コアラその他、の報告

<マゾッコメグの報告>

 マゾッコメグです。

 6月2日、皇海山に行ってきましたので、報告します。

 実は去年の6月も皇海山企画はあったのだが、
雨による土砂崩れで林道が閉鎖され、急きょ四阿山に変更になった。
そういった訳で、今回は2年越しの夢がやっと叶った形になった訳だ。
今回は天気も良かった。

 今回の参加者は、
(男性)イトヤン、メグ、コアラ、リン、あきじ
(女性)AB、オッシー、KS、タケちゃん、ナイスバディ(姉)、
ゆっこたん(妹)
と、百名山企画にしては異例の多さであった。

 私はイトヤンの車に乗り、タケちゃんも一緒だった。
AM3:20にイトヤンとタケちゃんがメグの宿舎まで来て、
タケちゃんは宿舎の敷地内に車を停めておいた。
つくば出発は3:35頃だった。
桜・土浦ICから常磐自動車道に入り、
外環自動車道、関越自動車道を経由して行った。
ABさんとオッシーは同じ守谷のリンさんの車で来た。
仕事の都合で広島から船橋の実家に戻って来ていたコアラさん、
KSさん、ナイスバディ姉妹は、あきじさんの車で来た。

 途中、赤城高原SAで朝食にした。
その手前の赤城PAでイトヤン号とリン号が合流していたが、
PAには何もなかったので、赤城高原SAで食事にすることになったのだ。
SA到着はAM5:40。
あきじ号は出遅れていたが、携帯で連絡をとって、ここで合流した。

 AM6:20に赤城高原SAを出発し、沼田ICで関越道を降りた。
瓦礫の多い栗原川林道を通るため、車高の低いイトヤン号では苦しいので、
「尾瀬ドライブイン」にイトヤン号を停めて、
メグはあきじ号、イトヤンとタケちゃんはリン号に分乗した。

 林道に入るまでの道は複雑で、
運転していなかった自分は良く分からなかった。
栗原川林道は土砂崩れや道路の崩壊が多く、通行止めになることが多いが、
今年の5月以降は通行止めになったことは一度もなかったらしい。
それでも当初我々は戦々恐々としていたが、思った程悲惨なものではなかった。
しかし岩が車の底を擦るような音が時々聞かれ、車が大丈夫か不安ではあった。
途中で何台かの車に抜かれ、
登山口の駐車場が満車にならないかという心配もあった。
あと車の中では、ゆっこたんの男性の好みなどの話で盛り上がった。

 登山口のある皇海橋にはAM8:35に着いた。
駐車スペースは10台程と聞いていたが、
実際には既に20台位の車が停まっていた。
そんな訳で駐車場は満杯に近かったが、
何とか我々の車2台を停めることはできた。

 トイレに行ったり、色々準備をして、
登山口から歩き始めたのはAM9:05頃。
私にとっては今年初めての百名山登山とあって、心躍るものがあった。



 登山道は結構標識が整備されており、迷う心配はなかったが、
近くに川が流れていたため、徒渉が多かった。
百戦錬磨のあきじさんが最初いきなり川でコケて水に頭から突っ込んだが、
岩に頭をぶつけたように見えたので、かなり心配だった。
濡れただけなら最悪風邪をひくだけだが、
頭は打ち方次第では命に拘わるから・・・
でも幸い、大事には至らなかったようだった
(あきじさん体調が悪かったんだろうか?)。

 途中から沢登りの様相を呈してきたが、
水場付近からはかなり傾斜が急になってきた。
「こんなの無事に登れるか?」とみんなが不安になったところへ、
沢の上から飼い主に連れられた茶色い犬が降りて来た。
「普通こんな所に犬を連れて来るか?」と思ったが、
この犬が我々のアイドルとなり、緊張した心を和ませてくれた。

 その沢登りも幸いみんな無事に登りきれた。
特にきつい場所にはロープが張ってあり、これでだいぶ助かった。
あとはナイスバディさんからのリクエストで
メグが人間ジュークボックスとなり、
それなりに気分を盛り上げた(つもり)。

 「稜線のコル」にはAM10:40頃到着。
ちょっと広々とした所だった。
ここからは鋸山が望めたが、その険しい山容にみんな感動し、
これをバックに記念写真を撮った。



 「山頂までもう少しだ」と気合を入れなおして、10:55頃コルを出発。
ここから先は沢は少なくなり、樹林帯の中を歩くことが多くなった。
また傾斜もきつくなった。
途中ちょっと展望のいい場所があり、山岳同定の話が始まった
(子持山はどれだったんだろう・・・)。
鳥の鳴き声も素晴らしかったので、あきじさんによる鳥談義も始まった。
あきじさんの話だと、
日本の三鳴鳥はウグイス、キビタキ、オオルリなのだそうだ。
(実はこれは間違いで、本当は三鳴鳥はウグイス、コマドリ、オオルリで
キビタキは含まれていません)

 山頂には11:55頃到着。山頂は狭く、展望も利かなかった。
しかもかなり人がいたので、
昼食は少し下った庚申二柱大神の銅碑のそばでとることにした。
昼食はみんな途中のコンビニなどで買ってきたようなので、
私が持って来たアルファ米は今回は出番はなかったが、
折角携帯コンロを持って来たのだから、お湯は沸かした。
これでコーヒーやカップラーメンも作れたし、
私とあきじさんが入れたコーンスープや味噌汁も好評だったので、良かった。



