◎田代山・帝釈山山行報告(byコアラ)
コアラです。
8月2日又は3日の田代山・帝釈山山行ですが、
結果的には、3日にゴザルさんと二人で行ってきました。
●同行者と日程が決まるまでの顛末
当初は、温泉娘さんが参加希望されていたのですが、
彼女は夏風邪を引いてしまい、しばらく様子を見ていたのですが、
翌週個人的に西吾妻山に登ることもあり、大事を取って見合わせました。
単独行が濃厚になったので、改めて山MLに流した時、
合わせて、元山MLメンバーの個人アドレスにも流したのですが、
ゴザルさんの職場にも、流してみました。
彼女は、家では余りメールを見ないと言っていたので。
実はゴザルさんは、個人のアドレスでは全くメールが見れないそうです。
従って、今回の企画も直前になって知ったということです。
1日にゴザルさんとTELで話す機会があり、
諸事情があり、気分転換的に是非山には行きたいが、
2日だと急すぎて余り準備が出来ない、とのことでしたので、
元々一人の予定だったので、かなり流動的な予定だったし、
土曜日も日曜日も天気は良さそうだったので、3日に変更しました。
●ゴザルさんとの合流と登山開始
ゴザルさんには自宅を始発で出発してもらい、
JR東北本線の氏家駅で拾いました。
氏家駅着は8:21。当初山MLに投げた予定よりは、早めの設定でした。
自宅は6時15分頃出ました。8時くらいには氏家に着いてしまいました。
実は、浅草か北千住で東武快速に乗ってもらい、
野岩鉄道の会津高原駅で拾うという手もあったのですが、
この場合は始発の快速に乗って、会津高原駅着が約9時半。
ガイドブックには、会津高原駅から田代山の登山口までタクシーで1時間とある。
これだと、登山開始は10時半過ぎ。
10時位には登山開始したかったので、東北本線沿いで拾うことにした。
しかし、矢板から西那須野まで高速に乗って、
塩原温泉経由で会津高原駅までかなり時間がかかり、高原駅前の通過が10時。
単独行の場合は、午前5時にはつくば出発を考えていたので、
会津高原で合流にしておいた方が、実は正解だったのだ。
湯の花温泉から未舗装の林道を20km以上走る。
これが結構な時間がかかってしまう。
しかし、会津高原からかなりのスピードで走ったので、
10時50分には猿倉の下の方の登山口に着いた。
ここで準備したり、トイレに行ったり、登山カード書いたりして、時間がかかる。
いざ歩き始めようとしたら、登山口が見つからない。
そこで車で猿倉の上の登山口まで行き、ここから歩き始めた。
従って、登山開始は11時15分となってしまった。
●コースタイム
猿倉登山口11:15−水場11:25−小田代12:10〜15
−田代山湿原12:35〜50(昼食)−田代山避難小屋13:05
−帝釈山14:10〜30−田代山避難小屋15:30〜40
−田代山湿原15:55−小田代16:15〜20
−水場16:50−猿倉登山口17:00
●田代湿原まで
田代湿原までは、結構急な登山道であった。
ゴザルさんは、本当に久しぶりの山登りということもあり、
(今年はマゾッコメグさん企画のお花見山行しか参加していないそうです。)
登りはじめはかなりつらそうでした。
わたしも2月あまり山に登っていなかったので、結構疲れました。
登り始めたのが遅かったため、かなり大勢の方とすれ違いましたが、
もうちょっと頑張れば着きますよとか、
本当に湿原は素晴らしいですよとか、励まされました。
標準コースタイムでは1時間15分かかる小田代まで、
1時間以内で着いてしまいました。
小田代は本当に小さな湿原ですが、急坂を登ってきた身には、
本当に心洗われるオアシスのような存在です。
小田代からは、田代山の平らな稜線がかなり高いところに見えますが、
ここからは傾斜が急で岩場でしたが、
あっという間に湿原の一角に飛び出しました。
田代山の湿原は、本当に花が色とりどりに咲いており、素晴らしかったです。
本当にこの時期に行って、良かったです。
8月後半だったら、もうちょっと地味だったかも?
