草津白根山行報告
マゾッコメグです。
7月8,9日、1泊2日で草津白根に行って参りました。
以下に報告文を載せます。
実は今回の山行は、かつてない程のドタバタ劇の連続であった。
まず、台風3号の接近により、計画の変更を余儀なくされた。
当初は8日に長野新幹線で軽井沢に出て、そこからバスで万座温泉に行って、
そこから本白根まで歩く計画だった。
しかし台風の接近で8日の降水確率が非常に高くなったので、
8日の山行は諦めて9日に回し、8日は草津温泉に行くだけ、
というふうに変更した。
その分、8日は出発を遅らせることにした。
参加者のドタキャン、ドタ参加もあった。
参加予定だったマルが前日、仕事の都合でキャンセルを表明した。
一方、メグの知人(正確に言うとメグの親戚の叔父さんの元同僚)
のK村さんという女性にも声をかけてみたところ、
2,3日前に参加を表明した。
そのようなことがあり、最終的な参加者は
(男性)マゾッコメグ、フリッシュ
(女性)なりみ、K村
の4名となった。
しかもメグ以外の3名は皆お互いに初対面という、物凄いメンバーとなった。
でも実は、この程度はまだ序の口だった。
私とフリッシュさんは、荒川沖8:32発の常磐線で上野に行き、
上野10:00発の「新特急・草津3号」に乗ることになっていた。
常磐線の上野着は9:40の予定で、「草津3号」には余裕で間に合う筈だった。
しかし、台風の影響で電車が遅れ、上野到着は9:55頃となった。
八王子在住のK村さんがすでに電車の中で待っており、
我々がなかなか来ないので心配してたようだった。
でも我々は何とかセーフ、良かった。
でも本当のドタバタ劇は、これからなんですよね・・・・。
所沢在住のなりみさんが武蔵野線を使って、
大宮から「草津3号」に乗る筈だったのだが、台風の影響で武蔵野線が動かず、
「草津3号」に乗れなかった。
仕方ないから携帯で色々と相談し、我々3人は先に長野原草津口に行って、
そこでなりみさんが来るのを待つことにした。
我々3人が長野原草津口に着いたのは12:27で、
時刻表を調べたら2時間ほど待てばなりみさんが来る筈、だった。
しかし!ここでまたドタバタ劇が。
何と、なりみさんが大宮から乗った新幹線が高崎に停車せず、
長岡まで行ってしまったのだ!
仕方ないから、
我々3人は先に草津高原ユースホステル(YH)に行くことにした。
長野原草津口から草津温泉までバスで行き、
そこからYHまでは徒歩20分強だった。
YHに向かう途中、草津温泉の湯畑や湯もみなどを見物し、
YHに着いたのは午後4:50頃だった。
なりみさんが来るまでに3人で温泉に行ってようかという考えがあったが、
念のためなりみさんの携帯に電話したら、
長野原草津口から草津温泉に向かうバスの中だということで、
結局なりみさんが来たら4人で温泉と食事に行くことにした。
夕食をYHでとるかどうかの問題もあったが、
このような事態で6時からの夕食に間に合うか疑問だったので、
夕食は頼まないことにした。
しかし、まだドタバタ劇があった。
なりみさんがなかなかYHに着かないからどうしたのかと心配してたら、
彼女から携帯に電話が入った。
どうもYHまでの道が分からなくなったらしい。
メグとフリッシュさんで迎えに行くことにしたが、
なりみさんからの話を聞いても彼女がどこにいるのか分からなかったので、
片岡鶴太郎美術館という所で待ち合わせることにした。
ただしそこにもなりみさんはなかなか現れず、我々は随分待った。
結局、なりみさんが美術館前に現れ、無事にYHに着けたのは、
6時半頃だった。
そんなこんなで何とか4人合流でき、早速温泉に行く事にした
(YHの風呂は温泉ではない)。
だいぶ遅くなってたし、なりみさんも歩き疲れてたようだったので、
温泉街まで行かず、
YHのすぐ隣の「ナウリゾートホテル」の温泉に入ることにした。
本来入浴料は1000円だったが、YHの宿泊客は700円に割り引きされた。
あまりゆっくりとはつかれなかったが、生き返った気分にはなれた。
その後、7時半頃から、ホテル内のレストランで夕食にした。
ちょっと値段が高かったが、みんなかなり酒を飲み、
自分以外初対面とは思えないような盛り上がりを見せた。
YHには10時半頃戻り、自分はすぐ寝た。
翌7月9日。またしてもドタバタ劇が!?
