4月は週末雨が多く、それに花見だ法事だと行事が入り、
なかなか山に行けなかった。
安達太良山スキーの後、腰痛になってしまったpoohさんからも、
そろそろ治ったのでリハビリ登山したいということで、
ぼくも連休後半の登山へのウォーミングアップを兼ね、
丹沢の大山に行ってきた。

◎大山山行報告
【目的地】大山(1251.7m)
【日時】2003年4月27日(日)
【メンバー】猿、pooh
【コースタイム】0930 蓑毛着−0945 蓑毛発−1049 ヤビツ峠着
−1100ヤビツ峠発−1233 山頂着−1341 山頂発
−1444 見晴らし台着−1500見晴らし台発−1525 阿夫利下社着
−1550 下社発−1625 登山口着

poohさんから27日に軽い登山をしたいと言われていたのだが、
直前までどこに行くか決まらず。
結局土曜日の夜に電話で「丹沢の大山にしよう」ということになった。

当日は市議選の投票日。7時には投票所の前で待機していて、
速攻投票して駅に向かうはずが、家を出たのが7時過ぎ。
結局、予定していた中央線に乗り損ねる。
そのため小田急の急行にも乗れなくなり、特急ロマンスカーで秦野へ。
投票した候補は落選…

秦野駅で斎藤さんと合流し、バスターミナルへ。
ちょうどヤビツ峠行きのバスに乗れたが、途中の蓑毛で降りることにする。
蓑毛バス停には立派なトイレがある。

身支度を整えて林道をゆっくりと登りはじめる。
1時間ほど行くと車の音が聞こえ、まもなくヤビツ山荘の裏に出る。
すぐ先にはベンチがいくつかあり、お弁当を広げている家族連れなどがいる。
晴れてはいるのだが、霞んでいて遠くはあまり見えない。
この先からだんだん道が急になり、階段なども出てくる。

しばらくは静かな山道だったが、
途中、阿夫利神社下社ケーブル駅からの道が合流すると
軽装の観光客がどっと増え、渋滞が始まる。

こちらは参道なので*丁目と番号が振られており、
合流地点は25丁目になる。



鳥居をくぐって28丁目の山頂に着いた時はお昼のピーク時。
阿夫利神社本社の前もベンチも人でいっぱい。
少し空くのを待ち、茶屋でビールを買い、昼食を取る。
隣は中国人の大グループだった。
山頂からは伊豆諸島なども見えるはずなのだが、
霞みがかかっているため江ノ島はおろか、近くの山しか見えない。




缶ビールや缶ジュースのケースを積み上げたボッカの人たちが何人
か上がってきた。

この山頂トイレは水洗化されていることが自慢のようだが、
肝心の水が流れない。
poohさんによれば女子トイレは悲惨な状況だったという。

食事を済ませて阿夫利神社下社へと向かう。
このまま参道を下ってもいいのだが、せっかくなので山の中を通り、
見晴台経由で下ることに。この道、岩がごろごろし、階段や段差などもある。

気が付くとカーブのところに小さなプラスチックラベルが刺してあり、
「八十曲がり」「七十九曲がり」と番号が振られている。

やがて道がなだらかになると見晴台へ。ここでも遠望は利かない。
少し休息し、さらに下って二重滝神社あたりからは平坦な道。
神社の下に出ると3軒の茶屋が並んでいて、盛んに客引きをしている。
メニューも価格もみな同じようだ。
真中の店に入り、黒胡麻アイスと名物の豆腐アイスを食べる。
黒胡麻アイスもベースは豆腐アイスだという。
黒胡麻アイスの方がおいしかった。



ほとんどの人はここからケーブルカーで帰るようだが、
我々は歩いて下山することにした。
参道は男坂と女坂とがあり、
「大山七不思議」などのある女坂を下ることにした。

女坂の方が楽と聞いていたが、
いきなり段差のきつい石段が続き、けっこう辛い。

「大山七不思議」とは、触りながらお祈りすると眼の病気が治る
「眼形石」とか、弘法大師が岩に杖を突いたら清水が湧き出た
「弘法の水」といったもの。



やがて男坂と合流し、
ケーブル始発駅も過ぎると食べ物屋、土産物屋が並ぶ石畳の参道に。
水がおいしいということで豆腐とこんにゃくが名物らしく、
我々も冷奴と味噌田楽でビールを飲む。
本当に豆腐がおいしかったので、それぞれお土産に買って買える。
店の主人においしいのは今日中、
遅くても明日の朝までに食べないとだめだと言われる。

ここからバスで伊勢原駅に戻り、小田急線で帰途についた。

実は表丹沢はまだ登ったことがありません。
今回の大山は東京で言えば高尾山のような雰囲気。
距離はあるけれど鎖場でよじ登るような個所がない分、
伊予が岳よりもお気軽登山向きと言えるかもしれません。