夜中はけっこう雨が強く降っていて、ダメかと諦めていたが朝起きたら晴れており、地面はすっかり乾いている。これはクライミング日和だ。ただ、渋滞
のことを考えると早めに引き上げたいので、あまり遠いエリアまで足を伸ばしたくはない。そこで最近公開されたストリームサイドエリアに行くことにした。
テン場を撤収し、車を大日駐車場に回す。篠崎さん、ガメラさん、まり。ちゃん夫妻などと遭遇し、挨拶している横をオビ君らPUMPスクールが登っていく。
ちょうど篠崎さんがガメラさんにストリームサイドってどうなのかと訪ねたので横で聞いていたら、日陰で湿っぽく、あまり小川山らしくないという。ちょっと迷ったが、やはり一度のぞいてみようということでストリームサイドを目指す。
ゲートを出て数十メートル歩くと右側に「しゃくなげ遊歩道」入り口がある。ここで舗装路を離れて林の中を下っていく。しばらく行くと広場があり、左に車が入ってこられる村道(未舗装)を1分ぐらい歩き、また右側にしゃくなげ遊歩道の看板があるので、そこを入る。
トポには5分ぐらい歩いたところというので、どんどん歩いていったら舗装路に出てしまった。この舗装路は川端下から大弛峠へ行く道。かなり行き過ぎたので引き返す。西股沢沿いを注意深く探したら、目印となる丸太橋を発見できた。結局、広場から1分ぐらいのところだった。
丸太橋を渡って対岸に行くと、すぐにストリームサイドに到着した。
たしかに、下のエリアは木陰で湿っぽく、苔むしている。
とりあえず左端の「マリリン」(5.9)でアップ。K室さんが裏側のバックストリームサイドエリアを探索にしに行ったが、そこも日陰であまり快適ではないという。
メインエリアの2階に上がってみると、そこは気持ちのいい場所だった。木漏れ日が適当にさすし、風も抜ける。マラ岩みたいな雰囲気だ。午後は日差しが強くなり、まぶしいほどだった。
三つ星が着いている「Love or Nothin’」(5.10a)をフラッシング。続いて同じく三つ星ルートの「ピットタッチ」(5.10c)をマスターオンサイト。10aとどこが違うのだろうかという感じで、すごくお買い得。
ところが、その後で二つ星が着いている「鵯漏斗」(5.11a)にマスターオンサイトで取り付いたら、スタートでつまづく。出だしがカチの連続
で、怖くてクリップできない。左に立ち込めばクリップはできるが、その先が続かない。あれこれやっているうちにフォール。しかも上部でルートを間違えてし
まい、ピットタッチのハンガーにヌンチャクをかけてしまい、ロープが屈曲。
2便目はホールドも分かったので、下部も上部も苦労することなくレッドポイントできた。
ここで14時。みんなも目的ルートはだいたい登ったので、撤収する。
帰りはナナーズで地元産のレタスや川上そばなど食材を買い込む。家へのおみやげは1.8リットル入りの信州ワイン。
中央高速の渋滞が心配だったし、NHKのニュースでは「40km渋滞」などと言ってたが、実際には小仏トンネルから19kmの渋滞と、普段の日曜日程度の渋滞で拍子抜けしてしまった。
小川山のキャンプお楽しみで何より。
ストリームサイドに来たなら
やはり「アカマンマ」でしょう。
登ればあなたも12クライマー!
> 鈴木牧えさま
「アカマンマ」でグレード更新はしない方がいいという記事も読んだことがあります。とりあえず、「ノースマウンテン」で12クライマーめざします。