別府・湯布院温泉山行報告(byコアラ)
コアラです。
1月の3連休にリンさんといった、別府・湯布院温泉山行の報告を、
簡単に報告させて頂きます。
まず、全体のスケジュールを書きます。
◎1月12日(土)
高速艇ソレイユ号で8:35広島宇品港発、別府国際港に11:15着。
ここで、飛行機で東京から来ていたリンさんと合流。レンタカーを借りる。
別府の観海寺温泉のいちのいで荘で、だだっ広い露天風呂に食事付きで入る。
料金は食事込みで1000円と安い。
高台に位置しているので、別府の町並みの展望が素晴らしく、
湯の色も青みがかっていて、プールのような広さで、お奨めの温泉です。
その後、鶴見岳ロープウエイまで行き、
ロープウエイで三百名山である鶴見岳を往復。
下山後、明礬温泉からかなり山奥に入った鍋山温泉に行く。
ここはものすごく展望の良い山奥に湧いている、泥湯の露天風呂。
車で行けるところまで行ってから、徒歩で沢沿いに5分ほど歩く。
もちろん、無料で混浴。
地元の大学生らしきグループが来ていた。
その後湯布院温泉まで行き、旅館しらたきに泊まる。
◎1月13日(日)
朝から二百名山である由布岳に登る。
下山後、湯布院ハイツで日帰り入浴。
由布岳が目の前に望める素晴らしき展望。
その後、湯布院の街中へ行きちょっと観光。
金鱗湖の湖畔にある地元の公共浴場でもある下ん湯(混浴)に入る。
タオルで隠さずスッパで入っているカップルが二組あった。
むろん、湯船から出入りする時はタオルを体に巻いていましたが。
半露天風呂で、湖畔の遊歩道から丸見えなので、男性の私でも恥ずかしい。
高速で湯布院ICから九重ICまで行き、
その日は壁湯温泉の一軒宿、旅館福元屋に泊まる。
ここは川沿いの半洞窟にわく露天風呂(混浴)が有名。
ここも内風呂よりは洞窟風呂の方が開放感溢れているので、
結構女性も入っていました。
やはり、スッパで入っているカップルもいました。
結構ぬるい湯だったので、一度入ると出るのが大変。
◎1月14日(月:成人の日)
三百名山である湧蓋山(わいたさん)に登る。
下山後、筋湯温泉の共同湯「せんしゃくの湯」で一風呂浴びる。
ここも混浴ですが、今回は自分たちだけ。
石鹸が使えないので、冷えた体を温めるだけでした。
入浴後、やまなみハイウエイを通って別府に戻る。
別府では観光で秘宝館を見学して、レンタカーを返し、高速艇に乗る。
秘宝館は、カップルや親子連れ、女の子同士やおばさん同士のグループが多く、
男性はどちらかというと、団体客みたいな方が多かったですかね。
ソレイユ号、別府国際港発17:15、広島宇品港着19:55
広島に着いてから、牡蠣船で牡蠣料理を堪能する。
リンさんはその晩はコアラ宅に泊まり、15日早朝の新幹線で帰る。
以下は、特に順不同で主な項目について、より詳細に報告します。
◎鶴見岳
マゾッコメグさんは下山時には由布岳方面にきちんと歩いて下山したのですが、
我々は怠けてというか、温泉にはいることに主眼を置いてしまい、
時間節約のため上り下り共にロープウエイを使う。
●コースタイム
鶴見山上駅15:15−鶴見岳山頂15:35〜45−鶴見山上駅16:00
午前中、別府港からくっきりと鶴見岳が見えたので、
直ぐに登ればものすごく素晴らしい展望だったのでしょうが、
観海寺温泉に入る方を優先したため、山頂周辺に着いたのは3時過ぎ。
少し霞んでしまって、遠望は効きませんでした。
でも、別府湾や温泉街の展望は望めました。
由布岳は逆光と霞のため、くっきりとは見えなかったのは残念。
鶴見岳はK省出向時代に出張で登った(ロープウエイで)ことがあるのですが、
今回登ってみて、山上駅の展望台までしか行っていないことが判明。
山頂には今回初登頂でした。その意味では、今回登れて良かった。
◎由布岳
由布岳は豊後富士とも呼ばれる姿美しい山。
深田クラブの日本二百名山に選定されていますが、
コアラが登った二百名山の中では百名山に勝るとも劣らない。
豊後富士といわれているが、富士山のような成層火山ではなく、
火山ではあるが溶岩ドームの山である。
しかもピークが2つある双耳峰である。
三角点は西峰にあるが、一般の登山者は東峰に登る人が多い。
由布岳には、卒業旅行や出張で何回か湯布院に来ているし、
