湯川でクラッククライミング

金曜日の夜、A山さん、GAIDAさんと廻り目平へ。下のキャンプ場はほとんど貸し切りとなっており、上の駐車場もけっこういっぱい。真っ暗な中うろうろして、きたない大岩のちょっと先に車を停め、その土手を上がったところにテントを張る。
土曜日の朝、天気はあまり良くなく、時折ぱらつく。どうしようかと思案した結果、北の方が天気が良さそうだということなので湯川の岩場に向かう。


廻り目平からだとナナーズの角を曲がらず、ずっとまっすぐに走って1時間ぐらいだろうか。
林道に車を停め、ちょっと上がったところに岩場がある。アプローチは短いけれど、刺だらけの草がはびこっていて、足や首をひっかかれる。
ここは基本的にクラックの岩場。当然ながらぼくはリードできないので、トップロープを張ってもらって登ることに。
まずは右壁の「台湾坊主」(5.9)。クラックというよりフェイス的というか、凹角になっていて登りやすい。無事にレッドポイント。
次に二つ星の「コークスクリュー」(5.9)。GAIDAさんにトップロープを張ってもらい、登るがぜんぜんダメ。同じ5.9でもこちらはよりクラックらしいクラック。下のほうで何度もテンションしてしまう。途中まで行くと右のカンテが使えて、割と楽に登れる。
これをロワーダウンして、本当は最後にA山さんがトップロープで登るはずだったのを、いつもの癖でついロープを抜いてしまう。A山さんは激怒。
ひたすらゴメンナサイ。GAIDAさんも「リードしてみたら」とアドバイス。で、A山さんがリードしたらさっさとレッドポイントしてしまい、結果オーライになる。
その後、右壁に戻って「デゲンナー」(5.8)を登るが、これまたテン山。
まだまだハンドジャムの決める感覚がつかめず、ずるずる落ちてきて、あわてて岩を掴んでしまおう。そのために無駄に疲れてしまうようだ。こればっかりは経験不足でどうしようもない。
クライミングの後は「灯明の湯」に立ち寄り、温泉につかって夕食を。温泉に入ると疲れが取れて気持ちいい。
ここを出たのが19時半ごろ。ビールと明日の食料を求めてナナーズに向かうが、ふと「ナナーズは何時までやっているんだっけ?」と。開店時刻はわかっているが、閉店時刻は確認してなかった。20時までではないかということで、すっ飛ばす。到着してみたら21時までだった。
夜はザーザー降りになったので、一番大きいぼくの3人用テントに集まってしばし宴会。22時ごろ就寝。