吾妻山避難小屋1泊縦走
(危機一髪? 山行)
●コアラの総括報告
10月13日14日と、避難小屋泊まりで吾妻連峰に縦走に行ってまいりました。
メンバーは、コアラ(リーダー)、マゾッコメグちゃん、なりみ、マロ子の4人。
コースは色々あったため途中で変更して、
米沢(バス)白布温泉(ロープウエイ)天元台(リフト)北望台
−カモシカ展望台−梵天岩−西吾妻山頂−西吾妻小屋−梵天岩−人形石
−明月荘(泊)−東大嶺−谷地平−姥ヶ原−鎌沼−酸ヶ平
−浄土平(バス)高湯温泉(タクシー)福島
となりました。
色々トラブルはあったのですが、
極めつけは、夜小屋に付いたのが午後7時半過ぎ。
原因は色々あるのでしょうが、
大きくは荷物の持ち過ぎと、
メンバーの体力差がリーダの想定より大きかったことでしょうか?
当初の小屋到着時間が午後3時〜4時の間でしたので、
当初より3時間遅れでした。
そのため2日目は全山縦走はあきらめて、谷地平経由に変更しました。
皆さん頑張って、どうにか終バスには間に合うように下りられました。
詳しい報告は、他のメンバーからの報告に期待して、
コアラからは概要のみ。
コアラを始め、メンバーにとって、
無事戻ってきた今となっては、イイ想い出です。
私も色々勉強になった山行でした。
稜線から、思いがけず米沢や福島の夜景も見れたし。
西吾妻、谷地平、鎌沼と湿原の風景も素晴らしく、
湿原(失言?)クラブの山行としては、よってもよかったです。
特に、浄土平周辺の紅葉が、
黄色と赤のパッチが混じった素晴らしい配色で、
今期最高の紅葉でした
また、来年の秋にも行きたくなりました。
●マゾッコメグちゃんからの詳細報告
つくば組のメグとコアラさんとマロ子さんは、
荒川沖5:25発の常磐線始発電車に乗り、上野到着は6:28。
ここで上野6:38発の「つばさ111号」に乗り換えることになっていたのですが、
乗り換え時間が10分しかなく、間に合うのかどうか、大いに心配でした。
しかし実際には、たった3分で新幹線ホームに到着し、余裕で間に合いました。
結構感動しました。ただし新幹線は混んでて、
大宮から乗車した成田さんも含め4人は、何とか座れました。
米沢到着は8:35。8:50発のバスに乗り換え、白布温泉には9:31。
ここまでは順調だったんですがね・・・・
ロープウェイ乗り場で、稲葉以外の3人の切符を買ったコアラさんが、
なりみさんとマロ子さんに切符を渡したつもりだった・・・のですが、
実はマロ子さんと間違えて全く知らない人に切符を渡してしまったらしく、
改めて切符を買い直すハメになってしまいました。
切符代1500円の損失。
それにしても切符を受け取った人も、
見ず知らずの人から切符を渡されて、おかしいと思わなかったのだろうか?
ロープウェイとリフト3本を乗り継いで、北望台へ。
結構寒かったが、それ以上に荷物の重さがこたえた。
かもしか展望台、大凹、梵天岩を経由して西吾妻山頂へ。
どうせ戻って来るのだから、荷物を置いて行こうか、
という話が出て、梵天岩に置いて行くことにした。
荷物を降ろして楽にはなったが、あまり歩くペースは上がらなかった?
西吾妻山頂到着はPM1:40頃。
西吾妻山は標高2035mで、吾妻連峰の最高峰だったが、
山頂からの展望は利かなかった。
西吾妻小屋、天狗岩を経由して梵天岩に戻り、
再び荷物を背負って歩くことになった。
梵天岩に戻ったのは2:40頃。
予定よりかなり遅れた。
今回通った山道はやたらとぬかるみが多く、歩きづらかったが、
これが遅れた原因だろうか。
しかしその後、荷物の重さなども加わり、更に予定より遅れることになる。
人形岩には4:00到着。
ここでコアラさんのザックの中のポリタンクが壊れ、
中の水が漏れていることが発覚。
漏れた水をふき取ったりするのに更に時間を食ったと同時に、
ザックの中身が濡れてしまい、冷たい思いもすることになった。
ここから宿泊する明月荘までの道程はとても長く、そして悲惨なものだった。
途中で日が暮れて暗くなったので、ヘッドライトをつけることになったが、
なりみさんのヘッドライトはつけ方が分からず、
マロ子さんのヘッドライトは途中で電池が切れてしまった。
なりみさんのヘッドライトの電池をマロ子さんのヘッドライトに使うことで、
一つは何とか使えた。
しかし道のぬかるみは相変わらずひどく、
靴やズボンは泥だらけになった。
途中に飯場があり、
もし入れたらここに泊まってしまおうかという話が出たくらいだった
(鍵がかかってて入れなかったが)。
そのようなつらい状況だったが、
米沢や福島の夜景が素晴らしく、それを拝めたのは良かった。
更にメグが人間ジュークボックスと化して何とか盛り上げ、
下ネタ話や鬼畜話で既に宴会モードに入っていた。
結局明月荘に着いたのはPM7:35。
既に他の宿泊者がたくさんいて、寝ている人もいた。
その中で遅れて到着した我々は正にヒンシュクものだった訳だが、
何とか寝場所は確保できた。
