コアラです。
10月4日(金)・5日(土)と、四国の二百名山2座に登ってきました。
余りにも素晴らしい山行だったので、
無事帰ってきたことを含めて、簡単に報告します。
本当に三嶺、笹ヶ峰共に最高でした。
当初土・日・月を考えていたのですが、
週間予報では月曜は雨なので、金・土・日に変更しました。
その後、日曜日はアミューズトラベルの
大万木山・琴引山縦走ツアーに参加する事にしたので、
結果としては金土の1泊2日で行きましたが、天気的にはこれが正解。
四国の山並みの景観を十分堪能した山行になりました。
現時点で、今年最高の山行だっと思います。
◎笹ヶ峰
10月4日金曜日に笹ヶ峰に登りました。
朝5時竹原発のフェリーに乗って、6時に今治着。
下道を最後まで通りましたが、1時間半くらいで登山口まで行きました。
竹原さんと行った石鎚山の時には高速使いましたが、
結果としてほとんど時間はかわらなかったですね。
石鎚山系は広島からは結構近い。
確かに紅葉には早かったですが、
(登山口周辺から丸山荘あたりまではまだ色付いていなかった)
山頂付近の森林限界近くの広葉樹は結構色付いていました。
山頂から見る周辺の山々も結構色付いていて、
紅葉初期の素晴らしい景観を堪能出来ました。
2週間後くらいが最盛期かもしれません。
防長バスのバス山行企画では、
寒風山トンネルから寒風山−笹ヶ峰−笹ヶ峰林道と縦走しますが、
今回はマイカーなので、笹ヶ峰林道からの周回ピストンの予定です。
約4〜5時間の歩行時間。
8時半頃に登り始めて、午後2時過ぎに下山。
山頂で1時間のんびりしていた割に、順調に降りて来れました。
●コースタイム
笹ヶ峰林道終点登山口8:25−宿9:05〜10−丸山荘9:35〜50
−笹ヶ峰山頂10:35〜11:30−もみじ谷分岐11:40
−乳山11:55〜12:05−もみじ谷分岐12:15〜20
−丸山荘12:50〜13:20−宿13:40−笹ヶ峰林道登山口14:10
山頂から見る、西側へ寒風山、伊予富士、瓶ヶ森、石鎚山、
東側へ乳山、冠山、平家平、稜線を分岐させ西赤石山、東赤石山、
これらの山稜の景観が素晴らしかったです。
ややもやっていたため、剣山系や瀬戸内海までは見えませんでしたが。
時間があれば、笹ヶ峰−寒風山間の稜線歩きのピストンも試みたい
とは思っていましたが、結局稜線歩きのピストンはしませんでした。
時間が無かったことと、結構アップダウンがあるので、
一方通行の縦走なら魅力的なのですが、健脚でもやはり躊躇してしまいますね。
その代わり反対側の稜線に縦走して、
(本当に笹山の稜線上にトレースが付いている心誘われる縦走路です)
乳山に登り(ここからの笹ヶ峰の景観が最高)、そこから丸山荘に下山しました。
丸山荘からは同じ道を下山しました。
なお丸山荘は四国最大の山小屋なのですが、今回は閉まっていました。
通年営業なのですが、小屋の主人が下界に下りて閉まっている時が、
たまにあるらしい。
今回1泊に変更したので元々小屋泊まりを諦めていたのであるが、
どちみち丸山荘には泊まれなかったわけで、仕方がなかたっと自分で納得した。
ただ、山のバッチを集めているコアラとしては、それが残念。
山頂にいた常連さんに聞いたところ、山小屋ではバッチは売っていないとのこと。
山小屋の主人といろいろお話しが出来なかったのと、
内部の様子が見れなかったことが残念。
下山後は、石鎚温泉という日帰り入浴施設で一風呂。
450円だったが、石鹸が無かったので買う羽目に(50円)。
特に成分表とかも無かったので、単なるスーパー銭湯みたいなものか?
◎三嶺(高知県最高峰)
10月5日は、9月に剣山からの避難小屋縦走のツアーに申し込んでいて、
人数不足で中止になった三嶺に、三嶺林道をマイカーで行けるところまで行き、
そこから三嶺山頂をピストンピークハントしました。
これで登頂済みの都道府県最高峰は28座に。
石鎚山系の笹ヶ峰と剣山系の三嶺とでは、結構離れているのですが、
石鎚山の山麓から剣山の山麓まで、高速使って3時間強位なので、
2時か3時頃笹ヶ峰から下山出来れば、どうにかなると思いました。
結構東祖谷村は遠く、高速の川之江ICを降りたのは4時半だったのですが、
小歩危・大歩危から祖谷温泉郷あたりまでは順調に来て、
かずら橋あたりから急に道が狭く、対向車とのすれ違いに難儀するようになり、
結局宿泊地の丸石パークランドに着いたのは午後7時。
丸石パークランドは祖谷峡の一番奥にある奥祖谷二重かずら橋の前にある。
ここより奥は剣山見ノ越しまで人家はない。
観光地のおみやげ屋さんが宿泊もやっているようなところ。
食事は一般的だが、お風呂は岩風呂で雰囲気はあった。
三嶺に登るような人が良く泊まっているようである。
1泊2食8000円(税別)。お昼のおにぎりも頼んだ。
そういえば、売店を詳しく見なかったのであるが、
三嶺の登山バッチはあったのだろうか?
