08/14 夏休みキャンプ&クライミング 2日目 小川山ソラマメスラブ

初日は運転疲れと酔いと寒さとあって20時ぐらいには早々に就寝。夜中、目が覚めると激しい雨音。タープが張ってあるから大丈夫だと安心していたら、横から雨が吹き込んできて、フライ無しのテントに侵入してくる。すでに寝袋が湿っぽくなっている。あわてて飛び出し、雨の中フライシートを張る。


さらにタープに雨水が大量に溜まっており、へたするとポールが倒れてテントやテーブルや椅子が悲惨なことになりそう。うちのタープは8本ものポールを使うので、雨のたまり場ができてしまうのだ。ポールを抜いて直接ロープで地面に引きつける。ちょうどヘキサタープみたいな形状にして雨溜崩壊を防ぐことができた。

14日は小川山金峰山荘前で神田さんと待ち合わせをすることになっていたが、みずがき山自然公園はauの電波が入らない。しかも何時に待ち合わせるか決めていなかった。天気が悪くても廻り目平へ行くしかないと考えていたらみずがき山自然公園の駐車場で神田さんとばったり。彼もぼくの携帯に連絡がつかないので、みずがき山自然公園キャンプ場に立ち寄った方がいいと判断したわけだ。右往左往せずに済んだので感謝。

テントサイトには、もう何年も前から故障して使えなくなっているバイオトイレがある。そこで宴会をやっているグループがいて、「何もあんなところで」と話していたら、ZCCの皆さんじゃないか。もっちん氏、おけいさんなどの声がしてきて気がついた。挨拶に行ったら、数日前から来ているメンバーは本日レスト。今朝着いたメンバーはモツランドでも行こうという。

天気が一進一退という状態で、ぼくらもどうするか迷ったけれど、だんだん晴れてきたので思い切って廻り目平へ移動。入ったところできんさんと遭遇。彼も本日レストとのこと。大日駐車場はガラガラだった。

雨も降ったことなので、西俣沢川の徒渉はパス。そこで屋根岩にあるソラマメスラブを目指すことにした。7年前、ヘルシーさんたちと一度来たことがあるが、当時はどこをどう歩いたのかまったく記憶にない。ただ、2峰からすごく悪い道を通ってソラマメスラブまでたどり着いたことだけ印象に残っている。

神田さんの道案内で、2峰には行かずにすんなりソラマメスラブに到達できた。さっそく7年前にトップロープを張ってもらってテンションかけまくりだった
「やわらかソラマメ」(5.8)をマスターオンサイトトライ。7年前の記憶は一切残ってないから「オンサイト」でいいよね。

次に石原君にフラッシングトライを狙ってもらったけれど、かなり苦労している。3ピン目から4ピン目まで行くのに、1時間半以上ぶら下がってトライしたけれど登れずに敗退。

その後、すぐ上にあるダンナ岩IIに移動し、「つるかめスラブ」(5.8)をみんなでトライ。ぼくはオンサイトマスタートライ狙いで1便目に挑戦させてもらう。下部の1ピンから3ピンぐらいが悪くて危なかったけれど、その先は緩傾斜にガバホールドばかりで楽勝。

またソラマメスラブに戻る。「ソラマメ」(5.9)にマスターオンサイトで取り付いてみたけれど、3ピン目から上が分からず、あっさり敗退した。神田さんはこの箇所は難なく突破したけれど、最後のボルトを越えて終了点直前でいきなりフォール。かなりランナウトしているのでビレイヤーはどうしようもなく、ただ神田さんがちゃんと後ろ向きにスラブを駆け下りてくれたのでケガせずに済んだ。これですっかりびびってしまい「回収お願いします」…

石原君はやわらかソラマメの2便目でも、同じ場所で苦しむ。右がダメなら左、左がダメなら真ん中といったように、いろいろ試してみればいいのだけど、使えるホールドが限定されているジムと、どこでもいいから好きなホールドを使って登ればいいという岩場の違いであり、場数を踏んで経験値を上げるしかないのだろう。

廻り目平を出て、ヘルシーの湯に入り、ナナーズで買い物をし、ふたたびみずがき山自然公園へ。今夜は料理人神田さんが腕をふるってジャージャー麺を作って
くれた。材料費は1人前300円とリーズナブルに、だけど調理と味付けにこだわって、いつもうまいものを食わせてくれる神田さんに大感謝だ。