伊吹山山行報告(byマゾッコメグ)

マゾッコメグです。

5月13日、妻(稲穂)と伊吹山に行って来ました。
12日に妻が仕事で滋賀の長浜に行っていたので、その後で合流し、
長浜で1泊して伊吹山に行くことになったのだ。

<5月12日(日)>つくば−東京−米原−長浜

妻は朝から長浜で仕事なので、AM5:30頃つくばセンター発の
高速バスで東京に出て、新幹線で米原まで行った。
米原から長浜までは迎えが来たらしい。

私の方は、妻を見送った後また寝て、色々雑用を片付けた後、
PM3:36つくばセンター発の高速バスで東京に出た。
東京にはPM4:55頃着いた。
東京PM5:37発の「ひかり167号」に乗った。これは米原にも停車する。
自由席だったが、最初4号車に乗ったら、ここは喫煙車両であることが分かり、
慌てて他の車両に移動。禁煙車両の2号車に移ったが、余裕で座れた。
東京駅で買った駅弁を車中で食べ、これで夕食とした。
米原にはPM8:01到着。
米原8:24発の長浜行きの電車に乗り換え、長浜には8:32到着。

この日宿泊した「グリーンホテルYES長浜」は、長浜駅から徒歩2,3分だった。
妻は仕事を終えた後、すでにこのホテルにチェックインしていたらしいから、
自分が遅れての合流となった。
このホテルは不思議な構造をしていて、
本館と別館があって、フロントは別館の方にあった。
本館と別館は駐車場を隔てており、近いと言えば近いが、
いったん建物の外に出なくてはならない。

少し迷った挙句、別館のフロントに行ったら、
「奥様はすでにチェックインされていますので、
本館の421号室に行って下さい。」
と言われた。
それで本館の421号室に行って、やっと妻と合流できたが、
途中で部屋番号を忘れたらどうするんだろう?
その辺の配慮がホテル側になかったのが残念だ。

妻は7時頃にはチェックインしていたそうだが、
私が着いた時は疲れてグロッキー状態。
結局その後何をするでもなく、PM10:40頃寝た。

<5月13日(月)>長浜−米原−近江長岡−伊吹登山口−三合目−伊吹山頂
−三合目−伊吹登山口−近江長岡−米原−長浜−米原−東京−つくば

AM6:00に起きて、準備をした後、
7:00からホテルのロビーラウンジで朝食。バイキング料理だった。
チェックアウトし、長浜駅に向かった。
みどりの窓口で、帰りの新幹線の指定席券を買っておいた。

長浜駅から直接伊吹山登山口へ向かう、7:40発のバスがあったが、
それだと登山口に着くのが早過ぎて、
まだゴンドラが動いていないので乗らなかった。
というか、そのバスには間に合わなかった。
それで7:54発の電車で米原に行った。米原着は8:04。
ここで8:25発の東海道本線に乗って近江長岡へ。
近江長岡着は8:25で、長浜−近江長岡の電車賃は320円と安かった。
近江長岡は無人駅ではないが、改札は自動ではなく、典型的なローカル駅だった。

近江長岡から湖国バスで伊吹登山口へ。
町営のバスらしいが、マイクロバスで車体は西武系列のデザインをしていた。
時刻表には伊吹登山口行きのように書かれてあるが、
実際にはこのバスはもっと先の甲津原という所まで走っていた。
一緒に乗っていたおばあさんが
「○○で降ろして下さい」みたいなことを言っていた。
どうやらバス停以外でも、降りたい所で降ろしてくれるようだ。
まあ何とものどかな雰囲気のある車中であった。
近江長岡を出発したのが8:35で、伊吹登山口には8:55頃着いた。
運賃は290円。

ここからゴンドラ乗り場は案外遠く、20分近く歩いた。
時刻表にはゴンドラは9:00から運行するようなことが書かれてあったが、
実際には8:30から運行していたらしい。
また登山口から三合目までの運賃は、時刻表には片道700円、
往復1400円とあったが、実際には片道600円、往復1000円だった。
それにしても、バスの件もそうだが、
時刻表の情報がこんなに当てにならないこともあるのか?とつくづく思った。

ゴンドラで三合目まで行って、歩き始めたのがAM9:25。
ここはむしろスキー場として有名で、三合目付近はリフトがたくさんあったが、
この時期は動いていなかった。
伊吹山の山頂がすでに見えており、その眺めは雄大なものであったが、
途中に大きな鉄塔や電線があるのは目障りだった。
でもその電線の下をくぐってからの景色は素晴らしかった。



山頂までの道では、鳥の鳴き声が心を和ませてくれた。
また花はこれから満開になるのかな?という感じで、咲き方は今一つだったが、
黄色いウマノアシガタや白くて小さいトウキの花が綺麗だった。
伊吹山は標高1377mとそれ程高くなく、
それ程寒い地域にある訳でもないのに、高い樹木は少なかった。
これはやはり雪が多いせいだろうか。



5合目にはジュースの自動販売機があって、ちょっと興醒め。
6合目には10:05、8合目には10:35到着。
8合目には小さな祠があった。
9合目から先の道はあまり急ではなく、山頂までは楽に行けた。
山頂到着は11:05。少し霞がかっていたが、
ここからの琵琶湖の眺めは素晴らしく、竹生島も見えた。



