マゾッコメグです。
3月20日(日)、妻(稲穂)、息子(ヨタカ、1才)、私の両親、
姉夫婦と一緒に、宝登山に行って来ました。
実は今回の旅行は、埼玉県小鹿野町の
「本陣・寿旅館」に泊まるのがメインであり、
宝登山に行くのはどっちかと言うとおまけのようなものであった。
今回の旅行が企画された経緯について説明すると、
昨年11月に私の母が旅行先で大怪我をして、
地元の小鹿野中央病院に1ヶ月間入院したことがきっかけとなっている。
我々も頻繁に見舞いに行っていたが、
つくばに住んでいる我々が見舞いに行くのは大変で、
西東京市の妻の実家に泊まって行ったり、病院のすぐ近くにある
「越後屋旅館」や隣りの両神村の「国民宿舎・両神荘」に泊まったりした。
今回泊まった「本陣・寿旅館」も病院のすぐ近くだが、
母が入院中、機会があったらここに泊まりたいと思っていたらしく、
今回入院中お世話になったお礼にと、我々家族を招待してくれたのだ。
小鹿野町と言っても、埼玉県民以外の方には馴染みのない
地名かも知れないが、秩父市の西側に隣接し、歌舞伎が行われる町である。
埼玉県内では、川越に次いで2番目に町制を敷いた町である。
19日のうちに、妻子とともに入間市の実家に帰っていた。
<3月20日(日)>
朝、飯能市に住む姉の家に電話し、
一緒に宝登山に花を見に行きたいから正午頃長瀞で合流しようと話した。
詳しい場所は携帯で連絡をとりながら決めることにした。
AM10:05、妻子・両親を車に乗せて、私の運転で出発した。
10:20に入間ICから圏央道に入り、鶴ヶ島JCTより関越道に入った。
息子が最初激しく泣いて大変だったが、いつの間にか眠ってしまった。
10:50頃高坂SAに着き、10分程休憩をとった。
花園ICで関越を降りたのが11:35。
関越が渋滞していて、思ったより時間がかかってしまった。
正午に長瀞に着くのは無理そうだ。
途中で姉から私の携帯に電話が入った。
やはり姉夫妻の方が先に長瀞に着いたらしく、長瀞駅と宝登山ロープウェイ
乗り場の間の道の右側に車を停めて待っているとのことだった。
長瀞に到着して姉夫妻と合流できたのはPM12:10。
まずは腹ごしらえしようということになり、
長瀞駅近くの「元祖・打込そば・とらや」という蕎麦屋に行くことにした。
姉夫妻の車の後を付いて行ったが、店に駐車場があるのか、
良く分からなかった。義兄が店の人に聞いてみた結果、
我々の車は店のすぐ脇に停めていいということになった。
しかしこの駐車スペースが非常に狭く、入れにくそうだったので、
ここは妻に運転して貰った。少し離れた場所に店の駐車場があったので、
義兄の車はそっちに停めたらしい。
色々苦戦したが、やっと昼食にありつけることになった。
店は畳敷きの部屋もあって、それなりに雰囲気を出していたし、
清潔な感じがして良かったが、肝腎の蕎麦の方は本当に蕎麦しかなかった。
天ぷら蕎麦とか狐蕎麦とか、他のものが付いたメニューは一切なかった。
お店のこだわりというものだろうか。
残念ながらここでは、腹一杯食べることが出来なかった。
店を1:00に出発し、ロープウェイ乗り場まではすぐだったが、
途中の道は登りが急であった。
乗り場に一番近い駐車場は有料で、500円取られた。
駐車場から乗り場までは坂道を登る必要があった。
ロープウェイは大体30分に1本の頻度で出ており、
1:30発の便に乗った。
往復ともロープウェイを使うことにし、往復の料金は720円だった。
片道の料金は420円。
実は宝登山は過去に一度来ているが、なにぶん当時私は小学生だったので、
良く覚えていない部分もあった。
宝登山神社に行ったのと、宝登山動物園に行って猿に餌をやったのは
