えなかったし、
更になりみさんもこの猪の肉が合わなかったらしく、翌日苦しむことになり、
何か爆弾を抱えてるみたいだった。
宿泊する民宿「天城ベニ屋」まで、遊歩道を歩いた。
その間、民家の脇を通ったが、大根や柿が干してあったりして、
何とも言えぬ風情があった。
紅葉も丁度いい時期だったが、これは予想外だった。
「天城ベニ屋」にはPM2:30頃着いた。
すぐ部屋に入れて貰え、そうなると動くのが億劫になってしまうものだが、
折角湯ヶ島まで来たのだから、色々な名所も見て、
外の温泉にも入って来ようという話になった。
我々はまず「湯本館」に行った。
ここは川端康成先生が『伊豆の踊り子』を執筆した宿で、
踊り子関係の写真やポスターなどが貼られていた(宿泊もできる)。
次に「しろばんばの碑」を見に行った。
これは『しろばんば』の作者、井上靖先生の邸宅跡に建てられているものだが、
我々は不思議というか、面白い体験をした。
「しろばんばの碑」に向かう途中で、見ず知らずのおじさんが
「しろばんばが飛んでるねえ」
などと我々に話しかけてきた。
変なおじさんだなと思ったが、そのおじさん曰く
「しろばんばの碑の裏に私の名前が書いてあるから」
とのこと。
それで「しろばんばの碑」に行ってみると、裏には「大岡信」という名があった。
文学に弱い私は知らなかったが、実は大岡信という人は有名な文学者で、
井上靖先生とも親交があった人らしい。
「こんなことなら一緒に写真に写るんだった。」
という声が我々の間で出た。
その後、「天城温泉会館」で温泉に入った。
ここには「天空瞑想の湯」と「わさび田の湯」があり、男女一週間交代で、
今週は「天空瞑想の湯」が男湯になっていた。
「天空瞑想の湯」は天井がプラネタリウムになっていて、結構面白かった。
「わさび田の湯」の方はどうだったのだろう。
これは女性からの報告に期待しよう。
他にも風呂はあったが、水着着用ということで、入れなかった。
「天城ベニ屋」に戻る途中、「出会橋」を渡った。
男橋と女橋の2対からなるこの橋は、
ライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出していた。
人が近付くと照明がついたりと、結構巧妙に出来ていた。
夕食はPM6:00からで、結構いいものが出た。
その後は部屋で語りモードに入り、
風邪で体調が今イチの自分は途中で寝てしまった。
あと民宿の風呂にも入ったが、浴槽が一つしかないので、
男女もしくは家族で時間分けをして入った。
源泉なのがこの民宿の自慢らしいが、ちょっとぬるくて、
入り心地は今イチだった。
寝たのは10時頃だったか。
でもあまり良く眠れなかった。
<12月10日(日)>天城湯ヶ島温泉−天城峠バス停−旧天城トンネル
−天城峠−八丁池−戸塚峠−万三郎岳−万二郎岳−天城高原ゴルフ場
−伊東−熱海−東京−つくば
AM6:30に起床し、すぐ朝食。
7:20に出発。宿の車で天城峠バス停まで送って貰い、
バス停着は7:50頃。
ここまでは順調だったんだけどね・・・。
旧天城トンネルでちょっとのんびりし過ぎた。
好奇心に駆られ、トンネルの向こう側まで行ってしまった。
それで天城峠に着いたのは8:40。更に八丁池に着いたのは10:55。
戸塚峠にはPM12:30に着き、そこで昼食にした
(宿でおにぎりを作って貰った)。
万三郎岳には2:00、万二郎岳には3:05に着いた。
何だかペースが遅い。
天城高原ゴルフ場PM3:45発のバスには余裕で間に合う筈だったのに、
怪しくなってきた。
天気の方もあまり良くなかった。
「メグ企画は雨が降らない」神通力もいよいよ切れてしまったか・・・
今回は降水確率20%だっただけにショックは大きかった
(確か甲武信の時は降水確率50%で晴れたのに・・・)。
そんな訳で展望も冴えなかった。
更に前述のようになりみさんが食あたりで体調を崩し、
歩くのもかなり苦しそうだった。
でも八丁池では突然天気が良くなって、
素晴らしい景色が拝めた時間もあった。
途中で虹を見ることも出来たし、その点は良かった。
結局、天城高原ゴルフ場に着いたのはPM4:15だった。
ゴルフ場からタクシーを呼び、伊東駅までタクシーで行くことにした。
タクシーが来るまで30分程待ち、伊東まで30分強かかり、
伊東駅に着いたのは5:30だった。
タクシー代は1人1500円程で済んだ。
バスには30分遅れたから、
例え旧天城トンネルでのんびりしてなくても間に合ったかどうかは微妙だった。
今回は他にコースの選びようがなかったし、仕方ない部分も多かったが、
ちょっと反省しているのは、
ゴルフ場に着く前に携帯でタクシーを頼んでいれば
30分のロスはなかったであろうということだ。
ゴルフ場だからタクシーが待機しているだろうと思って
敢えてそれはやらなかった訳だが、ゴルフを全くやったことがなく、
当然ゴルフ場のことも殆ど知らない私にとっては、
これは盲点だったと言えるだろう。
リンさんは用事があるから先に帰ることになり、伊東で別れた。
残り4人は伊東で温泉に入ってから帰ることにした。
雨が降ってたから駅の近くがいいということで、
「ホテルスパ伊東」内の「ゆばたの湯」に入ることにした。
ここは入浴料が1500円とちょっと高かったが、
タオルやガウンも付いていて、サービスは良かった。
風呂はまあまあだった。
温泉からはPM6:30に上がろうということにしておいたが、
男一人で面白くないからすぐに上がってしまった私はともかく、
女性3人で盛り上がったなりみさん・TRさん・SKさんが
時間どおりに出てくる筈もなく、結局全員揃ったのは6:45頃だった。
ここの喫茶店で夕食にして7:11発の電車で帰る予定だったが、
ちょっと時間がなさそうだったので、駅で何か買って、
電車の中で食べることにした。
伊東駅では夕食になるようなものが売られてなかったので、
熱海で新幹線に乗り換える時に食料を買い込むことにした。
しかしすでに遅い時間帯だったので駅弁は売り切れており、
サンドイッチやホットドッグを買って食べることにした。
過去の山行の例を見ても、帰りは駅弁が売り切れていることが多かった訳だが、
遅い時間に帰る場合はそうなることは覚悟しておかなくてはいけないと、
改めて思った。
熱海7:57発の「こだま482号」に乗り、幸い自由席でも座れた。
さすがにみんなお疲れモードに入っていた。
東京には8:52に着いた。
東京駅で解散し、東京駅から高速バスに乗り、
つくばに着いたのは10:20頃だった。
疲れた。
今回の山行は、天候に恵まれなかったこともあり、
山そのものは今イチの感があったが、1日目に観光旅行も出来たし、
まあまあ良かったのではないでしょうか?