◎霊山山行報告(byキミベエ)
キミベエです。
足型にぴったりの登山靴がやっと見つかり、
ジョギングシューズ登山から脱却できました。
7日は靴をならすのに箕輪山に行くものの岳温泉辺りから靄と雨。
ナンも見えないだろうということで、近くの標高の低い霊山に行って来ました。
ハイキングコースが整備されていて、
気軽で時々ひんや〜りなトレッキングを楽しめました。
霊山は比叡山延暦寺の慈覚大師が開山し、
その後東北山岳仏教の中心地となるものの
南北朝の動乱ですべて焼失してしまい、
今は礎石が残るだけだそうです。
曇天のせいかお昼頃から登りはじめたせいか、あまり人に出会わず、
パラパラッと雨が降ってくると、
奇岩怪石の影から落武者の亡霊でも出てきそうな気配でした。
鈍感な私でも場所によっては霊気(?)を感じ少し怖かったです。
(ただの臆病という説も?)
晴れれば見晴らしもよく、紅葉の頃は一段と素晴らしいそうです。
お弁当をひろげる城址跡も広々とした野原で気持ちよさそうでした。
お気軽ハイクにちょうどよいのではないかなあと思います。
今回は3時間弱の周遊コースで歩いてみましたが、
5時間弱の縦走コースを紅葉の時期に歩いてみたいと思っています。
(車2台あればGOOD。だれか行かないかなあ。)
◎コアラのレス
キミベエさん、お久しぶりです。
私もだいぶ前(10年以上前)、霊山に登っています。
夏休みに東北旅行に行った帰り、山麓のユースに泊まり、
朝、地元に住んでいる磐梯山の研究仲間に車で拾ってもらい、
霊山に登ってきました。
岩場もあったりして、低標高ながら、結構面白い山でした。
歴史的な見所も多い山でしたし。
霊山は、南北朝時代は、南朝側の北畠顕家が拠点としたことで有名ですよね。
貴族の出身ですが、二十歳前の若武者。
大河ドラマの太平記では、ゴクミが演じていました。
> 今回は3時間弱の周遊コースで歩いてみましたが、
> 5時間弱の縦走コースを紅葉の時期に歩いてみたいと思っています。
> (車2台あればGOOD。だれか行かないかなあ。)
紅葉狩りハイクとして、適当かもしれませんね。
簡単に企画すると、安請け合いは出来ないのですが−−−
阿武隈の領域だと、阿武隈高地最高峰の大滝根山(三百名山)と
阿武隈洞・入水鍾乳洞の観光との組み合わせ企画
というのも、考えられるかもしれません。
つくば組やひたちなか組にとっては、
常磐線付近の山は、日帰り山行に適しています。
東京組には、ちょっと遠いかもしれませんが。
◎リンのレス
そうですね。
あの大河ドラマは面白かったですね。
真田浩之の足利尊氏が非常に格好良かったです。
10年くらい前はよく太平記ゆかりの場所を散策したものです。
(鎌倉中心でしたが。。。)
霊山は是非、一度行ってみたいと思っています。
両親の実家からも近いので、いつでも行けると思っているうちに
20年以上も経ってしまいました。
◎マゾッコメグのレス
確か霊山は「りょうぜん」と読むんですよね。
昔、「欽ドン、よい子悪い子普通の子」で、長江健次の後に
「普通の子」を演じていた境田コウイチというタレントがこの辺の出身で、
「霊山子供の村(?)」という言葉を番組中で何回か口にしていたのを
覚えています。
(何とマニアックな・・・・)
◎コアラのレス
> あの大河ドラマは面白かったですね。
> 真田浩之の足利尊氏が非常に格好良かったです。
私は、楠正成役の武田鉄矢が良かったです。
その弟役の赤井英和も良かったけど。
> 10年くらい前はよく太平記ゆかりの場所を散策したものです。
> (鎌倉中心でしたが。。。)
私もあの年には、鎌倉に良く行って、太平記ゆかりの地を散策しました。
