鈴木牧えさん、T内さんと名栗・河又でクライミング。河又は2月に行ったきりなので、8か月ぶりだ。
鈴木さんはT内さんの車で来るというので、ぼくは単独で名栗へ向かう。出発が予定より30分ぐらい遅れてしまったが、ちょうど予定していた9時に名栗湖の駐車場で落ち合えた。駐車場は満杯だったが、ぼくらが岩場に着いた時点でクライマーは2組目だった。その後、何組か到着してトータル10数人。湿っているところ、染み出しているところもあったが、ほとんどのルートは問題ない。
まずは「いきのいい奴」(5.10a)でアップ。その後、鈴木さんがシュテファンフェイスの「リクルートドラゴン」(5.12a)を登りたいというので、3人でそちらに移動。この岩、以前見たことはあるが、実際に登るのは始めて。
小手調べということで、★がついている「藤娘」(5.10c)をトライする。1ピンはプリクリップしてスタートする。1ピン目まではさほど難しいところもなかったが、そこから先が悪い!!
右手でアンダーフレークを取り、左手で上のホールドを探ったのだが、カチは薄くて持たないし、その上のホールドは甘くてどこをつかめばいいのか見
当がつかない。2ピン目は下からかけるのは諦め、チョンボ棒を引き上げてプリクリップ。いろいろムーブを試したが、埒が明かないので、ゴボウで核心部を抜ける。その先はガバガバで終了点まで楽に行ける。
2便目、ズルをしないで登ろうとしたが2ピン目まで到達できずに敗退する。
3便目、ハングドッグしながら核心部のムーブをいろいろ探ってみた。右手アンダーで、パツパツになるけれど左手で上の甘めホールドを取り、右足をうんと高く上げ、身体を振って左足を上げ、テラスのガバを取る。これで2ピン目がクリップできるはず。
4便目、これまで1ピン、2ピンはプリクリップして登っていたのだが、ロープを抜いてしまったので登りながらクリップする。1ピン目はもともと
ノーテンだったから自信はあったけれど、2ピン目は核心部でランナウトした状態でクリップするので、怖い。だけど、このときはプリクリップせずにすんなり
核心部を越えられ、ガバまで行ってクリップできた。これでようやくレッドポイント。
最後にコウモリ岩に戻り、宿題となっている「モスグレイハウンド」(5.11d)をトライ。夕方だったし、雨が降ったりしてモチベーションがイマイチだったけれど、とりあえず1便は出してみようと。
1ピン目から強烈な前傾に圧倒され、ボロボロ。結局、チョンボ棒でプリクリップしながら上に進む。最後のボルトから終了点へ。楽勝だと言われながらどうやっても抜けることができず、時間切れで敗退。鈴木さんに回収してもらった。手が切れる(血が出た・・・)鋭いガバホールド、磨り減って丸くなり滑りそうなスタンス。まさに河又らしいルートだ。
久しぶりの石灰岩、久しぶりの前傾壁は強烈。これから勘を取り戻さないと。
コウモリ岩:「いきのいい奴」(5.10a) ○
シュテファンフェイス:「藤娘」(5.10c) ×××RP
コウモリ岩:「モスグレイハウンド」(5.11d) ×
モスグレイ
まっすぐ登っちゃ
あきまへん