守門岳山行報告(byコアラ)
コアラです。
妻の実家に、10月13日から15日までいたのですが、
14日(日)に二百名山でもある守門(スモン)岳に登りました。
妻の実家から車で1時間足らずで登山口まで行ける、
妻の実家から最も近い有名な山です。
場所は、新潟県の下田村と守門村の境界に位置する。
長岡の平野からは、北にある粟ヶ岳と並んで、美しい山容を見せている。
守門岳とは単独峰の名前ではなく、
いくつかのピークの総称としての山の名である。主なピークとしては、
大岳(標高1432.4m)、青雲岳、袴岳(標高1537.2m)があり、
一般的には、最高峰の袴岳を守門岳としているようです。
しかしながら、家族連れのハイキングや、学校の集団登山では、
大岳へのピストンで守門岳登山としているところが多いようです。
山名の由来は、野鳥が巣ごもりする山、スモリ山の転訛であろうといわれ、
途中にキビタキ小屋があることからも、野鳥の豊富さがうかがい知れる山です。
山MLメンバーが新潟に遊びに来た時に企画すればよい山なのですが、
(野鳥が豊富なので、あきじさんやナホちゃんらと登ってみたかった。
または、体験陶芸アンド山企画でも立ててみてもよかった。)
男の子が生まれたら、「スモン」と付けようかとも考えたりしたので、
(妻のふるさとの山の名であり(これじゃお相撲さんか?)、
守門の守の字が、コアラの名前の漢字と、意味として共通性があるから。
また発音も言い切り型で男らしい響きで、外国語っぽい響きでもあるので。)
まずは登っておこうかと思い、今回単独行で登ってしまいました。
マイカーで行っても周回コースは取れるのですが、今回妻の実家の車を借りて、
一番標高の高い保久礼小屋まで車で上がってしまったので、
下山後、車のあるところまで登るのが辛いので、
保久礼小屋から大岳に上がり、そこから稜線を縦走して袴岳まで行くコースを、
ピストンしました。
地図は、昭文社エイリアマップの「越後三山」を参照してみてください。
その日は秋晴れの良い天気で、巻機山の時ほどではないですが、
良い展望を楽しむ事が出来、紅葉もちょうど良いくらいの感じでした。
その前の日の鳩待峠付近の方が、紅葉自体は艶やかでしたが。
●コースタイム
保久礼小屋9:50−キビタキ小屋10:20〜25−不動平11:05
−大岳11:20〜30−二口コース分岐12:00〜05
−青雲岳12:20〜30−守門岳(袴岳)12:40〜13:10(昼食)
−青雲岳13:20〜25−二口コース分岐13:40−大岳14:10〜20
−不動平14:35−キビタキ清水15:05〜10−保久礼小屋15:25
大岳までの道はグチャグチャで結構汚れました。
特にキビタキ小屋までは、急階段が延々と続いており、
調子をこいてかなりのハイペースで登ってしまいました。
山小屋は、保久礼小屋もキビタキ小屋も避難小屋で粗末な感じです。
樹林帯の中の道ですが、不動平からは灌木になり、展望が開けます。
ただし、粘土質のものすごく滑りやすい道で、
かなり下を気にしながら歩かないといけません。
中学校の集団登山の一行とすれ違いましたが、
かなり滑るみたいで、悪戦苦闘しながら下りていました。
稜線に出てからの展望が素晴らしく、
大岳から見る袴岳方面の景観は誠に素晴らしいものです。
至仏山の時には全く展望がなかった事を考えると、雲泥の差です。
守門岳は鳥海火山帯に属する休火山で、
(火山学的にはこのような言い方はもうしませんが)
山稜の東面は爆裂火口跡とみられ絶壁が続いており、
長岡方面から見える西面の穏やかな山容とは、対照的な景観です。
稜線歩きは、結構ガレた所もあり、アップダウンが大きかったので、
山自体としては、至仏山よりも大変だったかもしれません。
青雲岳は山頂付近が草原になっており、
木道や池糖もあり、巻機山の景観に何となく似ています。
守門岳山頂では、360度の展望が欲しいままでした。
北の方に目を向けると、粟ヶ岳がどっしり構えています。
東の方から南の方に目を転じていくと、浅草岳、荒沢岳、越後三山など。
その奥には奥会津の山々がいっぱい連なっていますが、
20万分1地勢図を持ってこなかったので、細かい山岳同定は出来ませんでした。
山頂や稜線からの景観に名残惜しさを感じながらも別れを告げ、下山しました。
大岳からは結構ハイペースで下りましたが、
汚れる事は厭わず、足下には細心の注意を払って下りたので、
1回も転ける事無く無事に保久礼小屋に下山できました。
登山口まで来る時は、栃尾市の栃堀の方から来たのですが、
帰りは二口平から貫木に下り、守門村の方に出ました。
守門温泉SLランド青雲館で、日帰り入浴してきました。料金は500円。
北魚沼郡守門村大字西名新田 TEL02579−7−2555
風呂は内風呂のみで、湯船も狭かったです。
守門岳からの下山客でごった返していましたが(シャワーが空いていないほど)、
狭い湯船で長湯をしていたら、いつの間にか自分だけに。
ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、少し白濁しており、
お肌がぬるぬるした感じになります。
狭いけれども後半一人でゆっくり入れたし、泉質も効能がありそうな感じで、
精神的にも肉体的にも登山の疲れが取れ、一風呂浴びて良かったです。