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昨年9月の尾瀬山行報告です。

◎尾瀬山行

【目的地】燧ケ岳〜尾瀬ガ原〜至仏山 山行
【日時】2004年9月19日(日)〜20日(休)
【メンバー】猿,pooh,k夫妻
【コースタイム】
御池駐車場 07:15 - 11:14 俎嵒 12:20 - 12:18 柴安嵒 12:35 -
分岐 - 15:25 温泉小屋 - 16:45 燧小屋幕営地
燧小屋幕営地 07:00 - 07:31 東電小屋 - 08:15 尾瀬ヶ原三又 -
08:45 山の鼻 09:00 - 10:20 中間地点 - 11:30 高天原 - 11:40 至
仏山山頂 12:16 - 小至仏山山頂 13:00 - 鳩待峠 - 戸倉

2003年には台風の中,poohさん,温泉娘さんとずぶぬれになって歩い
た尾瀬に再挑戦することにした。山MLで参加を呼びかけたのだが,
温泉娘さんは都合がつかず。結局,白馬岳と同じ4人で行くことにし
た。まったく同じコースではつまらないので,今回は檜枝岐・御池
から登ることに。

18日
夜,22時に都庁地下に集合してトラベルインの長距離バスで檜枝岐
へ。

19日
御池の手前,七入でシャトルバスに乗り換える。ここでうっかりし
て乗務員に御池駐車場で降りることを告げなかった。
御池駐車場で,「さぁ,着いた」と立ち上がろうとしたら「まだ動
きますから,立たないでください」とのアナウンス。あれ,おかし
いな,どこで降りるのだろうと思っていたらバスはぐんぐん山の中
へ。終点の沼山峠まで来てしまう。我々以外,全員が沼山峠コース
だったのだ。
4人だけを乗せてバスは御池駐車場へ戻る。どうせ戻るバスなのだ
が。おかげで30分ロスする。
御池駐車場で朝食を取り,身支度を調えて歩き出す。前回ほどでは
ないが,地面はぬかるんでいる。スパッツを装着。
途中,「燧ヶ岳」の看板を見て近くにいた女性が「これ,何て読む
のかしら」だって。おいおい,自分たちがこれから登る山を知らな
いのかぁ。
1時間ぐらい歩いたところで雨になり,雨具を出してザックカバー
装着。しかし,雨はじきにやんで俎嵒山頂に着く頃には晴れ間も出
てきた。バスのトラブルで出発が30分遅れたので,かえって良かっ
たのかもしれない。定刻通りだったら山頂で雨だっただろう。濡れ
た木道でこける。
前回はまったく見えなかった尾瀬沼も眼下に広がる。ここで昼食と
する。
燧ヶ岳最高峰である柴安嵒では,その中でも一番高そうな岩の上に
立って記念撮影。前回は雨とガスの中,ぜんぜんそんな余裕無かっ
たもの。
柴安嵒から西の方に降りてしばらく行くと,見晴新道と温泉小屋道
との分岐にさしかかる。前回は見晴新道を降りて,名前とは裏腹な
展望の無さ,滑りやすいぬかるみ道に苦労したので今回は温泉小屋
道にする。
だが,結局は同じようなものだった。見晴新道よりもちょっと遠回
りになるので,余計に時間がかかったし。
3時間ほど歩いてようやく温泉小屋道は終わり,平坦な赤田代に出
る。道の名前になっている温泉小屋でちょっと休んでから尾瀬ヶ原
の縁を歩いて下田代十字路へ。今夜の幕営地である燧小屋に。
さすがに前回より天気がいいので,テントは何張りも先客が。濡れ
て冷えているわけでもないので風呂はパスする。夕飯はキムチ鍋
(^^;

20日
ちょっとガスっているけれど,まぁいい天気。麻婆春雨ラーメン風
の朝食を取って出発する。
下田代十字路から温泉小屋方向へ少し戻り,只見川を越えて東電小
屋経由のコースとする。尾瀬ヶ原では蜘蛛の巣に霧が水滴となって
いて,その造形美に見とれる。熊出没注意という看板があり,とこ
ろどころに鐘がぶらさがっている。これを叩いてから進んでくださ
いとある。誰も熊避け鈴を持ってなかったので,poohさんのザック
に金属のコップを2個,カラビナでぶら下げて歩くたびに音が鳴る
ようにした。
静かな,人のあまりいない新潟県側の尾瀬ヶ原を歩く。紅葉にはま
だ早い(だから空いているのだが)が,草紅葉は始まっている。

やがて尾瀬ヶ原三又で下田代から山の鼻へ直行する道と合流。ここ
からはさすがにハイカーも多く,人が増えてくる。

帰りのバスの時刻を考えると,あまりゆっくりしてられないので,
山の鼻では休息もそこそこに至仏山を目指す。うんざりするような
階段と,階段がないところでは滑りやすい蛇紋岩に転びそうになり
ながら頂上を目指す。鎖場も何度か出てきた。
頂上では晴れていたけれど,全体にモヤがかかっていて尾瀬沼の方
はぼんやりとしか見えない。
小至仏山を越えてしばらく行くと右手に笠ヶ岳への分岐がある。こ
こでトイレ休憩にする。分岐を入ったところはメインの登山道から
見えず,トイレ場になっているのだが,女性の使ったと思うティッ
シュペーパーがあたり一面に散乱しているのはまいった。まさか男
性の「大」用ではないと思うが。ティッシュペーパーはなかなか分
解しないので,持ち帰って欲しい。
その先,オヤマ沢田代の下に水場があり,名水らしいわき水をみん
ながペットボトルに詰めている。我々も飲もうかとしたが,小室さ
んがさっきのトイレを思い出して引いてしまった。数百メートル離
れているから,きれいに濾過されて心配する必要はないのだが・・・
やがて鳩待峠に到着。ここからマイクロバスに乗って戸倉へ。バス
停の前にある戸倉温泉・玉泉で日帰り入浴。
関越バスで新宿へ戻った。