覚えているが。
山頂の駅には5分程で着いた。
山頂駅を出て目の前に広場があり、蝋梅(ろうばい)が植えられていた。
この時期では蝋梅は旬を過ぎた感はあったが、まだ花を見ることは出来た。
この広場は展望台にもなっており、遠くに蓑山を望めた。
ここから山頂に向かう途中に「梅百花園」という梅園があり、
梅園より上に蝋梅があった。
梅は170品種、470本あるそうだが、満開に近い状態で見応えがあった。
筑波山とどっちが良かったかというと、難しい問題であるが。
天気が良かったお陰で、武甲山や両神山の雄姿も拝むことが出来た。
ただし予想以上に寒く、また花粉症の姉にはつらいものがあったようだ。
宝登山の標高は497.1m。山頂の標識の前に三角点がある。
息子にとっては、筑波山に次いで生涯2座目の登頂となる。
下山は2:30発の便に乗った。乗り場まで長蛇の列が出来ていた。
2:45に妻の運転で出発し、姉夫妻の車に付いて行った。
寿旅館の駐車場に着いたのは3:25。駐車場は旅館のすぐ近くで、
母が入院していた病院は徒歩1分の至近距離にあった。
寿旅館は創業が江戸時代で300年の歴史があり、
それなりの雰囲気を出していた。天井が低いが、
これは昔の宿泊客が刀や槍などで襲われるのを防ぐ目的らしい。
でも天井裏から襲われたらどうするのだろう・・・?
部屋を3つ押えておいたが、姉夫妻は2階の部屋に入り、
我々と両親は1階の部屋に入った。1階の部屋は隣接しており、
忍者屋敷にでもありそうな回転扉で行き来できた。
息子は喜んで動き回っていたが、やはりこの回転扉にも夢中になっていた。
5時頃から風呂に入った。父が先に入り、上がってから私が入ったが、
義兄はもっと後に入ったらしい。
飼い犬を連れて来ていて、車の中で留守番させているから、
様子を見に行ったりしていたらしい。
犬は黒い雄の甲斐犬で、名前は「クマ」という。
年齢は15才位だから、かなりの老犬だ。
滅多に吠えない、とても落ち着いた犬である。
風呂に話を戻すと、小鹿野温泉という温泉で、湯は無色透明。
浴室は2つある。1つは「千成風呂」といって、瓢箪型の浴槽がある。
もう1つは「延寿乃湯」といって、上段の「殿の湯」、
下段の「控の湯」の2つの浴槽からなっている。
この時は「延寿の湯」が男湯になっていたが、
午後11時に男湯と女湯を入れ替えるらしい。
夕食は6時からで、2階の大広間でとった。
料理は「代官料理」といって、川魚の塩焼き、鍋料理、蒟蒻の刺身、
鹿肉の刺身、野菜の煮物、天ぷら等、かなり豪華なものであった。
特に岩茸は手に入れるのが大変ということで、その天ぷらは貴重であった。
味の方もとても良く、評価は上々だった。
ここでも息子が動き回ったが、火を使う料理もあり、気が気でなかった。
7:45頃まで夕食にし、その後は両親の泊まる部屋で語りモードに
入ったが、私は酒が入ったためか眠くなり、9:10頃寝てしまった。
この日福岡で強い地震があったそうだが、
そのことを知ったのは夜になってからだった。
<3月21日(月)>
5時頃目が覚めてしまった。
風呂に行ったら、父が後から入って来た。
父と風呂で一緒になるなんて25年振りだ。
8:30から朝食。朝食は1階の広間でとった。
他の宿泊客もいたようだが、御簾で隔てられていた。
メニューはさすがに夕食に比べると質素だが、温泉卵、簡単な鍋、
魚(鮭かな?)も出て、結構豊富だった。
例によって息子が動き回って、気が気でなかった。
朝食後は部屋でのんびりしたあと、9:45にチェックアウト。
正確な金額は知らないが、大体1人¥12000位だったと思う。
去年泊まった「越後屋旅館」や「両神荘」も良かったが、