北条高時の自害の地(高時やぐら)とか、新田義貞が海を渡った稲村ヶ崎とか。
太平記のロケセットのあった栃木県足利市とか、
新田義貞ゆかりの群馬県太田市にも、ドライブがてら見学に行きました。
山ML関連では、1999年の12月にマロ子さんと足利の行道山に登った際、
下山後、足利学校跡とかばんな寺などの、足利家ゆかりの場所を観光しました。
また、2000年12月には、京都のラビトさんと、
楠正成が立てこもった千早赤阪城(金剛山)に登っています。
◎リンのレス
★そうですね。楠正成役の武田鉄矢ははまり役でしたね。
あのドラマはとにかく出演者が良かった。
千種ただあき役の本木雅弘も良かったですし、
大塔宮役の堤大二郎も良かった。
それに後醍醐天皇役の片岡なんとかさんもしぶかった。
北条高時役の片岡鶴太郎も面白かった。
管領の長崎円喜役のフランキー堺もはまってました。
北条高時がグズりながら自害した後、北条一門が次々に
自害し、最後に長崎円喜が泣きながらもさっそうと自害するのですが、
感動的なシーンでした。
あの時にフランキー堺と真田広之、片岡鶴太郎が競演したのがきっかけで
のちに「写楽」という映画が出来るわけですが、
その映画での競演がきっかけで真田広之が某女優と不倫して
離婚してしまうのですが、人と人とのつながりは面白いですね。
ただ残念だったのは、新田義貞役のショウケンが途中でキャンセルして
途中から急に林隆三になってしまったことですね。
>私もあの年には、鎌倉に良く行って、太平記ゆかりの地を散策しました。
>北条高時の自害の地(高時やぐら)とか、新田義貞が海を渡った稲村ヶ崎とか。
★私も高時腹切やぐらに行きました。
それから宝戒寺(「源朝臣尊氏」という直筆が今でも天井柱に残っており、
冬の早朝にだけ、朝陽が当って見ることが出来るんです!)、
鎌倉陥落の際に激闘のあった化粧坂切り通しや極楽坂など
尊氏の父である貞氏の墓なども行きました。
>太平記のロケセットのあった栃木県足利市とか、
★当然、足利にも行きましたよ。
>新田義貞ゆかりの群馬県太田市にも、ドライブがてら見学に行きました。
>
>山ML関連では、1999年の12月にマロ子さんと足利の行道山に登った際、
>下山後、足利学校跡とかばんな寺などの、足利家ゆかりの場所を観光しました。
>
★足利学校もばんな寺も行きましたよ。
ばんな寺には足利氏15代の像があるのですが、
尊氏像はあまり格好良くなかったですな。
>また、2000年12月には、京都のラビトさんと、
>楠正成が立てこもった千早赤阪城(金剛山)に登っています。
>
★いいですね。私も千早赤坂城にも一度行ってみたいと思っています。
それと足利氏は徳川の世になってからは喜連川家と名を変えられて、
現在の栃木県喜連川町に移されるのですが、もと将軍家のお膝元ということで、
江戸幕府からも保護されて来たので、喜連川町はなんとなく他の田舎町とは
雰囲気も違って、気高い感じがあって良い所です。
最近では、温泉地としても有名になって来ています。
あそっこの湯巡りもなかなか面白いのでお勧めです。
◎コアラのレス
太平記ネタにレス。
歴史的に見たときに、建武の新政の覇権争いというのは、
征夷大将軍を巡る、大塔宮と尊氏の争いと見なすことが出来ると思います。
それが結果としては、尊氏と後醍醐の争いになってしまったのは、
尊氏の不幸であり、新田義貞とか楠正成とか優れた武将がいながら、
後醍醐の取り巻きの貴族に、ろくなのがいなかったのが、
後醍醐の不幸だったのか。
> 北条高時役の片岡鶴太郎も面白かった。
> 管領の長崎円喜役のフランキー堺もはまってました。
> 北条高時がグズりながら自害した後、北条一門が次々に