東赤石山に登った際に泊まった筏津山荘にも、バッチはなかったので、
四国では百名山しかバッチはないのかもしれない。
昨年6月に石鎚山に登った時も、ついでに三百名山である
瓶ヶ森と伊予富士に登ったが、登山バッチは土小屋の売店では売っていなかった。
瓶ヶ森には山小屋もあるのだが、その時にはちょうど閉まっていた。
コースタイムでは4時間で往復可能です。
そんなに速く歩いたつもりはなかったのですが、
登りが2時間弱、下りは1時間で行ってしまいました。
●コースタイム
三嶺林道終点登山口8:25−1517m峰8:50
−名頃分岐8:55〜9:00−森林限界(水場)9:40〜45
−三嶺ヒュッテ10:00〜10−三嶺山頂10:25〜11:00
−(西熊山との鞍部まで往復:約1時間)−三嶺山頂12:05〜20
−三嶺ヒュッテ12:30〜35−森林限界12:45
−名頃分岐13:05〜10−1517m峰13:15−登山口13:30
三嶺は健脚向きとされていますが、内容的には笹ヶ峰よりも楽でした。
登山道の大半はシラベなどの針葉樹の原生林で、雰囲気があって良かったです。
山林限界近くでは広葉樹に変わり、ちょうど紅葉の色付き始めたくらいで、
三嶺の岩場とのコントラストが綺麗で、とっても良かったです。
山の本には、三嶺−西熊山間の稜線が別世界のようで最高と案内されているので、
出来るだけ山頂往復は楽して、稜線での時間を長めにとろうと考えました。
可能だったら、西熊山まで稜線をピストンしたかったのですが、
山頂でかなり時間が取れたので、30分ほど山頂で休んだあとは、
西熊山方面の笹原の稜線を1時間程度でピストンしました。
西熊山までは往復4時間とコースタイムではなっていたので、
帰りの車がかなり時間がかかることを想定すると2時には下山していたいので、
西熊山との鞍部まで縦走しました。
しかしあの時のペースからすると、片道1時間で西熊山まで行けたかも。
コメツツジがちょうど紅葉で、笹の緑とのコントラストが良かったです。
ただ、コメツツジの紅葉は真っ赤というよりはくすんだ赤でしたが。
下山後は、かずら橋を見学。ただし宿の近くの奥祖谷二重かずら橋の方が良い。
奥祖谷のかずら橋は、出発前の朝タダで渡ってみた。
高所恐怖症のコアラは、はっきり言って今回一番怖かった。
かずら橋は日本3大奇橋の1つ。
東祖谷村は平家の落人で有名なところで、民俗的にも興味深いエリア。
その後、ケーブルカーで祖谷峡の川原の露天風呂に下りる祖谷温泉に日帰り入浴。
硫化水素泉で、やや白濁しており、野趣もあって良かったです。
ここは中四国の露天風呂では、湯原温泉、三朝温泉と並んで人気のあるところ。
ここは1件宿で祖谷温泉郷からはだいぶ離れているが、
ここで5時となってしまい、国道に戻ると時間がかかるので、
祖谷温泉のある県道を通って直接阿波池田町に向かった。
従って、国道を通らなかったので、大歩危・小歩危には寄れなかった。
時間があれば、遊覧船に乗って川から景観を満喫したかったのだが。
行きに、大歩危のドライブインで小休止を取ったので、
ここから大歩危の景観を楽しむことは出来た。
また、遊歩道がそこからあるようだが、
行きは時間が無く(早く宿に着かないと)、探索はしなかった。
また、ラフティングやダッキーも盛んなようで、ツアーをやっていた。
(さすがにこの時間には終わっていたが)
また小歩危は車を止めるスペースが無く、行きの車窓から眺めただけであった。
なんとこの国道は、渓谷沿いにへつりの様に設置されていて、
(国道自体が宙に浮いていて、下は渓谷になっている)
本当に駐車するようなスペースがほとんど無いのである。
8月の東赤石山とあわせて、四国の二百名山は全て登ることが出来ました。
コアラの個人的感想だが、四国の二百名山は大変素晴らしい。
百名山にも勝るとも劣らないといった感じである。
剣と石鎚も素晴らしい山には違いないが、観光客とかが多すぎ俗化しており、
山自体の魅力は、むしろ二百名山の方が良いと思うのだが、いかがでしょうか?
(あくまで四国に限定しての話ですが)
(深田さんは、歴史とか文化面も参考にして選んでいるので、
その面も考慮すれば、四国の2大名山は石鎚と剣になるのでしょうが。)
8月に一緒に登ったたけちゃんは、どう感じますか。
百名山石鎚山と二百名山東赤石山に同じ時期に登っているのですが。
それぞれ登ってみて、お互い比較してみて、どうお感じになりましたか?