Facebookの外岩パートナー募集ページで、「土曜日奥多摩・秩父方面どなかたいませんか」と呼びかけたら、Seijiさんが拾ってくれた。彼はPUMP2で昔から顔は知っているが、一緒に組むのは初めてだ。そして天王岩だが、前回行ったのは2009年11月なので、実に4年ぶり。その前も4年半ぶりだというから、10年で3、4回か。天王岩が、ぼくの最初のクライミング体験なんだけどね。
7時に自宅近くの東八道路でピックアップしてもらう。わざわざ遠回りして迎えに来て貰ったのに、数分待たせてしまった。8時過ぎに十里木の駐車場に到着。最初はバスで行こうかと話していたが、バスの時刻までけっこうあるし、天気もいいので岩場まで歩く。
Seijiさんは耳と口が不自由なので、クライミング時のコールをどうするのかちょっと不安もあったが、無事に楽しく一日を過ごすことができた。車の中や平地では筆談。クライミング中は表情やアイコンタクトでロープを出すのか引っ張るのか見極める。ようするにビレイの基本を忠実にやればいいだけだ。
上の岩場に荷物を広げたところ、Seijiさんは「ハッカー」(5.11C)が目標なので、下の岩場に降りる。ぼくは特に目標ルートがないので、上でも下でもどっちでも良い。ザックやロールマット、弁当は上に、登るのは下の岩場ということになった。途中からどんどん人がやってきて、総勢30人ぐらいか。意外と若い人たちが多かった。
まずは「つゆしらず」(5.9)でウォーミングアップ。もしかしてフラッシング。次に「ダブルハッカー」(5.10b)、こちらも一撃なのでフラッシング。
そして三つ星ルートの「ノーリー」(5.10b/c)にマスターオンサイトトライ。こちらは3ピン目からテン山でボロボロ各駅停車。
2便目は4ピン目からクラックを使って上のテラスに乗っ越すまでができない。ここが核心なのだろう。右手でカチをつなぎ、左手でクラックのガバを取るのがポイントのようだが、ここへ来るまでに右手の保持力が無くなっているので、カチが持てない。
3便目も同じくワンテン。
4便目、周りにギャラリーもいるし、時間的にも最後にしたい。4ピンにクリップしてから右手をカチ2個つなぎ、上のガバカチへ。左手をずらしてクラックのガバを取る。後は足を上げてテラスのガバを取れば後は楽勝だ。やっと4便目でレッドポイント。
最後はクラックジョイを登ってクールダウン。
レストの合間に、裏天王岩というのを探しに行った。以前、野忍さんと探した時には発見できなかったのだが、NTTのタワーを入ってすぐ右に踏み跡を降りて行くと、岩場の頂上に到達した。古い終了点のロープなどもあったので、ここが裏天王岩なのだろう。マス釣り場から見上げると木立の中にかすかに岩場が見える。
開拓したけれど、地主の許可が得られず、チェーンソーで追いかけられたという。隣接する神社裏の山を買ったOさんなど、花咲き村人脈通じて交渉できないかな?
つゆしらず 5.9 RP(FLASH)
ダブルハッカー 5.10b RP(FLASH)
ノーリー 5.10b/c ×××○
クラックジョイ 5.9 再登