一昨年、杉の木を皆伐した景観の森。来年5月には大植林大会をやって広葉樹の森にする計画なのだが、斜面に枝や材が積まれたままになっている。最近は材出し作業に参加する顔ぶれも60代以上の数人に固定化しており、なかなか進まない。材を降ろし、植林できるようにしないとみんなの森の事業そのものが頓挫してしまう。というわけで危機感を抱いた園田さんの呼びかけがあったので、久しぶりに参加した。
つるつる温泉の駐車場に到着したのは10時前。ロードバイクの集団が動画の撮影をやっていた。ディレクターらしい人がいて、カチンコがあったりと割と本格的。カメラはEOSデジタル一眼レフのようだった。
ヘルメットをかぶり、腰にのこぎりをぶらさげて景観の森の中央部へ。作業道の奥の方には太い杉の丸太がどっさりと積み上がっている。これを少しずつ引き出して作業道に並べ、さらに入り口近くまで移動させる。
この丸太がとにかく重い。太さは40cmぐらいあるだろうか。2人がかりでやっと持ち上がるかどうか。長い材や太い材だと無理。ロープをかけたり、トチカンを打ち込んだりして動かした。とにかく、自分は重い材を持ち上げたり、ひきずったりする作業がまるでダメなことを実感した。学生時代に肉体労働のアルバイトをしてフラフラになっていた時代から変わってないようだ。足腰が弱いというのだろうか。
前半は日が照っており、かなり暑い。昼前ぐらいになると台風の前触れか黒い雲が出てきて涼しくなったけれど、ノドが乾いた。水筒の入ったザックを入り口近くに置いてきたので、途中で水分補給できなかったのは辛かった。
材の山を二つほど片付けたところで昼時。空模様がますます怪しくなってきたので撤収した。
森の家でハナとサキの出迎えを受け、豚汁の昼食。そして植林大会へ向けて、どうやって継続的に人を集めるか。その前段階としての10・21「山の中のサンマ祭り&枝降ろし大作戦」に100名結集させようと、いろいろ作戦を練り上げた。