乗馬の外乗でも山麓の乗馬クラブに行ったりと、
結構直ぐ近くまで行っていて、そのたんびに登りたいと思っていた。
7月に山MLで九重に行った時も、登頂の機会を窺っていたが、
残念ながら時間切れで登れなかった。
というわけで、念願かなって今回初登頂出来たわけである。
●コースタイム
正面登山口9:05−分岐9:15−合野越9:35〜40
−マヌエ10:40〜45−西岳11:05〜15−マヌエ11:25
−東岳11:45〜12:30(昼食)−13:45〜14:00
−分岐14:30−正面登山口14:45
登山口に向かう車からは、由布岳の真っ黄色に色付いた草原の色が、
大変美しく、幻想的な景観を醸し出している。
今回は正面登山口に車を置いて登ったが、登りと下りを変えようと、
登りは一番人気のある合野越しからのコースで登った。
このコースは、合野越より上はマゾッコメグさんが下山に使ったコース。
双耳峰の鞍部にあたるマヌエで荷物を置いて、西岳をピストン。
しかし、鎖場がビシバシのコースで、一歩足を踏み外したら即死。
コアラも足がビビッタ。リンさんは安全を優先して西岳は断念。
途中からは、コアラのみのピストンとなった。
ぐるっと東岳へ周回するお鉢巡りコースもあるが、より危険度満点。
しかしながら、おばさんとかでも、結構周回コースに向かう人が多かった。
その後マヌエまで戻り、一登りで東岳山頂。
ここで記念写真を撮り、昼食にした。
西岳、東岳共に展望が素晴らしく、
北は昨日登った鶴見岳や7月に山MLで行った塚原温泉の噴気地帯が望める。
南の方に目を転じると、とても小さく盆地の中に
由布院の町並みがコンパクトに正座している。
その向こうには、九重の山並みが雪を被って美しい姿をたたえている。
噴気が上がっているのも確認できる。
由布岳はより標高が低く海に近いので積雪はほとんど無いが、
九重は白いエキスパートに許された世界を形成しているようである。
明日登る予定の湧蓋山の美しい三角形の山容や、
メサという真っ平らな山頂が特徴的な万年山(はねやま)の山容が望める。
残念ながらそこまでの遠望が効かず阿蘇は見えないが、
九重の左側遠方には、かすかに祖母・傾山塊が見える。
お鉢の方に目を転じると、お鉢巡りをしている人達が、
こびとのように岩にへばりついているのが見える。
下山は、鶴見岳の方に下りる東側へのルートを取り、
山腹の分岐点で周回して、正面登山口に戻ることにした。
このコースは、途中の分岐まではマゾッコメグさんが登りに使ったコースである。
マゾッコメグさんが大変だったと書いてあったが、確かに岩場で鎖場も多く、
このルートは日陰の部分が多く積雪があってしかも凍結していた。
下りだったということもあって、かなり難儀した。
途中で落ちで死ぬのでは?と思ったところもあったが、
軽アイゼンを装着して、どうにかこうにか、予定時間の倍以上掛けて下山した。
分岐点からは軽アイゼンを外したが、そこからは雪がないものの、
周回路なので、結構アップダウンがあり疲れた。
山自体は素晴らしかったので、心地よい疲労で、その後の温泉が堪能できた。
◎湧蓋(わいた)山
この山は、九重山の一角で日本三百名山の1つです。
九重山の主たっだ山に昨年の7月にリンさんと登っているので、
そこから少し離れたこの山に、
前日泊まった壁湯温泉に近いことから登ることにしました。
●コースタイム
びぜん湯9:15−湧蓋越10:15〜20−女岳10:45〜50
−湧蓋岳山頂11:05〜25−女岳11:35
−湧蓋越11:55〜12:10(昼食)−びぜん湯13:00
樹木に覆われていない山だけに、晴れていれば展望が素晴らしいのですが、
あいにくの天気で、山頂に着いてからの展望が全く得られず、
逆に風雨が強かったため大変でした。
行きの湧蓋越で下山してきた夫婦パーティにあったきり、
誰にも会わなかったのですが、山頂にしばらくいたら、
南側のルートから集団山行のパーティが登ってきました。
風雨が強かったので山頂での昼食は諦め、
湧蓋越まで戻って林道に座ってさっさと食べました。
八甲田・八幡平温泉山行の時の姫神山といい、今回の湧蓋山といい、
最終日には天候に恵まれない山行が続いています。
今回は男だけの山行だったため、下ネタ話に盛り上がり、
山の女神がお怒りになったからでしょうか?