土曜日,さがみ湖リゾート プレジャーフォレストで開催された「リーボック・スパルタンレース2017」に参加してきた。あいにくの雨の中,全身泥まみれになり,いまだにあちこち筋肉痛だけど,楽しかった。
このレース,7月中旬にティップネス国分寺店店頭で「10月21日土曜日14時」「チームティップネス」ということで参加申し込みをした。ところがいろいろ手違いがあって,いったん10月22日日曜日出走で再度申し込み,ティップネス側で土曜日に切り替えてくれることになっていた。
10月中旬になって,レース事務局から公式サイトにアクセスして自分のBib(ゼッケン)番号や参加同意書を印刷するようにというメールが届いた。ところが,そこには22日出走ということで自分の名前が出ている。
店の担当者が21日出走でちゃんとやっておきますと明言したのだから,やっぱり21日にしてもらおうと。ただ,自分がいつもティップネスに行く夜間は事務局がやってないので,昼間に顔を出してレース直前,21日出走を確認してもらった。
さすがに20日,金曜日吉祥寺店でのスパルタンワークアウトはお休み。酒も飲まずにおとなしくく寝る。21日,目がさめると外は雨。土曜日曇りという予報は見事に外れた。
受付ではBib番号ごとに分かれているのだが,自分は日曜日の番号だから当然受付がない。日付変更だとか,Bib番号の印刷忘れたとか,例外があった人はインフォメーションに回された。ところが「システムがダウンしてます」ということでパソコンが使えず。その場で用紙に旧Bib番号と名前,連絡先,新Bib番号を書いてヘッドバンドや計測チップなどの入ったレースキットをもらって終了。
とりあえずティップネスのブースに行こうと,メインステージなどがある広場に行ったのだが,そこが一面の泥沼。5cmぐらいのぬかるみになっていて,歩くのも大変。GORE-TEXのミドルカットシューズを履いていたが,このまま歩き回っていたら足首から浸水するのは必至。さっさと更衣テントへ行ってレースウェアに着替えてしまった。どうせ靴は走り出せば泥だらけになるのだから関係ない。
このゲートを越えるのが最後の障害。ゲートの向こうがメイン広場。
ティップネスのブースに行って,チームティップネスのTシャツをもらおうとしたら,ここでも申し込み記録が無いという。でも,ごねることもなくオレンジ色のTシャツをもらうことができた。一般参加の人は荷物預かり500円取られるけど,ここは無料で預かってもらえるのもうれしい。ただ,レース中に装着しようと思っていたゴム引き手袋を預けてしまったのは失敗。国分寺店インストラクターの中西さん以外,知った人は見かけない。
14時前になると,スタート地点前はオレンジ集団が続々と集まってくる。「Who am I?」「I’m Spartan!」のコールで盛り上がる。
障害物は20個以上あっただろう。いきなり泥水が溜まった堀に入り,水の中を潜って塀の反対側に出るというのに驚かされた。
匍匐前進は,下が砂利で手が痛い。そして練習よりはるかに距離が長く,行けども行けども終わらないように思えた。ただ腰を上げないように注意するか,横に回転すれば鉄条網に引っかかることはない。
ロープを掴んで斜面を登るのは楽勝だったけど,頂上は3mぐらいの高さがあるので,落ちたら危ない。何しろドロドロ・ぬるぬるなので。
1.5mぐらいの高さに渡してある角材を乗り越えるのは,けっこうきつかった。普通にジャンプしたのではドロドロの角材で下半身が回ってしまう。マントリングというか,腕で身体をあげると,足が掛けられるようになる。3本あるので休みつつクリア。
バケツに砂利を詰めて200mぐらい歩くのは,腰が壊れた。調子にのって砂利を詰め込み過ぎたようだ。数日腰痛。砂利袋を担いで数百メートル往復は首に背負うようにすれば楽。前に抱えている人もいたけれど,あれは辛いんじゃないかな。
クリアできなかったのは丸い玉を担ぐの。40kgぐらいあるのだろうか。丸い上に泥だらけなのでまったく持てない。すぐ諦めて転がし,バーピー30回。ホールドがついた壁をトラバースするのも,足が滑って体力を消耗してしまい,あと1手というところ失敗。最後の方に出てきたロープだけで3m登るのはちょっとトライして諦めた。ロープを引いて重りをつり上げるのも,全体重かけてぶらさがっても,びくとも動かない。100kgあるのだろうか。
というわけでバーピー3桁。最後の方は腕立て伏せなんて無理で,しゃがんで立ち上がるだけでせいいっぱい。
一応,2時間ぐらいでゴールしたのだろうか。最後の1kmは山の中で渋滞してしまい,雨にうたれて震えていた。
ゴールしてからも大変。完走Tシャツとメダルをもらったけど,手が泥だらけでTシャツが汚れてしまう。そしてティップネスブースに荷物を引き取りに行く。ここではペットボトルの水が大量に配られ,簡易シャワーみたいにして頭や顔の泥を洗うことができた。チームティップネスで良かったよ。
ヘッドバンドのBib番号で当日の写真やタイムが検索できるというが,この番号は登録されてなく無効。
それでも足とか全部の泥を落とせないので,入り口近くにあるシャワーらしき列に並んだ。ところがこれがぜんぜん進まない。水道が一つにホースが1本だけしかない。それでも念入りに汚れを落としている人が多いようだ。ずっと離れたところに「シャワー」もあったようだが,1人2分とかで急かされたそうだ。ここも1時間ぐらい,雨の中で震えながら待って,ようやくたどり着いた。すでに17時をすぎていた。男子の更衣テントは満員となり,外で待ってようやく入れたが,テント内は暗くてよく見えない。ムンムンして汗臭いのだが,ずぶぬれの身体には暖かさがほっとした。
なんとか着替えてバスに乗り,中央線を乗り継いで国分寺まで。ティップネスでお風呂入って帰宅した。
このレース,設定は面白いしコースが泥だらけなのはお約束。だけど運営はなんとかして欲しかった。日程のこともそうだし,申し込んでから確認メールが来たのが開催2週間前。簡易トイレはかなりの数が並んでいたのは良かったけど,更衣テントは狭いし照明も無し。なによりメイン広場が泥沼というのでは,協賛企業のブースを訪れる気にもならない。
22日は台風接近でさすがに中止になってしまった。次回は来年の5月ぐらいにやるという。参加するかどうか分からないけど,運営側も経験積んでもうちょっとスマートにやって欲しい。