08/19 冒険の森で岩場開拓

毎月第3日曜日はみんなの森の定例活動日。本当は三沢景観の森で材降ろし作業だったようだが、冒険の森では大人のボランティア講座による草刈り作業と、ヤマミチさんたちによる『森のサバイバル実験室2012』が。自分はこっそり岩場開拓で行ってきた。


冒険の森に着いたのは10時半ぐらい。三沢には誰もおらず、結局、みんな冒険の森で作業ということなったらしい。一番上の広場では『森のサバイバル実験室2012』で子どもたちが石を積み上げてカマドを作っていた。大人のボランティア講座のメンバーはその下、滝のあたりで草刈りをしていた。ぼくは先週手をつけた右端のルートを掃除することに。前回は大きなシャベルを持って行ったが、ちょっと邪魔だったので今回は小さなスコップを腰にぶら下げる。

開拓というのは、本当に泥だらけになる。岩を掃除する以前に積もっている土を落とし、根っこを引き抜かないと岩が出てこないのだ。スコップとワイヤーブラシをずっと握っているので、手が痛くなる。

ある程度岩が出てきたので、入り口に近い方から上部に回り、トップロープを垂らす。グリグリで確保し、降りながら掃除する。上の方も泥が厚く積もっている。今、ぼくらが普通にフリーで登っているゲレンデも、開拓時はこんな状況だったのだろう。

15mぐらいか、一通り掃除したところでボランティア講座のメンバーが昼食&自己紹介タイムだったので合流し、持参したパンを食べる。ボランティア講座で参加しているわけではないし、まったくの第三者でもないので微妙な立場(笑 スイカだけはごちそうになった。

みんなの森のスタッフから、岩場の開拓やるときはクライマー同士で誘い合って来てねと言われる。今日のようにすぐ下でみんなが作業していれば、事故があっ
たときにすぐ対応してもらえるが、まったく1人でやっていると、1週間後に遺体で発見・・・ということもありえる。だれか引きずり込まねば。

14時ぐらいにボランティア講座メンバーは撤収となったので、自分も登り返してロープを回収した。このルートは、下部は5.6ぐらいでボルトはいらない。
上部はクラックが伸びていてカムがばっちり決まる。クラックに入っている根っこを完全に取り除ければ、快適なルートになるだろう。