7/18　静かなマラ岩で「ブルースパワー」貸し切り　野辺山で道迷い

廻り目平キャンプ場は快晴。今日も暑くなりそうだ。8時半ごろにテン場を出発する。ゴン助さんが一度も行ったことのないという、マラ岩に向かう。左足太ももの痛みは消えていないが、どうにか歩くことはできる。

西俣沢の渡渉。このあたりは靴を履いたまま、岩を飛び移っていけば渡れるが、普段よりは水が多い。最後の方で右の靴に浸水させてしまった。9時ぐらいにマ
ラ岩到着。ミキちゃんとK野さんが「ロッキーロード」をトライしているだけで、誰もいない。連休中なのにこんなこともあるんだ。

Mさんが「川上小唄」をマスターオンサイト。ゴン助さんもフラッシュ。

その後、「レギュラー」（5.10c）を登ろうと思っていたら後続パーティが取り付いてしまったので、「イレギュラー」（5.10d）を登る。途中でテン
ション入ったけれど、以前よりはやさしく感じられる。多少は上達したのだろうか。「イレギュラー」の終了点から左にマラ岩の頂上をトラバースし、「ブルー
スパワー」（5.11c）にヌンチャクをかけながら降りた。3ピン目のちょっと下、クラックにはフレンズをセット。ここが今日の目標ルートだ。

ブルースパワーはスタートが絶壁に手を着いてからなので、足下を見るとものすごく怖いが、下部は難しくない。思い切って足を後ろの岩から離せばいい。そし
て3ピン目まではホールドも豊富だし、傾斜が寝ているのですたすたと登れる。問題はここからだ。

まめカチを左手でガストン持ちし、右手はアンダー。左右の足を上げていって、ヌンチャクの下にある薄いカチを取る。右足をハングに上げ、ヌンチャク横の
ホールドを取ろうとするのだが、両手が動かせない。テンションかけながら何度かトライしてみたが、進めそうにないので下ろしてもらう。

2便目も同じ場所で行き詰まる。足が効いてないから手を離せないのだ。しばらくもがいたけれどらちがあかず、右のレギュラーのラインを使って上に回って4
ピン目にクリップ。その後もヌンチャク掴みながら上がったけれど、終了点前、カンテがうまく使えず、これまた敗退。

たっぷり昼寝して、4時過ぎに最終トライする。昼間はカンカン照りだったマラ岩も日陰となって状態も良くなっている。3ピン目は、右足をハングに上げ、左
足を切ったところ右足がすごく効いてバランスが取れ、右上のおにぎりホールドを掴むことができた。ただ、暑さでぬめっているのか、甘いなのでクリップまで
は耐えられず、ヌンチャクを掴んでしまった。どうやらその上のカチまで進んで腰クリップが正解のようだ。

最後のヌンチャクからは、ゴン助さんの「思い切って足を上げていって」の声に励まされ、足を上げていくと登れる。ちょっと上がるとカンテの左奥にいいク
ラックがあり、これを使って上がればもう終了点。やっとトップアウトできた。

Mさんは2泊するというので、ぼくとゴン助さんはこれで小川山を後にする。

いつもは双葉SAで夕食だが、たまには野辺山の「ピクニック」というレストランに行ってみようということになった。ところが、中は子供会かなにかの貸し切
りで一般営業はしていない。141号線の清里近くにある中華レストランがお勧めというので、そのまま八ヶ岳高原線沿いの道を進む。途中で右に回れば良かっ
たようだが、勘違いして直進すると、いつまでたっても141号に合流できない。

やがて道は細くなり、だんだん高度も上がってくる。どうやら山の中に迷い込んだようだ。ところどころ民家はあるものの、現在地がはっきりしない。現在地が
南牧村であることは分かっているが、車に積んであるロードマップは関東広域版で、野辺山付近はおおざっぱな地図しか載っていない。「清里方向」と書かれた
看板を信じて進むと、ぎりぎり1台通れるだけの山道となり、やがて元のところに戻ってきてしまった。

そういえば携帯電話のEZナビウォークがあるじゃないかと、いうことでどうにかこうにか脱出路を発見し、141号にたどり着いた。どうやら南牧村の南端、
清里にすぐ近い平沢で迷っていたようだ。残念ながら141号線沿いの中華レストランにたどり着いたら閉店時刻の21時。

結局、須玉IC手前のガストで夕食となった。入る前に表示板を見たら小仏トンネルから談合坂まで30kmの渋滞だという。ガストでのんびりして、22時す
ぎに中央高速に乗ったのだが、渋滞はぜんぜん短くなっていない。普段なら遅い時間になれば渋滞がどんどん短くなるのに、3連休の中日だから、みんなもゆっ
くりしているのだろう。

大月ジャンクションで富士吉田線にそれ、都留ICで降りて禾生から県道35号線に。いつもは相模湖手前で国道20号線に出るのだけど、この状態では20号
線、大弛峠も渋滞していそうだ。相模湖の方には行かず、途中から県道76号線に入り、青根で道志みち県道413号線に。ここからは慣れたコースなので三ケ
木、津久井湖を通って橋本～多摩境～多摩ニュータウン通り。ゴン助さんの帰りの電車はすでに終わっていたので、駅前の自転車置き場まで送り届けて解散。自
宅に戻ったのは1時過ぎだった。