駒沢オリンピック公園屋内競技場で開催された第13回ボルダリングジャパンカップの準決勝戦・決勝戦に行ってきた。PowerNaviでサポートしている村井隆一選手が大活躍の準優勝,石松たいせい選手が4位入賞と奮闘した。女子も野口啓代選手が返り咲き優勝,彼女に肉薄する中学生森秋彩選手の白熱の登りと,いい試合を見ることが出来た。
会場に着いたのは準決勝戦後半の11時前。最初勘違いして体育館に直行したらアーチェリーの試合やっていた。屋内競技場はそのさらに先300mぐらいのところにあった。うろうろして10分ぐらいロスしたか。1階アリーナは空いて無さそうなので,まっすぐ2階席に回った。残念ながらサポートしている本間大晴選手は予選を通過できず,準決勝に進んだ渡部圭太選手の出番はすでに終わっていた。
昨年のBJCではカメラの持ち込みでJMSCAともめたが,今回は公式サイトで事前にデカデカとカメラ撮影禁止と出ていたので,一眼レフは持参せず。コンデジはいつもバッグの中に入れたままだけど。
準決勝では女子が森秋彩,野中生萌,野口啓代,谷井菜月,伊藤ふたば,尾上彩。男子は藤井快,楢崎智亜,原田海,石松たいせい,杉本令,村井隆一が上位6位に入って決勝へ進んだ。女子はなんと6人中3人,森,伊藤,谷井が中学生。低年齢化が恐ろしい。
準決勝と決勝の間,昼休みが3時間近くあるので駒澤大学駅まで行って松屋で牛丼の昼食。さらに駒沢オリンピック公園の中をぐるっと散歩してみた。晴れてて気持ちいい。
13時過ぎに競技場に戻り,アリーナ席の後方に陣取る。前の方に渡辺数馬君,沙亜里さん,風馬君一家がいたので,ご挨拶。2人とも予選通過ならなかった。もの凄く課題が難しくなっているという。
さて,14時過ぎに場内が暗くなって決勝戦が始まると,あたりがざわざわ。すぐ後ろの席に荷物を置いて場所取りしていた人が,荷物が無くなって席を取られたと騒いでいる。いつもPUMP2で顔を合わせるSさんら,ボランティアスタッフが来て,席を取られたという人と取ったという人の仲裁にはいるが,どうやらチラシみたいなものを置いていたようだ。暗い中では荷物と認識されなかったのではないか。自分の右隣は紙袋と応援用バルーンでしっかり確保していた。取られたという人は座ってもずっと「人の席を取っておいて・・・」とか文句を言ってて,ちょっと興ざめだった。指定席にすればこういう問題はなくなるだろうが,発行システムの負担は増えるだろう。2時間以上,荷物で場所を確保できるというのは幻想じゃないのか。
決勝戦では野口選手が4課題全完登と,抜群の強さを発揮してぶっちぎり優勝。第4課題を最後の1秒クリアしたときは,本当に感動した。それ以上に会場を沸かせたのは14歳の森秋彩選手。第4課題だけ完登できなかったが,年齢は野口選手の半分,身長も10cm近く小さい。2,3年前から各地のコンペで活躍してきたが,今年は爆発しそうだ。年齢制限でまだワールドカップや2020東京オリンピックに出場できないのは残念。
男子は2連覇中の藤井快選手と初決勝戦の村井隆一選手がともに3課題完登。1アテンプト差で藤井選手が3連覇を達成したけど,村井選手は大躍進だ。彼は岩場でも難課題をどんどん登っており,アウトドアでもコンペでも日本を代表するクライマーと言えるだろう。
閉会式で,平山ユージさんがJMSCA副会長として挨拶したり,スタッフほぼ全員をステージに上げて紹介したのは良かった。