⇒不二子・温泉娘他の山行報告へ
◎赤城・皇海山山行(by猿)
猿です。
無事に赤城山、皇海山に登ってきました。
【目的地】赤城山(黒檜山:1828m)、皇海山(2144m)
【日時】2003年9月14日(日)〜15日(祝)
【メンバー】猿(リーダー)、温泉娘、不二子
【コースタイム】
9月14日
赤城山ビジターセンター 12:26 - 12:33 駒ヶ岳登山口
- 13:21
駒ヶ岳山頂 -14:14〜14:42 黒檜山山頂 - 16:08
黒檜山登山口
9月15日
栗原川林道入口 09:08 - 09:55 駐車場着 10:18
駐車場発 -
10:20 皇海山登山口 - 11:17 〜 11:22 中間地点手前で小休止
-
12:31 〜 12:38 稜線のコル -13:38 〜 14:02
皇海山山頂 -
15:01 〜 15:06 稜線のコル - 16:57 登山口
●赤城山へ
14日は朝6時半に不二子さんを吉祥寺でピックアップするはずが、
出遅れてしまい、逢えたのは7時過ぎ。
ここから小金井街道経由で所沢まで行き、関越に乗る。
温泉娘さんが前夜から泊まっている滝沢館まで、
赤城ICから40分ぐらいのはずなのだが、
途中道を間違え、たどり着いたのは11時過ぎ。
赤城山の下を行き、最後に山に向かうはずなのが、
一度赤城山まで登ってしまい、狭いクネクネ道を下ってしまった。
温泉娘さんのお友達はすでに自力で帰宅。
山道でオーバーヒートを起こしたハイラックスサーフに
冷却水を補充してやり、温泉娘さんを乗せて山頂に戻ったのは12時ごろ。
いったん、赤城山頂駅ビア・バーベキューホール前に駐車し、買物とトイレ。
ぼくと温泉娘さんはここで食べた「おやき」1個が昼食となった。
ここから歩き始めようとしたが、
登山口はだいぶ遠いことが分り、赤城山ビジターセンターまで戻る。
ビジターセンターなら分るだろうと、
登山届けを出す場所を聞いたのだが「そういったものはないですね」。
●駒ヶ岳へ
ビジターセンターから覚満淵の横の車道を下り、
駒ヶ岳登山口から山道へ。
高度を上げて行くと、木の合間から大沼がちらちらと見える。
てすりの付いた鉄階段を登り、
ほぼコースタイム通りで無事駒ヶ岳へ。
頂上は狭く、小さな「駒ヶ岳」という木の看板があるだけ。
数人が弁当を広げるなど休んでいた。
小休止の後、赤城山最高峰の黒檜山へ。
木の階段が多いのだが、山に多い幅広ステップとは異なり、
住宅用階段と同じぐらいの高さ・幅なので歩きやすい。
小さな子どもを連れたファミリーも目立つ。
山頂では300名山にはほとんど登ったというおじいさんと話をする。
周囲の山はだいたい知っているそうだ。
黒檜山から黒檜山登山口への道は、
駒ヶ岳登山道と比べて急で整備されてなく、人も少ない。
こっちを登りに使ったら、途中で音を上げていたかもしれない。
●皇海山キャンプの森
下山後、赤城山の北面を通る赤城道路を利用して皇海山に行くはずだったが、
気付いてみると燃料計がほとんど空。
ここまま山道を登って行く自信がないので、赤城IC方面へ下ることにした。
途中ガソリンスタンドで給油。赤城ICから沼田ICまで関越は500円。
沼田ICを降りたところで農協のスーパーに入り、野菜などを購入。
量が多くて安い。ただし野菜と農機具以外はあまり揃ってなく、
パンやチーズなどはコンビニで購入した。
国道120号を北上し、皇海山キャンプの森へ向かう。
ここも近くまで来たところで暗くて標識を見落し、うろうろしてしまう。
19時過ぎ、真っ暗中キャンプ場に到着。今夜はバンガローに宿泊。
夕食は枝豆、農協で買った野菜に温泉娘さん特性ドレッシングのサラダ。
温泉娘さんが赤城牧場で買ったバルサミコが活躍する。
メインはダッチオーブンで作ったスペアリブのコーラ醤油煮。
遅くなってしまったので入浴は諦める。
ビールとワインを空け、山とダイエットについて盛り上がり、
シュラフに入って寝る。
15日
●林道をぶっとばす
朝はホットサンド、スクランブルエッグ、サラダ、コーヒーなど。
ゆっくりし過ぎ、キャンプ場を出発したのは9時ごろ。
林道は聞いていた通り、狭くて、カーブが多く、
落石や崩落個所も多く、かなり恐い。
車高が高いハイラックスサーフなので、道はあまり気にせず飛ばしたが、
砂利のカーブで後輪が滑べるのには焦った。
また段差が大きいところがあり、
車が跳ねて荷台の荷物が後部座席の不二子さんに降ってきた。
だが、温泉娘さんは寝ていた。
バンガローでぼくと不二子さんのイビキ攻撃を受け、
3時間ぐらいしか眠れなかったそうだ。
2台ほど車を追い抜き、45分ぐらいで登山口に到着。
すでに第1駐車場はいっぱいで、トイレ手前の場所に駐車する。