白い綿のようなワタスゲとか黄色いキンコウカなどが、
広い湿原の中で輝くように咲いていました。
ニッコウキスゲなども咲いていましたが、
この花は草原などの、やや乾燥した環境で咲きます。
湿原の端のほうで咲いていたので、すこし湿原の乾燥化が進んでいるのでしょう。
一部には、シラビソやハイマツなどの低木も生えていました。
湿原→草原→森林という、生態系の遷移(乾燥化)の途中を見ているわけです。
田代湿原で簡単な昼食をとりましたが、
ゆっくり写真を撮りながら木道を歩いたので、
避難小屋まではかなり時間がかかってしまいました。
●帝釈山まで
避難小屋から黒木の樹林帯を下っていきます。
かなり下った後は、稜線を巻くような形で、アップダウンを繰り返します。
展望の無い、アップダウンの多い道は、結構疲れます。
しかも道がぬかるんでいて、結構気を使います。
帝釈山の最後の登りは結構急で、岩場も多く疲れました。
帝釈山に到着したのは、標準コースタイムよりかかっていました。
帝釈山の山頂からの展望は360度で、かなり素晴らしいはずだったが、
残念ながら雲の多い天気で(その代わり余り暑くなくて良かったが)、
かすんだ感じで、余り良くは無かった。
しかしながら、簡単な山岳同定は可能で、
かすかにピラミダルな燧ケ岳の山容や、
稜線が平らな会津駒や平が岳を見ることが出来ました。
●下山
山頂で20分ほど休んでから、元来た道を戻りました。
その時も何人かとすれ違ったのですが、
当初は自分よりも遅く登る人がいるのかなと思ったのですが、
実は栃木県の湯西川と桧枝岐を結ぶ林道から、
帝釈山経由で田代山に登っている人たちだったのでした。
最後の田代山避難小屋に登る坂が急で、私は結構バテてしまいました。
田代湿原に出てみると、田代湿原には他に誰もいなくて、
まさに天国のような風景を独り占め(正確には二人占めか?)。
ちょうどこの時には雲も無く、湿原には夕日が照りだされ、
湿原がまさに黄金色に輝いていました。
こんな風景を、ゴザルさんと二人きりで歩くなんて、ロマンティック!
田代山から登山口までは、疲れていたわりに順調に下り、
小田代から1時間の標準タイムが、40分で下山できました。
田代山−帝釈山間と、設定している想定がかなり違うのではないかと思いました。
とりあえず、暗くなる前の5時までに下山でき、安心しました。
●下山後の木賊温泉
コアラは河原にある混浴露天風呂共同浴場の岩の湯に入りましたが、
ゴザルさんは、男女別の共同浴場(内湯のみ)の広瀬の湯に入りました。
広瀬の湯は単純アルカリ泉ですが、
岩の湯の方は直接湯船の底から硫黄泉が湧いています。
というわけで、広瀬の湯でも良かったのですが、
せっかくだから、岩の湯の方に入ってしまいました。
当初は、ゴザルさんは入らなくても二人で岩の湯に行ってみて、
その後二人で広瀬の湯に行こうと考えていましたが、
下山時間が2時間近く遅れてしまい、時間が無いので、
広瀬の湯でゴザルさんを下ろし、40分後に迎えに来るということで、
単独で岩の湯に行きました。
コアラが岩の湯に入った時には、
おばあさんと若いお母さんの二人が、タオルも巻かずに入っていました。
(いわゆるまっぱ)
おばあさんとお母さんは話が弾んでいましたが、
おばあさんと若いお母さんは同じグループではなく、
おばあさんの連れ合いのおじいさんは、もう上がって河原で夕涼み。
若いお母さんの方は、ご主人と3歳くらいの男の子の3人。
湯船が二つ有って、熱い方が男性用、温い方が女性用と、
なんとなく区分されていました。
従って、コアラは若いお父さんと男の子とその他数人の男性客と
熱い湯船に入っていました。
女性専用の、囲われた脱衣所もあり、女性でも入りやすいような環境です。
ただし、湯は透明ですが。
ゴザルさんも連れて行けば、ひょっとしたら入ったかもしれないなと思うと、
ちょっと残念だったかな?
