2/28 相変わらず黒山賛歌は登れず、岩場で訃報を受け取る

07年12月以来となる聖人岩。今回ははじめてクラハイのエミちゃんとやって来た。

エミちゃんは腕の手術をしたので、ゆっくりとクライミングリハビリ中。5.10aがやっとな状態なので、やさしめルートが多くいところで、なおかつまだ行ったことがない聖人岩を希望する。ぼくも聖人岩は「黒山賛歌」(5.11b)がずっと登れず宿題となっているので、ぜひ行ってみたかった。

6時半に谷保駅で待ち合わせ、のはずが着いてみるとメールが入っていて「寝坊したので30分遅れます。ごめんなさい」。


駅前のコンビニで買い物とトイレを済ませ、谷保駅を出発したのが7時20分ぐらい。聖人岩取り付きへの到着は9時半ぐらいだった。途中の道路は空いていた。

岩場は誰もいなくて完全貸切状態。途中、大きなザックを背負った男性が一人でやってきて、しばらく眺めてまた帰っていったが、ハイカーだったのだろうか?

天気はあまり良くなかったが、どっかぶりの聖人岩ではほとんどのルートが問題なく登れる状態。

ぼくは、ずっと宿題になっている「黒山賛歌」(5.11b)にとりかかろうとして、家からのメールに気がつく。

この4ヶ月、抗がん剤治療を続けてきた猫の「ふゆ」が今朝、息を引き取ったというのだ。享年13歳。腫瘍は消え、一時は自分でドライフードを食べるところまで元気になったのだが、2月になってからは流動食を少しずつしか食べなくなり、それも時間をかなり空けないとすぐ吐いてしまった。数日前からは布団や床におしっこを垂れ流してしまうようになり、足取りもフラフラ。それでも金曜日午前中の検診では切羽詰った異常はなかったので、安心してクライミングの予定を入れたのだ。

最後の最期、看取ってやれなかったことを後悔した。朝出かけるとき、顔を見てくれば良かった。ぼくの誕生日が彼の命日になってしまったのは、その罰だったかもしれない。

エミちゃんは心配して、すぐ帰りますかと言ってくれたが、今から帰ってもしょうがないし、葬儀は翌日ということになったので、そのままクライミングを続行。

「黒山賛歌」は07年5月3日に始めて触って、そのときはテン山かつ3ピン目で敗退。その次は12月2日に4便出して登れず、12月8日もボロボロで終わっている。

で、今回もやはりまったく進化なし。
1便目はヌンチャク掛けだからテン山なのはしょうがないとしても、2便目も3便目もムーブが定まらない。
特に2ピン目をクリップしてから右上のフレークを取り、左のアンダーガバを取るところと、5ピン目をクリップしてから右上の1本指ポケットで耐えて足を上げ、左のクラックを取るところ。
毎回迷ってしまい、一度できたムーブができなくなることも。

とにかく、超苦手系ということだけはわかった。カチが苦手、細かい頭脳的ムーブができないということなのか・・・

エミちゃんは「痒い霜焼け」(5.7)と「ティー・タイム」(5.8)をマスターオンサイトし、「ダイエット・シェイク」をフラッシング。おめでとう。
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