比叡山山行報告(byコアラ)
コアラです。実はマゾッコメグさんの結婚式の帰り(5月14日日曜日)、
京都で途中下車して、三百名山比叡山に登ってきました。
これで登頂済み三百名山は22座。北から
一切経山、八溝山、太郎山、横手山、笠ヶ岳、
三頭山、丹沢大山、金時山、比叡山、山上ヶ岳、
大和葛城山、護摩壇山、扇ノ山、那岐山、道後山、
吾妻山、伊予富士、瓶ヶ森、背振山、鶴見岳、
大船山、湧蓋山
山登りとはいっても、結婚式の帰りですから、
ラフな格好ではありますが、普通のチノパンにタウンウォーキングシューズ。
ですから、ケーブルカーとロープウエイで登っておりますし、
実態は、世界遺産の延暦寺を見ようという、寺社仏閣巡りの観光です。
一応、最高地点の大比叡の三角点には行ってきました。
また、下山はケーブルカーは使わずに、自分の脚で歩いて下りました。
◎背景(余談)
昨年の12月に高野三山に登っているので、金剛峰寺には行ってないのですが、
比叡山延暦寺には行ってみたいなと思っていました(世界遺産だし)。
まさに、今年の山行もキーワードは宗教です。
実は、比叡山は三百名山の中では数少ない真冬でも登れる山ですので、
出張の帰りにでも登ってみようと、
1月の都内出張の帰りに京都で途中下車したことがあります。
京都駅を下車したのが14時台で、乗り継ぎ等に時間がかかってしまって、
滋賀県側の坂本の駅に着いたのが午後4時頃。
坂本のケーブルカーの駅まで行ってみたら、午後5時が最終とか。
ヘッドライトは持っていたので、山頂まで行くだけ行ってみて、
帰りは歩いて下りようかとも思ったのですが、
延暦寺は午後4時半で閉まってしまうと聞いて、
無理して登ってもしょうがないと思って、麓の日吉大社を見学して帰りました。
その時は、昔山MLに入っていたラビトさんと連絡が取れて、
京阪三条で待ち合わせて、先斗町の京料理屋で一緒に食事を楽しみ帰りました。
新幹線を途中下車すると、割引切符が使えないし、
結果としても、通しで買うよりも数千円高くなってしまいます。
その時は登るのを諦めたので、えらく高くついてしまったと後悔しましたが、
結果としては、かわいいラビトさんと食事が出来たので、良かったかな?
今回は、東京で美術館巡りをして帰るという選択肢もあったんです。
ただ、14日の新幹線が混んでいて、
ひかりだと広島まで通しで座席が取れませんでした。
ただし、新大阪までだと取れたので、
ちょうどイイから京都で途中下車しようと思いました。
本当は、京都国立博物館でやっていた雪舟展がまだやっていたら、
比叡山ではなく、雪舟展に行ったのでしょうが。
ちょうどマゾッコメグさんの結婚式は、京都では雪舟展が終わっていて、
東京国立博物館ではまだ始まっていませんでした。(ちょうど翌週から)
そういう意味では、残念ながらタイミングが良くなかったのです。
ちなみに、比叡山拝観後は、新大阪始発のレールスターで帰ったのですが、
結局座れず、約2時間立ったまま広島まで帰る羽目になってしまいました。
◎山行報告
余談はさておいて、4月の時は京都にちょうど12時に着。
今回は出町柳経由で、八瀬遊園側から登り、坂本側に下ることにしました。
地下鉄南北線、東西線、京阪電鉄、叡山電車、叡山ケーブル、叡山ロープウエイ
と乗り継ぐので、乗り継ぎが悪く、待ち時間とか結構かかってしまい、
結局ロープウエイ比叡山頂駅に下りたのが、13:40。
●コースタイム
山頂駅13:40−山頂遊園(駐車場)13:45〜50(焼きそば食べる)
−大比叡山頂14:00〜05−阿弥陀堂14:20〜30
−大講堂(国宝殿見学)14:35〜15:00−根本中堂15:00〜20
−ケーブル延暦寺駅15:30−明王堂15:45
−無道寺口入口16:20−JR比叡山坂本駅16:45
お寺巡りの内容は、観光報告になってしまうので、山関係を中心に手短に。
山頂遊園からは展望は素晴らしかったです。
春だったので、やや霞んでいたのが残念でしたが。
北西側は、大原のある谷の景色が素晴らしかったです。
南東側は、琵琶湖の大湖面が広がっています。
山腹にも、気温が東京や広島よりは低いからか、山の上の方だからか、
まだ桜のピンク色が色鮮やかに輝いていました。
山頂遊園の最も高いところに展望台があるのですが、
ここは最高点ではありません。
山頂遊園は入場料が1000円と高いので、私は入りませんでしたが。
山頂遊園と駐車場を挟んで聳えているのが、最高峰の大比叡。
大比叡の山頂は、観光客がほとんど行かないためか、登り口を探すのが大変。
山頂部に上がると、平坦地に電波塔や貯水櫓があります。
貯水櫓の裏のこんもりと盛り上がった杉林の中に、一等三角点がありました。
誰もいないので、セルフタイマーで記念写真とか撮りました。
その後、延暦寺境内の方に山道を下りたのですが、
結構団体の山行客(集団登山の一行)とすれ違いました。
ちゃんと本格的な山の格好で来ています。
彼らは、ちゃんと山麓から歩いて登ったのでしょうか?
延暦寺の境内には、しだれ桜などが綺麗に咲きほこっていました。
実は拝観料が550円ほど必要だったみたいです。
私は大比叡の方から山道を下りて境内に入ったので、拝観料は払いませんでした。
延暦寺は、大きく東塔、西塔、横川の3つのエリアがあります。
1回の拝観料で、3つのエリアとも見れるようですが、
横川エリアはかなり離れていて、連絡バスなどを使わないと移動出来ません。
西塔エリアは東塔エリアから歩いて移動出来ますが、徒歩片道30分くらい。
かなり急いで移動して、急いで見学しないと、ダメです。
(単身ならどんなに遅い時間に広島に帰っても良かったのですが、
妻子がいるので、午後7時台くらいには広島に着きたかった。)
今回お金を払って無いのでイイやと思い、
国宝根本中堂のある東塔エリアのみをじっくり見ることにした。
東塔エリアを見学(拝観)した後、早めに下りて坂本でゆっくりしようかと思い、
坂本に下りるケーブルの駅(坂本ケーブル延暦寺駅)まで行ってみると、
ちょうど出発したばかり。30分毎に出ているとのこと。
次のケーブルカーで行った方が、待ち時間を入れても早かったが、
ケーブル代も浮かせるし、三百名山の登頂リストにリストアップするなら、
帰りくらい歩くかと思って、結局歩いて下りることにした。
明王堂までは山道ながら整備された参道であった。
琵琶湖の展望が素晴らしい。ここからは完全な山道である。
無道寺道は、昔織田信長が比叡山焼き討ちの際に攻め登った道である。
私はローカットのウォーキングシューズであったので、
ちょっと脚に負担があった。
ここ一月ばかり、山をほとんど歩いていないのも、大きいかも知れない。
でも、樹林に覆われた心地よい1時間程度の山歩きであった。
坂本の町に下山してみると、ちょうど日吉大社の大祭の日であった。
私は近道をして、大社の前を通らないルートで駅に向かってしまったので、
繁華街に出てから、出店が出ている様子などから、祭りであることを知った。
また坂道を上って大社まで戻るのも面倒だったので、
そのままJR比叡山坂本駅に向かった。