女性陣が全員上がった後、温い湯船に入ってみましたが、
結構いい湯加減で、こちらの方がのんびり入れて良いかなという感じ。
ただし、温い湯船の方が入り口側にあるので、
どうしても入る時に、入浴シーンが目に入っていますが、
女性は湯船から上がる時も、前だけ少し隠す位の感じでした(うらまっぱ)。
こういうひなびた温泉の共同浴場だと、
この様に堂々とされている方が、違和感が無いですね。
まあ、子供がかなりはしゃぎまわっていましたから、
お父さんもお母さんも、余り自分のを隠すのに注意を払ってもいられない、
といった方が、正確かもしれませんが。
ちなみにこの家族3人は、広瀬の湯の前でゴザルさんが上がるのを待っていたら、
広瀬の湯にも入りに来ていました。どうやら、共同浴場の梯子をしていたみたい。
●帰路
木賊温泉に入って、夕食にそばを食べたら、結構な時間になってしまい、
会津高原駅に行ったら、浅草まで接続している最終列車の発車10分前でした。
19時55分発が浅草へ行く最終。
当初は、東北本線の最寄駅まで送るつもりだったのですが、
塩原温泉を越えて那須塩原付近に行き着くのに、
どのくらいかかるのかが不明だったので、
ゴザルさんは会津高原駅で降ろして、別れました。
本当は、もっとゴザルさんとドライブを楽しみたかったのに、残念。
従って、下山後もあわただしく、
せっかくこれから失楽園モードになろうかと思っていたのですが、
残念ながら時間切れでした。あは!
そのような意味では、土曜日に登っていた方が、チャンスがあったかも?
その後は結構順調に行き、塩原に着いたのが8時半頃。
岩の湯に30分ほどつかりました。
混浴は出来ませんでしたが、何人か女性が覗きにきていました。
しかし男性がいっぱいいたので、諦めて帰ったみたいです。
コアラ的には残念。
9時15分くらいには西那須野塩原インターにのり、
矢板インターを下りたのが9時半頃。
氏家駅は9時45分頃でしたね。
塩原温泉に寄らなければ、9時にはJR西那須野駅には着けたと思います。
これだと、上野駅には11時半くらいには着いたので、
あのままドライブを続けても、どうにかなったみたいでした。
さすがに氏家駅までだと、ちょっと危なかったです。
まあ、会津高原駅からの方が料金も安かったので、良しとしますか。
ゴザルさんも無事帰れたみたいで、安心しました。
コアラがつくばの自宅に着いたのは、11時15分くらいでした。
ゴザルさんにとっても、始発で出発して終電で帰るような、
コアラにとっても、早朝発深夜帰りの、結構ハードな日帰り山行でした。
山的にも、お気軽としていましたが、結構ハードでした。
看板に偽りありかもしれません。
房総山行や鐘撞堂山よりはハードでしたね。
結局単独行でなく、二人山行になってしまいました。
ゴザルさんは、お忍び山行なんて言っていましたが。
でもMLで公開しているから、全くお忍びで無いですね。
なかなか二人というのも、なんとなく擬似恋人気分というか、
デートの延長ぽい部分もあって、楽しかったです。
本当に機会があったら、MLにも内緒でお忍び山行してみたいですね。
希望者がいらっしゃいましたら、こっそりコアラ宛にメールくださいね。
(半分本気?)
◎ゴザルさんの報告
コアラさん
昨日は大変お疲れさまでした。
ありがとうございました。
無事帰れましたか??
私は、北千住から常磐線で上野に11:30頃着き、
家には12:15頃帰りました。
もし氏家だったら、上野に着けても12:00くらい
で、あぶなかったかも。。。
もう少しコアラさんとドライブしていたかったですが?
久々にいい運動になりました
右膝がまだ痛いです。誰もいない湿原は日が射して
何とも美しかったですね。
日曜にしてもらってすみませんでした。
今日から一週間頑張りましょう〜・・・
では、また