夕方、横浜線鴨居駅近くにある花形ボクシングジムにおじゃました。もちろんぼくがボクシングをやろうというのではなく、ここに所属する小野心選手とPowerNaviのサポート契約をするためだ。小野選手といろいろ話をしてPowerNavi BCAAを渡した後、練習風景を見学した。
まだ18時と早い時間帯だったので社会人は少ないが、小学生から中年女性まで数人が黙々と練習している。そう、「黙々と」なのだ。クライミングジムやス
ポーツジムのようななごんだり、華やいだ雰囲気はない。試合同様、3分間のワンラウンド、1分間のインターバルがタイマーからの音で区切られる。その3分
間、選手たちはシャドーボクシングやサンドバックへのパンチを続けている。思ったよりジムは明るくてエアコンも効いていたけれど、やはり戦士たちの世界
だった。
その中でも小野選手の動きは、素人目にも違いがすぐわかる。腕の動きがとても素早いのだ。パンチを繰り出す時に素早いのは当然としても、出した次の瞬間に
腕を戻してガードの体制を作る。足はずっとフットワークをしたまま。休憩時間に小野選手は「BCAA飲んだけど、やっぱり苦かったです」と笑顔で語ってく
れた。花形会長も「小野がサプリ飲んで、調子が良くなって勝てれば、周りのボクサーもみんな飲むようになるよ」と。ここしばらく勝ちがない小野選手だが、
次の試合、10月1日の後楽園ホールではぜひ勝って欲しいもの。
花形ジムを出ると、外は雨が降り始めていた。だが、鴨居に来たからにはもう一カ所寄りたいところがある。小山田大がプロデュースしているボルダリングジ
ム・プロジェクトだ。道を間違えてちょっと遠回りしてしまったけれど、鴨居駅をはさんで15分ぐらいのところにプロジェクトがあった。ジムの前は駐車場に
なっていて、すでに車で満杯。スタッフの人に見学をしたいと告げ、スリッパをお借りしてボルダリングエリアに入った。
中も相当広い。PUMP2のロープエリアと同じぐらいあるだろうか。実際にホールドに触れなかったので難易度はわからなかったけれど、他のジムより数グレード厳しいそうだ。上級者が5級や4級でも落とせずに苦労するとか。
帰りは横浜線で八王子を経由して国分寺へ直帰した。かなり遠いので、ここに通うのは無理だな。