このところ年末恒例となっている、山仲間Kさんとの日帰り山行。今年はマイミクのPoohmiさんも加えて山梨の百蔵山から扇山を回ることに。穏やかな晴天、富士山を目の前にのんびりと楽しむことができた。
登山靴を履くほどの山ではないが、1年間使ってなかったので久しぶりにゴローのブーツを出す。革登山靴は重い。
高尾8時2分発の甲府行きで猿橋には8時42分着。ぼくは国分寺からだから、7時過ぎに家を出れば間に合うが、つくばから来るKさんは始発になってしまう。
心配だった雪もなく、おだやかな登山日和。
まずは日本三奇橋のひとつ猿橋を見に行く。幅31m、深さ31mの谷に、橋脚なしで建てられている。紅葉の季節にはきっとにぎわうのだろう。
猿橋をわたって、中央高速をくぐり、百蔵山へ。えんえんと舗装道路を歩くのがちょっとつまらない。総合グラウンドを過ぎてしばらく行くと道が急に細くなる。
ここに和田美術館というのがあった。和田家のコレクションを収集してあるが、一般公開はしておらず、外国から客が来たときに接待するとのこと。このあたりの大地主なのだろうか?
そこから先、やっと山道になる。傾斜もゆるく、木漏れ日の中をのんびり歩くのにちょうどいい。この1月にスキーで靭帯を痛めたPoohmiさんも、無事についてくる。
登山道入り口から1時間ほどで百蔵山山頂に到着。かなり広く展望がいい。目の前には富士山がくっきりと見えている。百蔵山は大月市が選定した秀麗富岳十二景の一つなのだ。
山頂の広場には鍋を作り、ビールやワインをあけて宴会やっているパーティも。
天気はいいけれど山頂は風が強く、やはり寒い。さっさと昼食をすませて12時半には次の目標、扇山へ出発する。
北向きのかなり急な斜面を下る。北側だから霜柱も溶けてないが、これが南側だったらぬかるんで滑りそうだ。途中で左ひざが痛くなり、ついには軽くつってしまう。登山靴の重さが原因なのかな?
せっかく登った標高1003mから、750mぐらいまでいったん下がる。そこからゆるゆると登り、1時間20分ほどで1137mの扇山山頂に到着。ここも秀麗富岳十二景の一つで富士山が目の前に。さらに東側が開けていて、池袋から新宿、六本木そして横浜の高層ビル、さらには東京湾や木更津方面まで見える。
扇山から、またゆるい坂を下り1時間ほどで君恋温泉に。日帰り入浴500円なり。年末の大掃除の最中だからか、女湯しか湯を張ってないということでPoohmiさんに先に入ってもらい、後からぼくらが入る。サービスの味噌コンニャクをつまみにビールを飲む。
もうすっかり暗くなってしまったので、タクシーを呼んでもらい、四方津駅まで送ってもらう。2800円。
二人は途中下車可能なホリデーパスだったので、国分寺駅までつきあってもらい、武蔵野うどんの甚五郎で夕食を取り、解散。
来年はもうちょっと山にも行けるかな。