岡山大学新聞259号 1981年4月25日
BOX闘争の新たな高揚を「使用心得」導入はかる岡大当局岡大当局は現在、学友会に対して、新サークルBOXに入るにあたり「サークル共用施設使用願」を当局に提出するよう強制している。この「サークル共用施設使用願」なるものは、サークルBOXの使用目的・使用時間の制限を目的とした「サークル共用施設使用心得」を「尊守」することにより、新BOXの使用の「許可を願え」というものであり、この「使用願」の強制はサークル活動の規制を目的としたものであることは明らかである。 岡大当局は、このような学生の自主的活動圧殺、学生分断攻撃を、新BOX建設計画を明らかにして以降一貫して行ってきており、新BOX建設が、サークル活動の規制を目的としておこなわれるものであることは、今や公然のものとなっている。 このような学生に対する管理支配の強化は、現在全国の大学で「大学再編」=筑波化の一環として行われており、サークル活動の規制以外でも、廃寮攻撃といったかたちででも進められている。 しかも重要なことは、このような学生管理支配の強化が、政府の戦争準備の強化の一環として行われてきているということである。 政府=独占ブルジョアジーは現在、帝国主義戦争にむけて、軍備増強を中心に憲法改悪・自衛隊法改悪など戦時法体系の確立や「ソ連の威嚇」などによる拝外主義の鼓吹を強化しているが、大学における学生管理強化も、「防災訓練」の名の下に行われる治安訓練などと同じく、戦争にむけた国家総動員体制の一貫として行われているのである。 このような大学当局=文部省の攻撃に対し、学友会は一貫して反対し、闘ってきた。しかし、当局は学生部職員をつかい「赤レンガサークルをつぶす」といった恫喝や「BOXの使用は現状どうりであり使用規制をするつもりはない」などの目前的ごまかしを行い、学友会の団結を切りくずし、新BOX建設の真の目的をごまかしてきた。 しかし、新BOX建設が学生管理強化を目的としたものであり、それが戦争準備の一環であることが明らかになった現在では、これ以上一歩も当局の攻撃を許してはならないだろう。
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