ここ数年,1年で最初の登山が12月30日ごろ,つまり年に1度しか登ってない。ところが今年は金曜日になって突然,「明日は高尾山から陣馬山を縦走してみよう」と思い立った。調べたら陣馬山からバス停も藤野駅もけっこう距離がある。疲れてないスタート時なら藤野駅から歩けそうなので,藤野~陣馬山~高尾山を歩くことにした。
朝6時ごろに眼が覚めたので,だらだらとパッキングする。単独だし近場だから時間はあまり気にしなくて良い。
現地の天候がよく分からないが,雪が残っていることも考えて軽アイゼンをザックに詰めた。靴は重い革登山靴,ゴローのS8。
国分寺から中央線に乗り,高尾でちょうど甲府行き各停が停まっていたので乗り換える。小仏トンネルを越えると景色が一変し,山は真っ白。雪は降ってないけれどうっすらと積もっているようだ。8時33分藤野着。
8時48分,歩き出す。線路沿いに高尾方面にちょっと戻り,踏切を渡って進む。すぐにトンネルに出くわす。この上が中央高速のようだ。1車線の狭いトンネルだけど明るく,気持ち良い。同じ方向に進むハイカーが数人。
トンネルを抜けてひたすら車道を歩く。木に積もっている雪がパラパラと降ってくる。
9時13分,陣馬山登山口バス停到着。コースタイムは30分のところを26分で歩いているので,ちょうど良いタイムというところか。
ここから右に折れてさらに車道を歩く。20分ほど進むと分岐に出くわす。左に進めば栃谷尾根経由陣馬山,右に進めば奈良子尾根経由陣馬山だ。栃谷尾根経由の方がちょっとだけ近いのと,藤野からだと一般的なルートらしいので左に。
山里の中を歩いていく。ところどころに野菜などの無人販売所があったりするが,シーズンオフなのか,めぼしいものは置いてなかった。「猪ワナ有 立入禁止」の立て札も。
結局,途中で休憩するような開けた場所も無く,一度も休まずに陣馬山山頂まで登ってしまった。水を飲まずに来たのはまずかった。
11時4分,陣馬山山頂到着。ここまで2時間16分。
太陽が南中していて,まぶしい。
陣馬山は中学校の遠足で登ったが,それ以降来たかどうか定かではない。もしかしたら45年ぶりということだろうか。山頂がどんなだったか記憶に無いけれど,白馬像はしっかり立っていた。写真がなぜかにじんでしまった。
山頂は広く,何軒か茶屋が並んでいる。
どピーカンで関東平野が一望できる。高川山などと比べて東京に近い,というか都内だからスカイツリーや新宿高層ビル街もはっきり見える。残念ながら富士山は上の方が雲に隠れていた。
少し休憩し,11時28分スタート。
下り斜面で日陰だと雪が凍っていて滑る。積雪は2,3センチ程度しかないけれど,それでも滑る。アイゼンを履いている人もいたけれど,出さずじまいだった。
ただ,足が吊ってしまった。陣馬山山頂をスタートして10分ぐらいだろうか。階段を上がろうとしたら左足太ももから膝にかけて,内転筋が引きつった。スポーツジムでもも上げジョギングとか,ランジとかやっても吊ったことないのに。たぶん,慣れない登山靴の重さに負けたのだろう。
しばらく道の端で固まって悶絶していたが,歩かなければ帰れない。だましだまし足をあげ,山道を進んだ。そのうち左足の痛みは治まったが,今度は右足の内転筋が吊った・・・ 今回はポールを持ってきて無かったが,運良く杖になるような小枝が落ちていたので,それを使う。誰かがここまで杖代わりにしてきたのだろう。
奈良子峠,明王峠,堂所山を経由して景信山山頂に。
景信山山頂も東京方面の見晴らしが素晴らしい。東京UHFコンテストの日だったので,無線やっている人がいた。山頂でイヤホン使わずにスピーカーから「CQコンテスト」を流すのはどうかと思うが。
景信山を出発し,小仏城山方面へ。景信山を下りてすぐのところに分岐があり,左に折れていく人がけっこういたが,地図には何も載ってないので,そのまま小仏城山方面へ進む。
小仏城山の山頂には高尾山名物である天狗が鎮座していた。
一丁平からは丹沢方面の見晴らしがいい。
最後のダラダラした上り坂がきつかったけど,高尾山山頂到着。