このトイレの入口、棚の上にお菓子かなにかの缶が置かれ、
後でそれが登山届け入れだと分ったが、出発時には気付かず。
しょうがないので車のフロントガラスから見えるよう、
ダッシュボードに登山届けを置いて出発する。
2001年山ML企画の皇海山山行よりさらに1時間遅い10時過ぎ出発。
ふもとに泊まっていたのに、何というテイタラクであろう。
●ガレ場に苦労
登山道はずっと沢沿いで、何度か沢を渡る個所が出て来る。
2001年の時にはあきじさんが転んだというので、慎重に徒渉する。
のんびり登って行くので途中、何人にも抜かれる。
我々3人と、単独のおじさん2人がスローペースで団子状態となる。
中間点を過ぎ、沢から離れると急な斜面、ガレ場。
ロープが張ってある場所が何個所かあったが、
できるだけロープに頼らず、自分の足で登るようにアドバイスする。
不二子さんはちょっとした段差を越えるのにかけ声を発しながら行く。
そうしないと力が出ないそうだ。
ガレ場のあたりで一瞬霧雨がパラ付いたが、
すぐにやみ、日も出て来た。
稜線のコルでは鋸山が見える。
皇海山から下山して来たパーティが鋸山まで足を伸ばすかどうか相談していた。
小休止の後、皇海山頂上を目指して出発。
しばらくはなだらかだったがだんだん急な笹原を登る。
途中、背中側の展望が開ける。
最後、ちょっとした岩場など急なところを抜けると平坦になり、すぐ山頂。
山頂は狭く、木が茂っていてあまり展望はない。
我々の他には5人ぐらいしかいなかった。
ここで菓子パン類と、朝作った茹で卵の昼食を簡単に済ませる。
時刻も遅いので山頂にはあまり長居せず、下山開始。
ゆっくり降りたので、山頂にいた人達にはコルまでに抜かれ、
気が付いたら一番最後のパーティになってしまった。
ガレ場は心配だったが、意外と早く降りることができた。
登山口に戻ると、すでに第1駐車場は空。
第2駐車場には2台が止まっているだけだった。
車にもどってびっくり。なんと後部窓が全開だった。
車止めを出した時にそのままになっていたらしい。
荷物は無事でほっとする。
●老神温泉へ
林道の帰りは下りなので、スピードをセーブしてゆっくりと走る。
林道入口から沼田へ戻るところで、
逆に曲がってしまい、農家の庭先へ。
これから日帰り入浴できるところを探したところ、
老神温泉の伍桜閣が20時まで入れるというので、そこへ向かう。
入浴料は1000円とちょっと高いが、風呂は男女別の内風呂、
女性専用露天1、露天が2つあり、充実している。
お湯は無職透明な単純泉。
内風呂に入った後、3人で露天の「岩鏡」に入浴。
広い庭の斜面を利用し、上と下に2つの湯舟がある。
もう真っ暗になっていたので外は見えなかったが、
眺めは素晴らしいらしい。
途中、一人男性客が入って来たがほとんど貸切り状態。
下のぬる湯は何時間でも入っていられそう。
もう一つの露天「赤城の湯」は時間がなく、断念。
20時になったので風呂から上がり、夕食をとることに。
沼田市内に温泉娘さんの友人が住んでいるというのでお勧めの場所を聞いたが、
このあたりでは20時には店は閉まってしまうとのことで、
インター方面に向かうことにした。
伍桜閣を出て、120号に戻ろうとしてまたまた逆方向に曲がってしまい、
狭い道を温泉街の外れまで行ってしまう。
●がらがらの関越
120号沿いの店もほとんど閉まっていたが、
インターの手前で田舎そばと看板の出ているところがあり、Uターン。
黒くてぶつぶつと切れた田舎そばを食べる。
店で山の本など広げて、
次にどこに行くかなど話していたら22時の閉店になってしまった。
そこにコアラさんから電話があり、無事下山を報告。
混浴したことを告げたら参加したかったと悔しがっていた。
関越もさすがに空いていて、全然渋滞なし。
練馬ICで降りた時点で23時半を過ぎており、
終電があるかどうかわからないし、雨も降っているので、
二人を車で自宅まで送り届け、帰宅した。
不二子さんは門限に間に合わなかったけど、大丈夫だったのだろうか。
●盛り沢山な2日間
今回はぼくとしてはほとんど始めてリーダーとしての山行企画。
それに二人が初心者ということで不安もあった。
また、前夜にバッテリーが突然あがってしまい、
深夜の交換作業になったり、
何度も道を間違えるなど自動車関係のトラブルはあったが、
山行そのものは最後まで問題なく過ごすことができた。
2日で百名山2峰登頂、ダッチオーブン料理、温泉という
盛り沢山な企画ながら、どれも満足できるものだった。
今回の山行の記録写真を下記に置いてあります。
http://www.erde.co.jp/~masaru/akagi_sukai/
不二子さん、温泉娘さん、報告や感想をお願いします。