ここは上記の2件に比べるとちょっと高いものの、なかなか良かった。
このまますぐに帰るのも勿体無いので、どこかに行こうという話になり、
小鹿神社に行くことになった。
小鹿神社は寿旅館から車で5分程の場所にあり、近い。到着は10:05。
鹿がたくさんいたが、金網で隔てられ、直接触れることは出来なかった。
餌は50円で売られていた。ここには10:45までいた。
この先両親は姉夫妻の車に乗ることにし、
我々は実家には寄らずにつくばに帰れるようになった。
この後秩父市内のミューズパークに行こうという話になったが、
そこに行く途中で息子が眠りについてしまい、
折角ミューズパークまで行ったが(11:05着)、
ここで遊んで行くことは出来ず、解散となった。
父の行きつけのゴルフ場がこの辺にあるらしく、
父が自分のゴルフクラブを取って来たいと言うので、
姉夫妻の車はそのゴルフ場に向かい、途中まで我々の車と同じ方向だった。
さて、つくばに直帰出来ることになった訳だが、
3連休の最終日とあって関越が渋滞することが予想され、
ずっと一般道を使って帰ることも考えた。
どっちにするか散々迷いながら運転したが(帰りは私が運転)、
関越道に入る花園ICまで来てやっと下道を通る決断を下し、
熊谷・羽生・古河等を経由して帰った。
息子がずっと寝ていてくれて助かったが、
茨城県内に入った辺りで起きてしまった。
渋滞こそ大した事なかったが、自分も単調な運転に飽きて来たし、
お腹も空いて来たので、どこかで食事にしようと思ったのだが、
なにぶん田舎だから、なかなか店が見つからない。
「ほっとランドきぬ」の看板が見えて来たので、
そこで食事と一緒に風呂にも入って行こうという話になった。
道に迷いかけたが、「ほっとランドきぬ」にはPM2:15に着いた。
受付の人にここで食事は出来るのか聞いてみたら、
自動販売機で買うものしか食べ物は出せないらしい。
何てこったい。でも仕方ないから、ここで食事にすることにした。
入浴料というか入場料が1人500円かかった。
大広間があったので、ここで自動販売機で買った焼そばやたこ焼を食べた。
窓から見える、敷地内の池と筑波山の眺めが良かった。
その後で風呂に行った(3〜4時頃)。妻が息子を風呂に入れた。
服を脱いでいる途中、母からの電話が携帯にかかって来た。
さすがに母も、我々がとっくに家に着いているものと思ったようだ。
湯はちょっとぬるめで長く入っていられるが、
あいにく天然温泉ではないし、露天風呂もなかった。
またロッカールームが温水プールに入る人と共同で、何とも違和感があった。
ここは風呂だけが目的だと物足りなく感じるが、
プールやトレーニングジムなどの設備も利用すれば、
結構満足できるのかも知れない。
4:50に妻の運転で出発し、途中のスーパーで夕食になるような
ものを買って(5:15〜35)、家に着いたのは5:50だった。
こんなに遅くなったのは全く予想外だったが、既に風呂に入っていたので、
帰宅後にやらなければならないことはそう多くなかった。
両親や姉夫妻も一緒の旅行は初めてだったが、結構楽しめて良かった。
宝登山はお気軽に登れるし、花も楽しめるので、
特に初心者の方にはお薦めの山だと思う。
また今回泊まった「本陣・寿旅館」、去年泊まった「越後屋旅館」、
「両神荘」も、結構お薦めである。
今後姉夫妻と一緒に行く機会はあまりないかも知れないが、
両親とはまた一緒に旅行に行く計画は進んでいる。
●本陣寿旅館 0494−75−0079
http://www.HONJIN.co.jp/
●ほっとランドきぬ 0296−30−4126
(ヨイフロなんて、ハトヤと一緒だ)