高尾山頂はいる人たちの雰囲気が他の山とぜんぜん違う。ハイヒールこそいないけれどスカートの女性もちらほら。ケーブルカーで上がってきて,山頂を散歩してまたケーブルカーで帰って行くのだろう。
下山コースがよく分からなかったが,どれも1号路に合流するようなので,1号路を歩く。この道は登山道ではなく参道なので,石畳で舗装されていて広い。
でもほとんどの人はケーブルカー駅まで。自分はケーブルカー駅の横を過ぎて高尾山口を目指す。ところがしばらく歩いたら金比羅台園地の先で右方向高尾山口駅,左方向高尾駅という分岐に出くわした。高尾駅まで直接行けるなら,わざわざ一駅だけ京王線に乗る必要もない。
ところが,ここから先がきつかった。道はいきない1m幅ぐらいの山道となる。だんだん日が暮れてきて心細い。かといってヘッドランプを付けても役に立ちそうにない薄暗さだ。下はダートなので,雨の後だとぬかるんで転びそう。
それでも20分ぐらい歩くと民家が出てくる。ろくざん亭の横を通るともう市街地だ。すぐ甲州街道に遭遇する。ここから車道を15分ぐらいで高尾駅到着。何かお土産を買おうかと思ったが,カフェぐらいしかなかったので断念。そのまま中央線に乗って帰路についた。
交通費:国分寺~藤野 583円 高尾~国分寺388円 合計971円
今回,スマホにYAMAPアプリをインストールしてログを取ってみた。途中で本体のバッテリーが少なくなり,モバイルバッテリーを使わなければならなかったけど,コース,高低差,時刻などが細かく記録されて便利だ。
脚が痙った原因として,靴の重さを疑ってみた。革登山靴であるゴローS8は1足2,2kg,これに対してファイブテンのキャンプフォーは800g。3倍近い重さがある。足首にパワーアンクレットでも巻いて鍛えるか。
現地の天候がよく分からないが,雪が残っていることも考えて軽アイゼンをザックに詰めた。靴は重い革登山靴,ゴローのS8。
国分寺から中央線に乗り,高尾でちょうど甲府行き各停が停まっていたので乗り換える。小仏トンネルを越えると景色が一変し,山は真っ白。雪は降ってないけれどうっすらと積もっているようだ。8時33分藤野着。
8時48分,歩き出す。線路沿いに高尾方面にちょっと戻り,踏切を渡って進む。すぐにトンネルに出くわす。この上が中央高速のようだ。1車線の狭いトンネルだけど明るく,気持ち良い。同じ方向に進むハイカーが数人。
トンネルを抜けてひたすら車道を歩く。木に積もっている雪がパラパラと降ってくる。
9時13分,陣馬山登山口バス停到着。コースタイムは30分のところを26分で歩いているので,ちょうど良いタイムというところか。
ここから右に折れてさらに車道を歩く。20分ほど進むと分岐に出くわす。左に進めば栃谷尾根経由陣馬山,右に進めば奈良子尾根経由陣馬山だ。栃谷尾根経由の方がちょっとだけ近いのと,藤野からだと一般的なルートらしいので左に。
山里の中を歩いていく。ところどころに野菜などの無人販売所があったりするが,シーズンオフなのか,めぼしいものは置いてなかった。「猪ワナ有 立入禁止」の立て札も。
結局,途中で休憩するような開けた場所も無く,一度も休まずに陣馬山山頂まで登ってしまった。水を飲まずに来たのはまずかった。
11時4分,陣馬山山頂到着。ここまで2時間16分。
太陽が南中していて,まぶしい。
陣馬山は中学校の遠足で登ったが,それ以降来たかどうか定かではない。もしかしたら45年ぶりということだろうか。山頂がどんなだったか記憶に無いけれど,白馬像はしっかり立っていた。写真がなぜかにじんでしまった。
山頂は広く,何軒か茶屋が並んでいる。
どピーカンで関東平野が一望できる。高川山などと比べて東京に近い,というか都内だからスカイツリーや新宿高層ビル街もはっきり見える。残念ながら富士山は上の方が雲に隠れていた。
少し休憩し,11時28分スタート。
下り斜面で日陰だと雪が凍っていて滑る。積雪は2,3センチ程度しかないけれど,それでも滑る。アイゼンを履いている人もいたけれど,出さずじまいだった。
