10/30 太刀岡山 パンクスは封印しようかな

PUMP2常連のH沢さん、Tさんと5月以来、久しぶりに太刀岡山へ。6時に府中本町でH沢さんにピックアップしてもらい、6時10分ぐらいには国立ICから中央高速へ。車の量が多くて渋滞に巻き込まれたかとびびったが、順調に流れて8時半には岩場到着。まだ紅葉は始まっていない。小山ロックには松本の3人組、後から関西弁の男女ペア、男性二人組ぐらいで空いている。途中でマルチピッチをやっていた二人組が降りてきた。


まずは「ヤバイから逃げます」(5.10a)でウォーミングアップをするものの、下部のムーブがわからなくなり「テンション!」。ここは本当にいやらし
い。なんとかトップアウトし、小山ロックの上を歩いて「パンクス・イン・ザ・ダーク」(5.11c/d)にヌンチャクをかけながら降りる。ガバフレークが
はがれたあたりで、カムが決められないか試してみたけれど、クラックはなかったのであきらめる。核心部である5ピン目はヌンチャクを2連結、4ピン目には
スリング製長ヌンをかける。

次に宿題となっている「太陽が恋しい」(5.11a)をトライ。1便目は上部で左にトラバースするムーブがわからず、テンション・・・ 穴ホールドの縁が鋭く、かなり指が痛い。2便目は穴ホールドで経由して左カンテを取り、レッドポイント。Tさんは左カンテを使わずにいきなり終了点手前までデッドしていたが、ぼくはちょっと自信がない。

昼頃から雨がぽつぽつ降り出した。天気予報では夜から雨のはずだったが、早まったみたい。今年は何度天気予報が外れたことか。最初は降ったりやんだりだったが、だんだん雨量が多くて14時ごろには小雨状態になる。もっとも小山ロックは薄かぶりルートが多いので、壁は乾いたままだ。

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時過ぎにパンクス・イン・ザ・ダークへのトライを開始。ホールド欠落と関係ない下部のスラブで早くもテンション。すっかりムーブを忘れている。「足を信じ
て立ち込め!」だな。どうにか3ピン目まで到達するが、そこで立ち往生してしまう。楽勝だったガバホールドがすっかりなくなっていて、4ピン目をどうやっ
てクリップしたものか。崩落した後にわずかにカチやピンチ、ガストンで持てる部分が残っているので、これを使って足を上げ、ボルト右の薄カチでクリップ
か。フレッシュな状態ならば行けそうだけど、下部で力を使いすぎて持てず。スリングを掴んで無理矢理クリップ。もう少しで足をロープに入れてひっくり返る
ところだった。危ない危ない。

そして大問題なのは4ピンから5ピン目までのホールドだ。ガバが崩落して、ここにはまったく使えるホールドが無い。リーチがある人ならば、左上に手が届く
のだろうが、ぼくのリーチでは厳しい。雨もだんだん強くなってきたようなので、あきらめてスリングを掴んで身体を引き上げ、5ピン目にクリップ。

この先は、これまた昔のままのホールドのはずだが、すっかりムーブを忘れている。各駅停車でトップアウトし、ヌンチャクを回収。

腕も指も足もこのトライで完全に終わってしまったので、さっさとロープを畳んで撤収体制。他のグループも早々に引き上げたこともあり、我々も15時過ぎには下山を開始した。

中央高速は小仏トンネル手前25km渋滞だったので、さっさと都留から県道35号線へ。ところが相模湖で中央高速に再度乗ると、今度は調布ICから八王子
料金所まで18km1時間渋滞と。事故でもないのに信じられない。八王子ICで20号線に降り、日野バイパスを通って30分ほどで府中本町へ。八王子出口
から八王子バイパスを使えば、さらに5分か10分は短縮できたかもしれない。八王子バイパスは乗ったことがないので出口を知らず、もったいないことをして
しまった。

翌日は、前腕と大腿四頭筋がパンパンに筋肉痛。ちゃんとBCAA飲んで登ったのに、岩場の1トライでここまで筋肉痛になったのは初めてのこと。いかにハードなルートか。

パンクス・イン・ザ・ダークは3月の震災前に大きなガバフレークがはがれてしまい、むちゃくちゃ難しくなっている。垂壁カチが得意な人ならばどうにかなる
かもしれないが、今の自分には絶望的だ。これから太刀岡山に通うチャンスもあまりないだろう。Tさんがカリスマを狙っているので、それには付き合うが、パ
ンクスはとりあえず封印か。