何と今度は自分が二日酔いになってしまい、身動きが困難になってしまった。
迂闊だった!夕べ飲みすぎた!
お陰で当初の予定より、出発が1時間ほど遅れた。
YHの近くの天狗山スキー場から9:59発のバスに乗り、
殺生河原で降り、そこでゴンドラに乗り換えた。
ゴンドラからの高原の景色も素晴らしかったが、
ある場所では硫黄の臭いがゴンドラの中まで漂ってきた。
下を見ると、硫化水素で植物が枯れたのか、岩が剥き出しになっており、
また岩の一部は黄色くなっており、何とも異様な光景であった。
ゴンドラを降りてからは、かなり整備された歩道を歩いて鏡池に向かった。
比較的楽なコースだったためか、中高年の登山者が多く、
何百人もの人とすれ違った。
こんな山行は初めてだ。
あと天気の方は、台風が去ったお陰で見事に晴れて、暑いくらいだった。
鏡池のあと本白根展望台、逢ノ峰、弓池に行って、
白根火山バス停近くのレストハウスで昼食にした。
ここでなりみさんが長岡で買って来たというイカ飯もみんなで食べた。
いやはや、
度重なるハプニングにも冷静かつしたたかに対処したなりみさんは偉い!
昼食後、湯釜を見物しに行った。
湯釜までは徒歩10分程だったが、湯釜のエメラルドグリーンの水は、
何とも感動的な美しさであった。
誰かが
「抹茶ミルクみたいだ」
と言ってたが。
このあと芳ヶ平に行く計画もあったが、時間が足りなそうなので、断念した。
白根火山2:50発のバスに乗り、天狗山スキー場で降り、
西の河原で温泉に入った。
ここは巨大な露天風呂があったが、体が洗えないのが不満だった。
女性陣も不満だったらしく、
温泉街まで行って無料の公共浴場に入ってきたらしい。
そんなこととも知らず彼女らが露天風呂から出てくるのを待ってた
私とフリッシュさんは、
「一体どうしたんだろう?」
と心配していた。
しばらくしてなりみさんとK村さんが別方向から現れて曰く、
「公共浴場に行ってたのを伝えておこうと、メグさんの携帯に電話したのに、
つながらなかったよ。」
実は山行の途中で携帯の電源を切っていたのだった。
チャラリー、またもドタバタ劇!
草津温泉5:10発のバスに乗り、
長野原草津口6:02発の「草津10号」で帰った。
実はバスが渋滞で遅れ、「草津10号」に余裕で間に合う筈が、
あと5分という状況であった。
女性陣が「草津高原ビール」を買ってたので、更にギリギリとなった。
(後で気付いたが、実は彼女たちが買ってきたのは
「軽井沢高原ビール」だった。
「草津高原ビール」は売り切れてたらしい。)
さて車内販売で弁当を買って、夕食にしよう、と思ったら、
今回最後のドタバタ劇が!
何と、車内販売の弁当が売り切れていたのだ!
お陰で私とフリッシュさんは8:30に上野に着くまで
夕食にありつけなかった。
浦和で降りたなりみさんとK村さんはどうしたのだろう?
最終的につくばに帰り着いたのは、午後10:20頃だった。
結構楽しかったが、とにかく今回はドタバタ劇の連続で、疲れた。
皆さんお疲れ様でした。
今回一緒に行けなかった方も、今度は一緒に山に行きましょう。