大台ケ原・大峰山行報告(byコアラ)
コアラです。メグさんが近畿百名山山行の長い報告を書いてくれましたが、
一緒に行ったコアラも、簡単にレスすることにします。
> 11月10日から12日(行き帰りのバスの車中泊も含めれば9日から13日)、
> 近畿の百名山(大峰山・大台ヶ原)に行って来ました。
>
> ちなみに今回この2峰に登頂すると、
> 日本百名山のうち34座に登頂したことになり、
> やっと自分の年齢に並ぶことになる。
私は今回の2座で、計56座。今年はこれで打ち止めかな?
残りの44座は、日本アルプスや北海道の山、
東北地方でも日本海側の朝日山地・飯豊山地などの
アプローチが遠いか、難易度が高い山ばかりなので、
今後各年にクリアする百名山の数は、それほどの数にはならないと思われます。
>
> <11月10日(土)>大阪−阿倍野橋−大台ケ原駐車場−日出ヶ岳
> −正木ヶ原−牛石ヶ原−大蛇□−シオカラ谷−大台山の家−大台ケ原駐車場
> −大台荘
>
> 「天王寺から阪堺電車沿いに南下すると阪神高速にぶつかるから
> そこを左折してすぐ」
> とのことだった。
> 言われたとおりに行ってみたら、すぐ見つかったが、
> 天王寺や阿倍野橋の駅から1kmは離れていた。
> 誰だ、駅の近くなんて言ったのは!?
そう言ったのは、私かもしれません。
でも、天王寺に一番近いレンタカー屋さんという事で、
トヨタレンタカーに頼んで紹介されところがここなので、まあご了承下さい。
阪堺電車は路面電車でしたが、
思わず大阪で路面電車が見れてしまったので、感激!!!
天王寺には過去に1回行った事があるのですが、
その時は路面電車には気付かなかったな。
夜行バスで来て早朝サウナで汗を流しただけだからかな?
本当は1駅乗ってみたかったのですが(天王寺からレンタカー屋まで)、
稲葉さんにそう話しても反応がなかったので、仕方が無くあきらめる事に。
●大台ヶ原
> 2:00に日出ヶ岳山頂を出発し、正木ヶ原へ。
> この辺りから高い樹木はまばらとなり、笹の茂る大地となった。
> 昔は樹木が生い茂っていたそうだが、台風で樹木がなぎ倒されて以来、
> 植生が変わったらしい。
> また正木ヶ原で鹿を発見。感動して写真に撮った。
この風景は、NHK朝の連続テレビ小説「ほんまもん」の
オープニングにも使われていますね。
> 牛石が原を経由して、大蛇煤iぐら)には3:20に到着。
> ここに来て急に天気が好転。
> やや紅葉を過ぎた感のある山や切り立った崖の景色が素晴らしかった。
本当にこの景色は素晴らしかった。
ここで晴れてくれたので、一応天候はまあまあと判断すべきか?
大台ヶ原は月35日雨が降ると言われる程、雨が多い山だから。
モーリンの報告に対してもレスする約束にしているので、
大台ヶ原と大台荘については、そちらでもう少し詳しくレスすることにして、
今回は簡単にとどめておきます。
>
●大峰山(八経ヶ岳)
> <11月11日(日)>大台荘−大台ケ原駐車場−行者還トンネル西口
> −奥駈出合−弥山(みせん)−八経ヶ岳−弥山−奥駈出合
> −行者還トンネル西口−天川川合−紀の国屋甚八
>
> 行者還トンネルは崩落の危険があると判断されたため、
> 2年ほど前から通行止めになっていたらしい。
こんなに前から通行止めなら、登山ガイドやエイリアマップ等にも、
その旨を書いておいてもらいたいと思った。
それとも、トンネルの東側(つまり大台ヶ原の方)から、
洞川温泉の方に車で抜けて八経ヶ岳に登る登山者は、余りいないのかな?