山頂は結構広く、花畑、神社、トイレ、気象観測所、
売店と食堂を兼ねた山小屋と、あらゆるものが揃っていた。
暑かったので、売店でソフトクリームを買って食べた。
しかし小虫がたくさん飛んでいて、食べるのも一苦労だった。
登って来た方と反対側には、ドライブウェイの駐車場が見えた。
そこまでバスや車で来られるから、お気軽に山頂まで行けるという点では、
筑波山に似ている。
また石灰岩が多いためか、山の西側が削られているのが気になった。
ここも武甲山のような運命を辿るのだろうか。
山の雄姿を残しておいて欲しいものだ。



PM0:00頃から下山を始めた。
登って来た道を引き返すだけだったが、上からだと曲がりくねった
登山道が実に良く見え、自分が歩いて来た道が全て分かった。
登る時は下から見ているから、そんなの分からなかった。
目的地もすでに視界に入っていて、案外近そうに感じたので、帰りは楽勝だった。



3合目には1:05到着。ここにある「伊吹高原ホテル」の食堂で昼食にした。
蕎麦やうどんしか出ないというので、
私は天ぷら蕎麦を、妻は天ぷらうどんを頼んだ。
天ぷらの中身はこの山で採れた植物の葉で、薬膳料理のような雰囲気があった。

1:40に出発し、下りのゴンドラに乗った。
パラグライダーが飛んでいるのが見えた。
伊吹山ではパラグライダーもよくやられているようだ。
この点でも筑波山に似ている。

帰りの近江長岡行きのバスは2:20発だったが、
伊吹登山口のバス停には2:00頃着いた。
待合室で地元の小父さん小母さんが話していたが、
そのうち一人の小父さんは耳が遠いのか、やたら声が大きかった。
しかし訛りがすごく、内容は分からなかった。

下山後の温泉は、長浜の「国民宿舎・豊公荘」で日帰り入浴することにした。
近江長岡に戻る途中に「ジョイ伊吹」という施設があり、
薬草風呂に入れるが、あいにく月曜日は休み。
帰りは米原から新幹線に乗るのに、わざわざ長浜まで戻るのも
間抜けなような気はしたが、米原や彦根には温泉らしい温泉がなかったのだ。
長浜だと長浜太閤温泉があり、豊公荘の他に「浜湖月」という旅館でも
日帰り入浴ができ、しかも最上階で琵琶湖の眺めが素晴らしいそうだが、
こちらもあいにく月曜日は休み。
従って、豊公荘で温泉には入ることにしたのだ。

バスは2:32に近江長岡に着いた。
近江長岡2:39発の電車に乗り、米原着は2:48。
僅か3分の待ち合わせで乗り換え、長浜着は3:00。

長浜駅の改札を出た後、橋を渡って線路の反対側に行き、
豊公園の中にある豊公荘には3:10に着いた。
早速、温泉に入った。入浴料は500円と安かったが、内容もそれなりだった。
鉄分を含む茶色の湯が太閤温泉で、その湯が入った浴槽と、
透明な湯が入った浴槽の2つの浴槽があったが、露天風呂はなく、
窓も曇りガラスで、琵琶湖の雄大な景色を拝みながら温泉に浸かるというのは
望むべくもなかった。ただ湯加減はまあまあ良かった。
あまり長湯する気にもなれず、4:00頃には上がった。

脱衣所で、「あんたいい体してるねえ、何かやってんの?」
などと話しかけて来た小父さんがいて、その人と盛り上がったので、
着替えるのが遅れた。
敦賀の原発が比較的近くにあるためか、東海村の原研関係の人がよく来るので、
茨城の人にはよく会うだとか、そのような話を延々と聞かされた。
それでも妻より私の方が先に上がったようだったが。

帰りの新幹線は、米原PM6:18発の「ひかり104号」の指定席を
取ったのだが、それに乗るには長浜5:43発の電車が最終となる。
まだ少し時間がある。
長浜城がすぐ近くにあったので、見物して行こうかとも考えたが、
閉館時刻が迫っているのでやめ、
「長浜浪漫ビール」で地ビールを飲んで行くことにした。
電話してみたら、5時まではビールのみだが、
5時以降なら食事も出来るということで、早速行ってみた。



長浜浪漫ビールは、小樽の運河を彷彿とさせるような川のほとりにあり、
白く綺麗な建物だった。
中はビールタンクがあり、洒落た雰囲気でなかなか良かった。
私と妻でビール2杯ずつ飲んで、ほろ酔い加減。
食事をする時間も確保できそうだったので、
ウインナ−盛り合わせと豚肉の地ビール煮込みを頼んだら、
これがすぐ出来たので、結構感動した。



長浜5:43発の電車は米原には5:52到着。
新幹線まで時間があったので米原駅でお土産を買った。

帰りの新幹線はえらく混んでいた。
杖を持ったお遍路さんのような人が団体で乗っていたが、
彼らは小田原で降りてしまい、その後の車内はガラガラだった。
長浜駅で買った駅弁を車内で食べて夕食としたが、食べ過ぎたかな・・・
車内ではあまり眠れず、東京には8:46に着いた。

東京駅9:00発の高速バスでつくばに帰った。
常磐道で事故があった関係で渋滞しているという話があったが、
我々が通る時には解消されたのか、つくばには9:55に着いた。

妻の出張に便乗して、しかも平日に休暇を取っての山行という、
何とも贅沢な山行であったが、充分満喫できるものであった。
今回の伊吹山で、百名山登頂数は36座となり、初めて年齢を上回った。

長浜市HP 
伊吹町HP
湖国バスHP 
近江鉄道HP 
グリーンホテルYES長浜 0749−65−8080
国民宿舎・豊公荘 0749−62−0144
浜湖月 0749−62−1111
ジョイ伊吹 0749−58−0105
長浜浪漫ビール 0749−63−4300