ただ,足が吊ってしまった。陣馬山山頂をスタートして10分ぐらいだろうか。階段を上がろうとしたら左足太ももから膝にかけて,内転筋が引きつった。スポーツジムでもも上げジョギングとか,ランジとかやっても吊ったことないのに。たぶん,慣れない登山靴の重さに負けたのだろう。
しばらく道の端で固まって悶絶していたが,歩かなければ帰れない。だましだまし足をあげ,山道を進んだ。そのうち左足の痛みは治まったが,今度は右足の内転筋が吊った・・・ 今回はポールを持ってきて無かったが,運良く杖になるような小枝が落ちていたので,それを使う。誰かがここまで杖代わりにしてきたのだろう。
奈良子峠,明王峠,堂所山を経由して景信山山頂に。
景信山山頂も東京方面の見晴らしが素晴らしい。東京UHFコンテストの日だったので,無線やっている人がいた。山頂でイヤホン使わずにスピーカーから「CQコンテスト」を流すのはどうかと思うが。
景信山を出発し,小仏城山方面へ。景信山を下りてすぐのところに分岐があり,左に折れていく人がけっこういたが,地図には何も載ってないので,そのまま小仏城山方面へ進む。
小仏城山の山頂には高尾山名物である天狗が鎮座していた。
一丁平からは丹沢方面の見晴らしがいい。
最後のダラダラした上り坂がきつかったけど,高尾山山頂到着。
高尾山頂はいる人たちの雰囲気が他の山とぜんぜん違う。ハイヒールこそいないけれどスカートの女性もちらほら。ケーブルカーで上がってきて,山頂を散歩してまたケーブルカーで帰って行くのだろう。
下山コースがよく分からなかったが,どれも1号路に合流するようなので,1号路を歩く。この道は登山道ではなく参道なので,石畳で舗装されていて広い。
でもほとんどの人はケーブルカー駅まで。自分はケーブルカー駅の横を過ぎて高尾山口を目指す。ところがしばらく歩いたら金比羅台園地の先で右方向高尾山口駅,左方向高尾駅という分岐に出くわした。高尾駅まで直接行けるなら,わざわざ一駅だけ京王線に乗る必要もない。
ところが,ここから先がきつかった。道はいきない1m幅ぐらいの山道となる。だんだん日が暮れてきて心細い。かといってヘッドランプを付けても役に立ちそうにない薄暗さだ。下はダートなので,雨の後だとぬかるんで転びそう。
それでも20分ぐらい歩くと民家が出てくる。ろくざん亭の横を通るともう市街地だ。すぐ甲州街道に遭遇する。ここから車道を15分ぐらいで高尾駅到着。何かお土産を買おうかと思ったが,カフェぐらいしかなかったので断念。そのまま中央線に乗って帰路についた。
交通費:国分寺~藤野 583円 高尾~国分寺388円 合計971円
今回,スマホにYAMAPアプリをインストールしてログを取ってみた。途中で本体のバッテリーが少なくなり,モバイルバッテリーを使わなければならなかったけど,コース,高低差,時刻などが細かく記録されて便利だ。
- 藤野駅スタート08:48
- ↓2時間16分
- 陣馬山11:04 - 11:28 (24分)
- ↓-
- 陣場山11:04 - 11:28 (24分)
- ↓40分
- 明王峠12:08 - 12:12 (4分)
- ↓22分
- 堂所山12:34 - 12:36 (2分)
- ↓1時間4分
- 景信山13:40 - 14:03 (23分)
- ↓30分
- 小仏峠14:33 - 14:40 (7分)
- ↓17分
- 城山14:57 - 15:14 (17分)
- ↓-
- 小仏城山14:57 - 15:14 (17分)
- ↓52分
- 高尾山16:06 - 16:27 (21分)
- ↓1時間9分
- 高尾駅ゴール17:36
- 活動時間8時間48分
- 活動距離24.78km
- 高低差703m
- 累積標高上り/下り2,985m / 3,038m
- カロリー4082kcal
脚が痙った原因として,靴の重さを疑ってみた。革登山靴であるゴローS8は1足2,2kg,これに対してファイブテンのキャンプフォーは800g。3倍近い重さがある。足首にパワーアンクレットでも巻いて鍛えるか。