岡山大学新聞259号 1981年4月25日

次期学長に大藤医学部長

岡山大学の小坂学長の任期が六月十三日に終るため、次期学長選挙が四月十六日に行われ、三次に及ぷ投票の結果、大藤真医学部長が片山嘉雄教育学部長を小差で破って第八代学長に選出された。

この次期学長選挙においては、二十九年ぷりに学長選考規程が改定された。

改定の内容は、(1)これまで公表していなかった選挙の得票数、順位を公表する。(2)一次投票で得票の多いものから、従来は十人を学長候補としてきたものを、今回から五人に減らす。というものである。

岡大学長選挙は従来から、立候補制や推薦制ではなく、同大学の教授、助教授、講師それぞれが、学長に「ふさわしい」と思う人をまず投票(一次投票)。その結果、得票数の多い人から十人を、あいうえお順に並べかえて公表。講師以上の有権者は、この十人の学長候補から意中の人を選んでいた(二次投票)。そして、この二回目の選挙で有効投票の過半数を得た人が学長に当選する仕組みであった。

一次投票で選ぷ学長候補者が五人となったのは「予想外」の人が登場したり得票のごく少ない人も候補になることがあるのを防ぐためである。なお、学長の任期は四年で、再選された場合はさらに二年で、通算六年とするのは従来通り


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