コアラです。お花見山行の報告をします。

◎筑波山系雪入山(剣ヶ峰・竜ヶ峰)お花見ハイク
天候にもメンバーにも恵まれ、楽しい山行でした。
桜自体は、ヤマザクラが咲いてはいたのですが、やや盛りを過ぎた感じでした。
先週末の方が、良かったみたいです。
お気楽な山行ではあったのですが、しばらくぶりの山でしたので、
思った以上に汗をかいて、結構疲れました。

●日時:4月17日(土)
●参加者:コアラ、なっちゃん、テン
つくばのお気楽山行希望者や家族持ちの方向けにお花見ハイクを企画しましたが、
残念ながらつくば在住の方からの参加希望者が少なく、
なかなか土日に休みを取れないテンさんの休みの日にあわせたこともあって、
横浜からテンさんの参加もあり、つくばのお気軽山行要員のなっちゃんと、
結果的にはかわいい女性二人に囲まれての、
他から見たらうらやましい山行となった。

二人とも妻とは全く面識が無かったので、特段誰と行くかは話していなかったが、
どうせMLに報告すれば、わかってしまうことなので、
美女二人と行ったことが後で発覚するよりは良いかと思い、
またお二人がカナビーを見てみたいというような話もあったので、
妻子に会ってもらってから出発。

●山行開始まで
コアラに官舎の庭掃除が入ってしまったため、集合を午前10時に遅らせる。
現地の雪入ふれあいの里公園での集合者がいなかったので、
ゆっくり準備してしまう。
結構暑い日だったのに、なぜか鍋焼きうどんが良いという話になってしまい、
コンビニ等で買い出しをすることにして、若干時間がかかる。
従って、11時にはハイキング開始予定だったのが、
雪入ふれあいの里公園に到着したのが、11時半くらいに。
しかも、コアラがフィルムを持って行き忘れたのに気づき、
急遽山麓のよろずやに買い物に行く。
その間、二人にはネイチャーセンターや
ハイビジョンシアターを見てもらことにし、
結局11:30からのを見ることになった。
結果的に、1時間遅れのほぼ正午にハイキング開始。

●コースタイム
雪入ふれあいの里公園12:05−林道出合12:20
−竜ヶ峰(県立中央青年の家)12:40〜55
−ふじがみ旅館13:15〜20−剣ヶ峰(昼食)13:50−15:30
−パラボラ山15:40−剣ヶ峰15:55〜16:05−あきば峠16:25
−浅間山直下16:35〜40−三ツ石分岐16:50
−金命水17:00〜10−七曲分岐17:20
−雪入ふれあいの里公園17:30

●剣ヶ峰山頂まで
雪入ふれあいの里公園から林道雪入沢線に向かう遊歩道を歩く。
途中、拾光寺観音に向かう道があり、そちらに入る。
観音様にお参りしたあと(今回は上品にいき、観音様ジュークはしませんでした)、
元の遊歩道には戻らず、そのまま踏み分け道を進みましたが、
これが結構な悪路でした。でも無事に、林道の一角に飛び出しました。
林道は竜ヶ峰まで、くねくねした急勾配の舗装路ですが、
この日は25度を超える夏日だったため、舗装の照り返しが強く、
予想以上に疲れました。テンさんもなっちゃんも直ぐに休みたいモードでした。
なっちゃんは、昨年の早春の房総山行以来、1回筑波山に登っただけ。
テンさんは数年前に富士山に登った以外は、
10代後半に八ヶ岳に登っただけとのこと。

山頂に着くのは午後1時はとうに過ぎてしまいそうでしたので、
シャリばて防止のため、中央青年の家で軽く腹ごしらえすることに。
ここにはちょっとしたグランドもあり、冬にはカナビーを連れてきて、
一緒にボール遊びなどもしたこともあります。
キャンプ場もあり、飯盒炊飯やBQができるなど、なかなか良い施設です。
コアラはその庭で休もうかと思ったのですが、二人は日に当たるところはイヤと
建物の中に入ってしまったので、コアラも付き合うことに。
コアラは鍋焼きうどんだったので、
テンさんが手作りの竹の子ご飯おにぎりをコアラにくれた。
コアラは美味しいおにぎりに感激したが、実はお母さんの手作りとか。
テンさんのお母さんも山好きらしく、良くツアー山行を利用しているらしい。
今回は娘の山行ということで、お母さんも気合いを入れて準備してくれたらしい。
今回は参加者が少なかったので、お母さんも連れて行こうとか思ったとか。
コアラの関連する山行では、らくきょの会とかハックルベリーとか、
中高年がメインの山行も多いですし、山ML自体でもお母さんの参加大歓迎です。

この竜ヶ峰付近はソメイヨシノがいっぱいですが、今回はもう終わっていました。
その代わり、八重桜などがいくつか咲いていて、綺麗でした。
この付近は、4月の第1週あたりが、ソメイヨシノの見頃のようです。
特に、中央青年の家からふじがみ旅館にかけての未舗装林道沿いが見事です。
ここまでは車で乗り付けられるので、来年の山MLのハイク抜きのお花見は、
ここ竜ヶ峰でやっても良いなと思いました。もう一つの候補は福岡堰。