ただしコアラさんは玄関(正にゲンカン(厳寒)の場所)で寝るハメになった。
到着後、早速夕食にした。
食事は玄関でとるしかなく、トイレの前で臭かったし、
寝てる人もいたから大声で騒げず、ちょっと物足りなかった。
しかし親切な人がいて、余ったすき焼きうどんをくれたので、実に有難かった。
騒ぐことはできなかったが、自炊もして酒も入り、それなりに楽しめた。
自分は9:20に寝たが、他の3人は外を散策してきたらしい。
寒かっただろうに・・・
混んでたにも拘わらず案外良く眠れ、翌日はAM5:20頃起きた。
近くを散策した後、朝食にし、8:15に出発した。
他の宿泊者は既にみんな出発してた。
前日予定よりだいぶ遅れてしまったので、
この日はなるべく時間のかからないコースを選ぶことにし、
尾根縦走は諦め、谷地平経由で行くことにした。
しかしここまでも結構遠かった。
谷地平小屋に着いたのはPM12:30。ここで昼食にした。
浄土平PM4:35発のバスに間に合うか、かなり心配されたが、
その後はかなりいいペースで歩け、浄土平には4:10頃着いた。
丁度紅葉のいい季節で、途中の鎌沼、酸ヶ平、一切経山、
吾妻小富士、桶沼などの景色が素晴らしかった。
浄土平4:35発のバスに乗り、高湯温泉には5:11到着。
ここで温泉に入るつもりだったが、
この時間に入れてくれる旅館が少なく、
「鳳舞山」という和風ペンションがやっと温泉に入れてくれた。
湯は乳白色だったが、浴槽は小さかった。
しかし入浴料360円は安かった。
このペンションも砂防ダム建設の関係で、
今月末には取り壊されるらしい。
もうバスの便がなかったので、タクシーで福島駅まで出た。
タクシー代は一人1100円で済んだ。
福島駅到着は7:00で、7:20発の新幹線があったが、
混んでる恐れもあったし、
夕食を買ったりして間に合いそうもなかったので、
7:31発の臨時の新幹線で帰ることにした。
幸い空いてて、4人ボックス席にして座れた。
なりみさんが大宮で降り、上野到着は9:14。
上野9:33発の常磐線で帰るつもりだったが、
人身事故の関係で9:50発となった。
それに乗るつもりだったが、我々がのんびりしてたら座れなくなってしまい、
結局次の9:53発の電車に乗った。
こちらは余裕で座れ、車内では殆ど寝てた。
荒川沖には10:57に到着し、つくば到着は11:30頃だった。疲れた。
色々とドタバタ劇があり、疲れることも多かったですが、
日が暮れた中を歩いたのも、玄関で夕食にしたのも、
いい思い出になりました。
あと紅葉の素晴らしさにも感動しました。
個人的には今年の山行のなかでもトップクラスに入るのでは、と思います。
幹事のコアラさん、お世話になりました。
この次はメグ企画の甲武信ケ岳ですね。皆さん奮ってご参加下さい。
●なりみさんの感想
吾妻から帰ってきたらなんか忙しくなっております。
上記の件、コアラさん、マゾッコメグちゃんがすでに詳細な報告をしているので
私のほうからさらに加えることはないですが、個人的な感想でも。。
今回は、「怖かった」です。(小屋に19:30に着くまで間)
たくましい人達がいたおかげで、励まされて歩けたものの、
私一人であの状況になったら、
たぶん一晩暗闇を無闇にさまよっていると思います。
普段電気のある生活があたりまえと思っていたから、
日が落ちたらこんなにも無抵抗になるものかと実感しました。
なんでも早めの行動ですね。。
今回、雨に降られなかったからいいようなものの、
雨に降られたら、私の転倒ももっと派手になっていたことでしょう。
あと「体力」がなくなると思考まで鈍ってきますね。
五感が冴えていてもです。
やはり「筋力」を鍛えるのは大切なようです。
でも体力だけ鍛えると、「ジャニーズ」になってしまうので、
できたら頭も両方鍛えられるのがよいです。
なにかないでしょうか。。
閑話休題
そういや、米沢牛の牛タンおいしかったです。
コアラさんが米沢のコンビニで買ったやつで、スモークでした。
下手したら、仙台牛よりもおいしいかも。
今度、刺身の米沢牛を食べたいです。
最後に。。
まだまだ私は、山に住みたいとは思えません。
山は好きですけど、まだミーハーの域を越えてないです。
俗塵から抜けきれるのはいつの日か。。。
●マロ子の感想
吾妻では大変お世話になり,ありがとうございました。
私自身、まだ山歩きを初めて1年あまり、避難小屋泊も
初めての経験で、なにかとご迷惑をおかけ致しました。
今回の山行は、終わってみれば、笑い話にもなりますが
実際に反省点は多くあり、1歩間違えば、命の危険に
さらされるかも・・という、(大袈裟な話でなく)山行でした。
メンバーはもとより、企画しリーダーとして動いてくださった
コアラさん,本当にお疲れ様でした。
なりみさん,コレに懲りずに,山の楽しさを広げていきましょう。
メグちゃんの歌で大変救われました。
怪しい替え歌,コレからも楽しみにしています。
里山の秋はコレからですね。
またご一緒出来たらと思います。その時まで,お元気で。