コアラです。

結局、25日火曜日に代休を取って、単独でハイクに行って来ました。
場所は栃木県の大平山。午後からは青空になり、天気にも恵まれ、静かで快適な
山行でした。1人物思いに耽り、じっくり人生を見つめ直してきました。
東京方面にはどんよりした雲がかかっているのが見え、どうやらラジオによると
東京では雪もちらついたらしい。やはり私は晴男であった。

山行自体は素晴らしかったのですが、平日単独行ということを考えると、選択肢として反省すべき事が。元々大平山自体地元の裏山的な感じですので、土日に行ってもこの時期は結構空いています。せっかくの平日山行だったので、土日だったら混んでいてうんざりする山を選ぶべきだったなと。

それから、お気軽なハイクコースですので、寺社仏閣も多いし、ドライブがてら女の子と歩くのには最適なコースと思いました。せっかくの単独行だったので、この山はデートにとっておいて、女の子を誘ったら山好きで無い限り尻込みしそうな山に行くべきだったかなと。

山域としては、土日混むという視点では、奥多摩、中央線沿線、丹沢大山など。
テクニカルという視点では、雪があるかもと言う意味で、富士山周辺、上州とか。

簡単に報告しますが、2万5千分1地形図「栃木」を見ていただけるとわかりや
すいです。今回のコースは、るるぶの「首都圏からのハイキング」に準拠してコー
ス選定しています。

つくばをマイカーで8:30出発。山に行くというのに、いつもの通勤時間よりも遅い出発である。つくば〜八千代町〜結城市ときて50号に入り、小山を過ぎてしばらくして栃木市方面への県道に下り、大平町に向かう。男体山、日光白根などの日光連山や足尾山塊の山々が雪をかぶって見える。
つくば方面を見ると、かすかに筑波山とそれに続く加破山のスカイラインが見える。
10:30頃大平山の麓に到着。車を大中寺の駐車場に停め、ここを起点に大平山を周回することにする。

大中寺 10:40〜11:10
由緒あるお寺のようで、雨月物語でも取り上げられている。
大中寺の7不思議というのがあり、解説板も立っている。
これらをゆっくり見ていたら、30分経ってしまった。
お参りして、車で荷を準備してスタート。

大中寺から清水寺までは関東ふれあいの道の指導標に従って、ほぼ平らな道を歩く。この道は地理院の地図には書いていない。特に準備運動はしなかったが、この道はこれからの山歩きのウォーミングアップには最適である。

清水寺 11:35〜45
ここもシーズンには花が咲き乱れるとのこと。ちょっと小高いところにあるので、関東平野の展望が素晴らしい。お参りをしてから牡丹園の坂道を上がっていくと、十一面観音がある。

十一面観音 11:50〜55
ここでも手を洗って、お参りをする。ここから山道である。

標高の低い割には、結構急な山道である。山道が凍結しているとか、融けてグチャグチャしているということはなく、私にとっては歩きやすい。岩が出ているので、慣れていない女の子あたりは苦労するかもしれない。
この石は、関東平野縁辺部の古生層、中生層の堆積岩であり、かなり緻密で硬い石である。このため、侵食に強く関東平野の縁に山として残ったものであろう。

私は単独だとスタスタ登ってしまうので、一汗かく頃には稜線に着いてしまった。
ここからは、冬枯れの木々の隙間からちょっと展望が望める。
ここからも稜線沿いながら急な斜面が続き、また一汗かかされる。

ようやく、神社の建物が見えてきた。時間的には、ハイペースで登ったせいか、予定よりも20分くらい早い到着である。

晃石(てるいし)神社 12:25〜30
神社前が広場になっており、既に中高年の男性が1人いて、食事を作っていた。
ちょっと話すと、地元の方でトレーニングがてら毎日登っているとか。
お参りして、また登り始めると、5分ほどで山頂到着。

晃石山(標高419m) 12:35〜13:00
なんと、一等三角点であった。こんなところで一等三角点に会えるとは。一等ともなると標柱も大きく立派である。木々に覆われているが、冬枯れのため隙間から景色は見えるし、岩舟山方面には視界が開けている。
やや霞んでいて、遠望は余りきかない。方向的には赤城・榛名・浅間方面の雪をかぶった山が見えているが、木々の隙間からなのと、小縮尺地図を持ってきていなかったので、山岳同定
は不可能であった。


おにぎりとコンロで湯を沸かしてスープを作って昼食。誰も上がってこないので、仕方なく山の標識の下に荷物を置いて、記念写真(登頂証拠写真?)を撮る。「写るんです」なので、セルフタイマーがないから仕方ない。


ここから大平山までは、所々急な斜面の下りがあって緊張はするが、大半は快適な尾根歩きである。
木々に覆われていて展望は基本的には得られないが、所々広葉樹のところでは、右側には太平町の町並みが、左側には葛生町の石灰岩採石場やゴルフ場などが見える。

大平山(標高343m) 13:35〜50
富士浅間神社がある。お参りする。展望は全く無い。
ここは昔の山城跡のようである。しばらくすると、中高年の男性が1人登ってきた。写真をお願いしようかと思ったが、挨拶しても返事がない。
1人ハアハア言いながら、山頂に着くやいなやコンロを組み立て、忙しそうにアルミホイルの鍋焼きうどんを作り始めた。
頼みづらくなったので、展望もないこともあり、1人で山の標識に荷物をおいて記念写真を撮って、下りた。


大平山神社 14:00〜10
大きな神社であり、従業員(神官さん?)もいる。お参りする。
少し離れたところに売店があり、その前が展望台となっている。
栃木市方面の町並みの展望が素晴らしい。
誰もいないので、写真は撮れない。ここからは参道の階段を下り、神門に出てからは車道を歩く。


謙信平 14:20〜45
ここから上杉謙信が関東平野を見渡して、その広さに感嘆したと言われている。
平野の所々にぽこぽこと小丘があり、その様が宮城の松島に似ていることから、陸の松島と言われている。確かに素晴らしい景色である。写真は撮ってみたが、逆光なので良く取れてはいないであろう。
浮浪者みたいな変なおっさんしかいなかったので、記念写真は頼めなかった。残念。
茶店がいっぱい並んでいる。ここは、団子、卵焼き、焼き鳥が名物である。全部は食べれないので、甘酒と焼き鳥を頼んだ。味は、まあ名物の味である。
参考までに名物の値段を書くと、団子300円、卵焼き350円、焼き鳥450円。焼き鳥は3本であった。桜の季節か紅葉の頃でも、ドライブできてみて、また名物(今度は団子が良いかな?)を食べてみたいと思った。
ここから、山道を駆け下りると直ぐに大中寺である。

大中寺 15:00着

この後、栃木市の西北郊外にある栃木蔵の湯「太子館」というところで一風呂。
日帰り入浴1100円と結構するが、綺麗でイイお風呂でした。
1泊すると1万5千円はするみたい。露天風呂も広い岩風呂で、青空の下でのびのびと入ること
が出来た。泉質は無色透明だが、PHは2くらいで飲むと酸っぱい酸性泉である。
15:30〜16:30と1時間ほど入浴してリラックス。

つくばには18:30頃到着。