インドヒマラヤ・ナンダデビ山郡カランカ北壁初登、チャンガバン北壁登攀をめざしていたGIRI GIRI BOYS インドヒマラヤ登山隊2008(佐藤裕介、一村文隆、天野和明)ですが、3名とも無事に下山し、天野さんが一足先に帰国しました。
予定では9月上旬カランカ北壁、中旬からチャンガバン北壁ということでしたが、まったく情報が入ってこなくてずいぶん心配しました。
さらに先日はヒマラヤクーラカンリで日本人3名が雪崩に巻き込まれて死亡するという事故もあったし。
天野さんからのメールでは、
壁の上部で嵐につかまり、途中からは1食ビスケット1枚のみ、最後は固形物なしのスープ1杯を3人で回し飲みのみといった状況で脱出といった感じでベースにたどり着きました。 まあそうはいっても楽しく、これまでの成果が出せたクライミングでした。手、足、頭ともに無事です。 その代り、予定よりも大幅に消耗してしまったため、第2目標のチャンガバン北壁には手もつけずじまいでしたが・・・、満足いくクライミングでした。 |
ということで、かなり過酷な状況であったようですが、最大の目標であったカランカ北壁初登が実現できたとのことです。
ただ、クーラカンリで遭難した3名中2名、加藤さんと有村さんは天野さんとICI石井スポーツで同僚。急遽チベット入りを目指したけれど、ビザなどの関係で断念し、先発帰国となりました。
残る二人、一村さんと佐藤さんも今週前半には帰国とのことです。