 PM12:40頃、山頂を出発。
少し天気が怪しくなってきたし、寒くなってきたので、
上だけレインコートを着た(でもすぐ天気は回復し、暖かくなった)。
下りは結構急で、ゆっくり降りたが、さすがに登る時よりは速かった。

 「稜線のコル」に戻ったのは、PM1:20頃。
3分程歩いた所に石楠花(シャクナゲ)の花が
綺麗に咲いているという話を聞いたので、行ってみたら、
ピンク色の花で、確かに綺麗だった。

 我々のメンバーの中で石楠花の花を見に来たのは自分だけかと思っていたら、
見終わってコルに戻る途中で他のメンバーが花を見に来るところとすれ違う。
意思の疎通が上手く行かず、自分だけ先に花を見に行ってしまったのだ。
マヌケだった。
仕方ないから、メンバーがコルに置いて行った荷物を見張ることにしたが、
みんななかなか戻って来ないから、
「まさか鋸山まで行こうなんて言い出したんじゃないだろうな?」と心配になった。
でも実際は、花のそばでお喋りに夢中になってただけらしい。



 みんな揃ったところで、さあ出発、と思ったところで小トラブル発生。
我々の荷物のそばにカメラが落ちていたのだが、
どうやら我々メンバーのものではないらしいし、
その場にいた人達も心当たりはないと言う。
さてこのカメラをどうしようかと迷った。
取り敢えず登山口まで持って行くか、
その場に置いておいて持ち主が取りに来るのを待つか・・・
散々迷った末、
持ち主が捜しに来た時に見つけやすいように木の枝にかけておくことにした。
雨に濡れないようにビニルの袋にでも入れておこうかと考えていたら、
丁度そこに持ち主の人が現れて、問題は無事解決した。
その人はだいぶ降りてからカメラがないことに気付き、
捜しに戻って来たらしく、きっと大変な労力だったろう。
でもホント、カメラが無事に持ち主の手に戻って良かった。
正にこの日の晴れた青空のような気分だった
(余談ですが、「あっぱれ」とは漢字で「天晴れ」と書くが、
正にそうだと思った)。

 それから、このコルで、
コアラさんの山仲間の人がいるところに偶然出くわした。
世の中狭いものだとも思った。

 最終的にコルを出発したのは1:50頃。
登りできつかった沢も無事に下り、
前と後ろでかなり差は広がってしまった感はあったが、
全体的にはトントン拍子で降りることができた
(コアラさんはかなり眠かったらしく、
途中河原で休憩をとった時には岩の上で寝ていた)。

 登山口に戻ったのは3:30頃。
ちょっとのんびりし過ぎて遅くなってしまった感はあった。
久々の本格的な山行だったが、それ程疲れた訳でもなく、
十分楽しめたと思う。

 3:50頃登山口を出発し、栗原川林道を戻り、
「尾瀬ドライブイン」には5:00頃到着。
だいぶ遅い時間帯になってしまったが、
ここから歩いてすぐの吹割の滝を見物してきた。
ナイアガラの滝を小さくしたような、落差は小さいが幅の広い滝の姿は、
これまでに見たことがないものであり、とても興味深かった。

 5:40に吹割の滝を出発し、いよいよ待望の温泉に入ることになった。
去年の四阿山の時は、
時間的に苦しいということで温泉に入るのは断念した訳だが、
四阿山が日曜日だったのに対して今回は土曜日で翌日休みの人が多かったから、
温泉に入れることになったのだ。
温泉はどこがいいか?で少々もめたが、
結局、近場の「吹割温泉センター・龍宮の湯」に入ることにした。
「龍宮の湯」は入浴料500円と安く、全体的に小規模ではあったが、
洗い場や露天風呂も充実し、まあまあ良かった。
ただ露天風呂から見える景色が田圃だったのが少々興醒めではあった。

 ここで夕食にするか、他の所にするかで、意見が分かれた。
私自身は折角だからここで食べて行きたかったのだが、
宿泊客優先のため定食類は時間がかかるということで、
ここで食事にするのは諦めた。
ここで食べるのを極度に嫌がっていたゆっこたんがこの時すごく喜んでいた。

 「龍宮の湯」を7:00に出発し、関越道に入る前に見つけた食堂で食事にした。
ここの定食は1500円にしては量もあり、なかなか良かった。
店内の雰囲気も悪くなかったが、個別の勘定ができず、
しかもそれでいて消費税を別に取るという、
客をなめ切った態度だけはあまり好きになれなかった。
ここで話に花が咲いて、帰るのは更に遅れた。

 結局食堂を出発したのはPM8:50。
ここで解散し、3台それぞれ別々に帰った。
私は帰りの車中でかなり寝てしまった。つくば到着は11:10頃。
ここからタケちゃんとイトヤンがそれぞれの車で帰宅した。
他のみんなは無事に帰れたでしょうか?

 今回は今年初めての百名山ということで、
登り甲斐もあって、楽しかったです。
また皆さんと山に行けるのを楽しみにしています。