ふじがみ旅館から、本格的な山道が始まります。
剣ヶ峰の山頂までは、パラボラ山直登コースと眺望コースとがあるのですが、
今回は緩やかな眺望コースを選びました。
眺望コースといいながら、樹林帯に覆われていて展望はなく、
所々木々が伐採されて、霞ヶ浦方面の展望が得られる箇所が数カ所あるだけです。
遠くから山の中腹を見ると、所々山桜のピンクが綺麗に見えるのですが、
その下に行ってみると、下からは余り花びらがよく見えず、
それほど綺麗だとは感じません。
山桜の場合、葉と花が同時に開くので、そう感じるのかもしれませんし、
花自体も表面の方に付くので、どうしても下からだと綺麗に見えないのかも。
ソメイヨシノを観賞するような訳には、なかなかいかないようです。

●剣ヶ峰山頂
剣ヶ峰山頂には、特段標識があるわけでなく、
眺望コースと稜線が交わる場所である。
ここは霞ヶ浦方向が開けており、展望が良い。
ここで、敷物を敷いて遅い昼食を取ることにした。
コアラは携帯コンロを持ってきたので、
チゲ鍋うどんとほうとうを作って、皆で分けて食べた。
なっちゃんはお菓子を、
テンさんは肉巻きなどの料理を作って持ってきてくれたので、
皆で分けて食べた。とても美味しかった。
テンさんのお母さん、ありがとうございました。

コアラはコンロの操作をしていたので結構忙しく、
思ったより時間がたってしまった。
食後は、コーヒーを沸かして、皆で分けて飲んで、一時を楽しんだ。
そろそろ1時間以上休んだので、出発しようかという矢先に、
テンさんから衝撃発言があり、3人はその話で盛り上がってしまう。
コアラ的には、女性の本音が色々聞けて興味深かったです。
女性二人も、コアラの男の本音が聞けて、面白かったかも。

余りにも天気が良すぎて、のんびりしすぎてしまい、
また後半は思わぬ展開に話が弾んでしまい、
あっという間に時間がたってしまった。
3時半になり、そろそろ出発しようと、片づけを開始。
雪入山の最高地点に行こうと、パラボラ山までピストンした。
(最高地点は、剣ヶ峰の西方でパラボラ山までの間らしい)
しかし最高地点は何処だか判らず、パラボラ山にも標識はない。
しょうがないので、パラボラ中継所をバックに記念写真を撮った。
剣ヶ峰に戻り、ここでも記念写真を撮るが、
3人全員が入った写真を撮るのが、良い場所が無く難しかった。

●下山路
ゆっくりしすぎて、下山開始は午後4時過ぎ。
この後、快適な稜線歩きが続きます。
まだ葉が茂っていないので、木々の間から筑波山が望めますが、
残念ながら写真を撮れるような状況ではなかったです。
また、上を見ながら歩いていると、所々山桜のピンクが綺麗ですが、
こちらもまた、旨い被写体になるようなものは無く、写真は撮れず。
途中、パラグライダーの離陸場がありましたが、
ここが今回のコースの中では最も展望が良く、霞ヶ浦方面が一望できます。
この直下に、ここからは展望できませんが、
車を止めた雪入ふれあいの里公園があります。

しばらく歩いているとあきば峠で、舗装した林道に出ます。
だいぶ時間が遅れているので、林道をそのまま下りた方が早かったのですが、
やはり山道を歩こうということで、そのまま「土の道まわり」コースを行く。
元あきば峠を過ぎ、浅間山直下の分岐点で休憩。
ここから、急登のピストンになるのですが、
時間も無いのでどうするか二人に聞いたところ、即座にパスとのこと。
コアラも下見の時に登っており、樹林に覆われ展望もないので、
特段パスでもコアラはかまわなかった。
ただし、三等三角点があるので、写真を撮りに登っても良かったかな。
その後、「土の道まわり」のコースを下りていくが、
樹林に鬱そうと覆われ、展望は全く無いどころか、トンネルのよう。
途中、石噛桜(ヤマザクラ)があるが、もう花は終わっていた。
下見の時には、まだ咲いていたのですが−−−

この後林道に出て、金命水まで登り返す。
これがまた疲れて、結構な汗をかいてしまった。
金命水は有名らしく、いつ行ってもポリタンクに水をくんでいる人がいる。
ちょっと中断してもらって水を飲んだが、喉が渇いていた自分には美味しかった。
水がもっと冷たいと、なお良いのであるが。
この後、1段低いところにある雪入ふれあいの里公園につながる林道に、
最近開拓された山道で下りる。この道は結構急で、下山路では一番悪路であった。
直ぐに車道に出て、あとは駐車場に向かって舗装路を歩くのみである。

●下山後
予想より時間がかかってしまい、駐車場に戻ったのは、午後5時半。
雪入ふれあいの里公園は、もう閉まっていました。
その意味では、先にハイビジョンシアターを見てしまっていて、
良かったのかもしれません。

当初は、下山後日帰り入浴施設で一汗流すことも考えていたのですが、
テンさんが翌日仕事ということもあり、
できれば早めに帰りたいとの事でしたので、
日帰り入浴や打ち上げはしないことにして、帰ることにしました。
行きには、カラオケでも行こうかなんて話も出ていたので、少し残念。
それならば、自宅で軽くお茶してもらってもと思ったのですが、
お二人が気を遣って遠慮されたので、そのまま直ぐに帰路につきました。
つくばには直ぐ到着し、午後6時過ぎには解散しました。

少人数で、和気わいわいとした山行でした。
こんなお気軽な山行も、たまには良いなと思いました。
なっちゃん、テンさんも、これに懲りずに、
また山ML企画に参加して下さい。