岡山大学新聞248号 1979年12月15日
BOX闘争 謝罪文確認を迫る
学友会との合意を無視した強行着工を阻止す
BOX闘争は12月に入り、タイムリミットを理由に強行着工を計る大学当局=学生部の反動的攻撃と、それに対し断固として着工を阻止し、学生部の謝罪を勝ち取ろうとする学友会との間で緊迫した情況が続いている。
11月15日にBOX対策委員会で全会一致で決議された学生部への3項目要求(謝罪要求)に対し、学生部は11月21日の対策委で謝罪を拒否した。そして30日、学生部は対策委議長を呼び出し、学生部長、長堀金造名の「サークル共用施設新営工事について」という文書を渡し各サークルに配布するよう要請し、さらに12月からの強行着工を宣言した。
その夜ただちに学友会BOXに有志学生が集まり、断固として着工を阻止することを確認し、12月1日は寮生と共に早朝から建設予定地に桔集して着工阻止の体制を組んだ。
ここで学生の前に現われた学生係長を追及した結果学友会との合意無き着工を中止する事を確約させた。
この11月29日付けの学生部長文書は新BOX建設要求が77年度学友会総務委員会から出されたとしている点(この様な要望は一切なされていない)、及び78学友会総務委員会に対し当時の林学生係長が建設の際は学生と具体的内容について話し合う、と明言したにもかかわらず今になって「具体的内容について学生と話し合う事は事実上できません」と開き直るなど、極めて誤述、間題点の多いものである。
12月5日に開かれたBOX対策委員会で学生部長文書を全サークルが学生部に突き返し、徹回を要求する事、そして11月15日の謝罪要求決議にもとづく謝罪文草稿=確認書を制定し、学生部との団体交渉によって確認書を勝ち取る事が決議された。
12月8日5時より学生部次長交渉が行われた。団交の過程で確認書の内容についての学生部の合意を勝ち取る事ができた。
しかし確認書への暑名は評議会決定をタテに強固に拒否したため、実質的に確認書にかわるものとして学生部長文書の様なものを出せないのかどうかを追求した。
学生部は年度内着工のためには1月から設計を開始しなければならないと迫っている。
我々は学生部の(文字欠落)に屈するのではなく、謝罪の文書化を勝ち取った上でより良きBOXを建設させなければならない。今まで以上に学友会の団結を強化し、一刻も早く学生部に謝罪を文書化させ、学友会との合意に持ち来ませよう。
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