>
> 弥山には11:35到着。ここには弥山小屋があった。
> 布団を干していたから誰かしら人はいたのだろうが、
> 人の気配は見られなかった。
比較的最近立て直されたみたいで、かなり綺麗な山小屋でした。
ここならば泊まってみたいと思いました。
今回も当初はここに泊まって、大峰山縦走を考えていたのですが、
今回Qちゃんがこの日に広島に戻らないといけないので、
麓の洞川温泉の温泉宿に泊まる事に。
山小屋の人はいましたよ。私は弥山と八経ヶ岳のバッチを買いました。
山小屋の人と話した所、小屋は勤労感謝の日の3連休まで営業しており、
その後は避難小屋になるとの事でした。
> 弥山から見る八経ヶ岳は結構遠そうだったが、
> 実際に歩いてみると大したことはなく、25分程で八経ヶ岳の山頂に着いた。
この日は一日中天気が良く、八経ヶ岳山頂からは360度の展望が楽しめました。
北の方は、稲村ヶ岳から明日登る山上ヶ岳、大普賢山、行者還山。
南の方は、二百名山釈迦ヶ岳方面へと続く奥駈の縦走路が延々と。
東に目を転じれば、昨日登った大台ヶ原の峰々が。
所々、車道で山が切り土に削られたところが延々と続いており、痛々しい。
> 途中のミタライ渓谷では紅葉の眺めが素晴らしく、少し休憩をとった。
この付近の紅葉が、今回の山行の白眉でしたね。
結構観光客やカメラマンが来ていました。
八甲田・八幡平や北海道の方が麓の紅葉は素晴らしかったですが、
それに次ぐくらいには素晴らしい紅葉でした。
コアラとしては、ミタライ渓谷あたりも散策したかったのですが、
余りメンバーの賛同が得られず、
紅葉を堪能できたのは、たこ焼きを食べている時間だけでした
> で、弁当は結局、彼女は持って帰りたくないと言うので、
> 我々の方で何とかすることにした。
> しかしまあ、何て人だ・・・
まあ、彼女が持っていったらおそらくゴミ箱に行っていた訳ですから、
我々がその晩の酒のおかずにして結局食べたのですから、
弁当作った人にとっては、彼女が我々に弁当を押しつけたことが、
結局良かったのでは。
物事は、良く解釈するようにしましょう。
>
●洞川温泉
> 先に備長炭風呂に入った。浴槽は小さく、お湯もややぬるめだった。
> 浴槽の底に備長炭が入った袋らしい物が沈んでいた。
> 露天風呂も浴槽は小さく、お湯はぬるめだった。
> 寒さのため外へのドアを閉めていたのか、露天風呂という雰囲気ではなかった。
露天があるのと、値段も一番安かったので、この宿にしたのですが、
確かに良い風呂でしたが、湯船が小さく、
露天というよりは、外へ解放された展望風呂、という方が正確でしょうか?
>
> 夕食は2階の自分の部屋でとれたが、かなり豪華な料理が出た。
> ただテーブルにつくでもなしに2人で食べるのは、やや殺風景ではあった。
> 当然酒も入った。
> 「大峰山」という地酒があるそうだが、2人とも酒豪という訳ではなく、
> 明日も山に行くから、小瓶の酒を頼んだ。
昔ながらの日本の宿という感じで(宿場町の旅籠のような)、
コアラ好みではあった。鄙びた温泉宿のイメージである。
だから山小屋なんかと比べると豪華な食事だったし、
サービスもいかにも日本の宿といったで、行き届いていた。
>
> <11月12日(月)>紀の国屋甚八−大峰大橋(登山口)−大峰山寺
> −レンゲ峠−大峰大橋−洞川温泉−天の川温泉−ふたかみパーク當麻
> −天王寺−つくば
>
> この辺は水が美味いということで豆腐が名物になっているが、
> 朝食には湯豆腐がちゃんと出た。
豆腐は本当に美味しかった。
おみやげに持って帰りたかったが、生ものだし、型くずれがしやすいので難しい。
クール宅急便出来ないかどうか聞いてみたが(実家に送ろうかと思って)
扱っていないのことであった。
>
●大峰山(山上ヶ岳)
> 出発してすぐ女人結界の門があり、そこから先は女性の入山は禁止されている。
> 相撲の土俵もそうだが、今時女人禁制を貫くことに
> 一体何の意味があるんだろうと考えさせられてしまう。
> まあ前日Qちゃんが帰ってしまったから、この日女人禁制の山を選んだ訳だが。
一応宗教ですから、それを重んじるしかないでしょう。
相撲もスポーツとはいっても、元々は宗教儀式から始まったものですから。
この分野では、山上ヶ岳は世界的に有名な山らしい。
山頂にある寺院も、世界で最高位置にある木造建造物だそうです。
(ある一定規模以上のものという制約付きでしょうが。
でないと、山小屋も木造建造物だし。)
> いずれも時期外れで閉店されていたが、
> 登山道を通る途中で必ず茶店の中を通らなくてはならないようになっていた。
構造自体は違うが、何となく御嶽山の山小屋(茶店)を彷彿させるものがあった。
山自体は、9月の秋分の日の3連休で閉まってしまうらしく、
茶店のみならず、山頂のお寺や宿坊、各行者場等も閉まっていた。
平日という事もあり、今回山に入っているパーティは、我々のみだった。
>
●天川温泉
> 仕方ないから、近くの売店でお土産を買った後、天の川温泉に行った。
> 着いたのは1:55だったが、混んでいたので、入るまで少し待たされた。
> またここは、建物や浴室に木がふんだんに使われていたのが印象的だった。
ここの泉質は、やや塩化物が入っている感じで、
完全な無色透明というのではない。
>
> 去年コアラさんがラビトさんと一緒に行ったという、
> 金剛山や葛城山も近くに見えた。
あれから、ちょうど1年くらいたつのですね。
この時はそれよりも時期的に1月前だったので、紅葉がとっても綺麗でした。
今回みたいな時に登ったら、紅葉狩りが楽しめただろうな!
>
> 企画人のコアラさん、今回は大変お世話になりました。
こちらこそ、色々ありがとうございました。
少人数の山行でしたが、それなりに楽しめたと思います。
最後は男だけになったので、女人禁制の山にも登れたし。
直前の西沢渓谷が大人数で結構疲れたので(もちろん楽しかったですが)、
逆に少人数の山行の良さを、別な意味でより感じる事が出来ました。