> 自害し、最後に長崎円喜が泣きながらもさっそうと自害するのですが、
> 感動的なシーンでした。
16代執権の赤松守時を演じた勝野宏も印象的でした。
それにしても、日本というのは、権力の多重構造が好きですね。
天皇家−将軍家(源氏が絶えた後は貴族から将軍を迎える)−執権
という多重構造があって、実際の権力は執権が持っている。
しかも、現役の執権である守時(勝野宏)ではなく、
北条家宗家の14代高時(片岡鶴太郎)が実権を持っていて、
しかもその実態は、高時そのものが持っているのではなく、
高時の権威をかさに着た長崎円喜(フランキー堺)が持っているという複雑さ。
まるで、自民党政治のようです。
また、尊氏が権力を掌握した後も、骨肉を争う権力闘争があって、
弟の直義(高嶋政伸)や実子の直冬(筒井道隆)、
側近の高師直(柄本明)などが争う様(しかも南朝側に付いたりして)。
南朝側も、貴族の北畠親房(近藤正臣)や顕家(後藤久美子)と
武士の新田義貞や楠正成らとの確執などもあったりして、非常に複雑です。
それから、尊氏側に付いていた、佐々木道誉役の陣内孝則も、
鶴太郎と並んで、味が有りすぎで面白かったです。
> ただ残念だったのは、新田義貞役のショウケンが途中でキャンセルして
> 途中から急に林隆三になってしまったことですね。
これちょっと違うのではと思って調べてみましたが、
ショーケンが降板した後の後任は、根津甚八ですね。
http://www.elrosa.com/tisen/50/nhk-t529.html
>
> ★私も高時腹切やぐらに行きました。
> それから宝戒寺(「源朝臣尊氏」という直筆が今でも天井柱に残っており、
> 冬の早朝にだけ、朝陽が当って見ることが出来るんです!)、
宝戒寺には私も行きましたが、これには気づきませんでした。
> ★足利学校もばんな寺も行きましたよ。
> ばんな寺には足利氏15代の像があるのですが、尊氏像はあまり格好良くなかったで
> すな。
京都の等時院にも足利将軍の15代分の像があります。
それぞれ個性が有って、面白いですよ。
> ★いいですね。私も千早赤坂城にも一度行ってみたいと思っています。
二百名山ですし、興味深い山ですから、是非とも登ってみて下さい。
関西に在住でしたら、山MLで絶対企画するのですが。
>
> それと足利氏は徳川の世になってからは喜連川家と名を変えられて、
> 現在の栃木県喜連川町に移されるのですが、もと将軍家のお膝元ということで、
> 江戸幕府からも保護されて来たので、喜連川町はなんとなく他の田舎町とは
> 雰囲気も違って、気高い感じがあって良い所です。
> 最近では、温泉地としても有名になって来ています。
> あそっこの湯巡りもなかなか面白いのでお勧めです。
喜連川周辺は、つくばからも近いこともあり、
火山灰が保存良く堆積しているので、
火山調査や地形調査(段丘調査)で、よく調査に行ったものです。
丘陵地帯ですので、山登りの対象にはならないのですが。
温泉にも行ったことがないので(日帰りの調査ですから)、
今度機会があったら、MLで企画しても良いですね。
でも、山ML企画には成らないかな?
◎リンのレス
>これちょっと違うのではと思って調べてみましたが、
>ショーケンが降板した後の後任は、根津甚八ですね。
>
★そうでした。すいません。
太平記に興味のある方がいましたら
林が大河ドラマ太平記の総集編ビデオ全4巻を持っていますので、
お貸し致します。
(本当は、全話欲しいのですが。。。)
こちらには最初からショーケンのシーンがカットされていて
入っていません。契約上のトラブルでもあったんですかね?