塩川ダムの駐車場で目を覚ますと雨が降っている。テント泊にしなくて良かったけれど、慣れない車中泊のせいか、たっぷり寝たのにやたら眠くて身体が重い。それでも瑞牆のカンマンボロンに向かうことにする。今号のロック&スノーで紹介されている、新しいエリアだ。
土曜日にヘビークライマーきんさんが登って、ホールドを3個壊したそうだが。
まず、植樹祭広場の駐車場に行くと、ひらひらさんたちが朝食を取っていた。前日、彼女たちと一緒に登っていた静岡の510さんが、パートナーが引き上げて
しまったので一緒に登りたいと。ぼくらはエリア自体初めてだし、印刷されたトポを持ってないので願ってもないこと。3人で登ることにする。
遊歩道をしばらく歩き、「危険」と書かれた旧登山道に入っていく。ここからけっこう急坂を30分。いくら山登りをさぼっているからと言っても、あまりに身
体が重い。最近は毎朝のように5、6km走っていて、国分寺の坂も駆け上っているのに。
樹林帯の中を登って、いきなり大岩壁が現れた。これがカンマンボロンか。510さんの解説を聞きながら、雨でも登れるという砂のエリアを目指す。
登ってきた側から正面壁側へぐるっと回り込んだところに砂のエリアがある。上が大きくハングしていて、雨もほとんど降り込まない。ただ、問題は一番易しい
ルートが11cだということ。アップには厳しいが、テンションかけながら登ればなんとかなるだろう。
まず、ヤマダさんが「ボロンボロン」(5.11c)にマスターオンサイトで取り付く。最後の8ピン目、乗り越すところが難しいようで、ヤマダさんもフォー
ルしてしまう。
次にぼくが登ったが、ボロボロ。2ピン目から先は右のスラブにスメアして登るようだが、ここが濡れている。とても足を置く気にならない。左のクラックはび
しょびしょで、触ると崩れる状態。とにかく、開拓されて間がないため、風化した表面がまだ残っており、下手に触るとボロボロ崩れてくる。苔や崩れる箇所
は、要するに使うべきホールドではないということなのだろうが。
なんとかテン山で8ピン目まで到達したが、そこまで。一度は上のホールドを取って足を上げることができたが、その上まで行けずに敗退した。
ここで、腰痛が出てしまった。車中泊が悪かったのか、ボロンボロンで変な姿勢をしたからだろうか。ヤマダさんがレッドポイントした2登目で腰の違和感が出
てきて、次にぼくの2便目で確定。乗り込む姿勢で腰に激痛が走り、乗り込めない。6ピン目でおろしてもらった。結局、この日のクライミングはこの2本で打
ち止め。後は休憩とビレイに徹した。
夜は増富温泉で湯治? あまり効果はなかったようだが・・・
ヤマダさん ボロンボロン RPおめでとう
510さん 砂の器 RPおめでとう
masaru氏が カンマンボロンで ボロンボロン 牧え
腰痛お大事に。