◎八溝山山行報告(byコアラ)
●日時:12月18日(土)
●参加者:コアラ・リン・リン夫人(ナイスバディ)・タケちゃん

リンさん、タケちゃんとも、
早起きしなくて済む近場の山がよいとのことでしたので、
茨城県最高峰(標高1022m)で、
三百名山でもある八溝山に登ることにしました。
コアラは登ったことがある山ですが、大学時代に車で登ったので、
(山頂まで車道が走っていて、車で登れます。)
今回は自分の足で登って、三百名山と各都道府県最高峰のコレクションを、
より完璧なものにすることにしました。
バス停のある山麓の蛇穴から登ると車道歩きが長いので、
中腹の登山口まで車で上がり、そこから周回コースで登りました。
往復で約2時間、山頂での休憩を入れて約3時間のお気軽山行です。

リンさんの車で、コアラとタケちゃんを
それぞれ自宅の前で拾ってもらいました。
つくばセンター7時集合で、タケちゃん宅発は8時少し過ぎでした。
ひたちなかから大子までは、車で1時間半余り。
大子町のコンビニで昼食を購入し、登山口に向かいましたが、
ここから登山口まで小1時間かかり、結構遠かったです。
山自体は3時間程度の歩行時間で、山道もなだらかで大したことはありません。
カナビーを連れて行っても、大丈夫なような感じでした。
天候は曇天でしたが、冬枯れのブナ林の森林浴が楽しめました。
特に登りでは、八溝山湧水群の八溝五水を堪能しながら、登りました。
山頂が霧に包まれて全く展望が無く、しかも寒かったのが、唯一の残念。
しかし下山してきたら、天候が良くなり、晴れてきました。本当に残念。

●コースタイム
八溝山湧水コース登山口10:20−金性水10:50〜55
−鉄水11:00〜05−龍毛水11:10〜15
−白毛水11:25〜30−銀性水11:40〜45
−八溝山山頂11:50〜12:30−日輪寺12:55〜13:10
−ワサビ田13:25−日輪寺コース登山口13:25

●登山報告
登りは、八溝嶺神社旧参道の道を登り、下りは日輪寺経由の周回コース。
登りは日本百名水の八溝湧水群を通るブナ林の中の道で、
金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水の5つの湧水を、
ティスティングしながら登っていきました。
鉄水から白毛水までは、比較的急な横木の階段道ですが、
それ以外は傾斜がなだらかで、お気軽な森林浴が楽しめる道です。

全体には軟水ですが、鉄水や龍毛水は少し成分が入った感じの硬い水。
全体的には軟水の金性水が最も美味しかった気がします。
最後の銀性水で水を汲んで帰ろうとポットを用意したのですが、
湧水量が少なくて、汲んでいくのは断念。
これならば、金性水で汲んでいけば良かった。

今回の山行のベストワードは、
タケちゃんが確か龍毛水で味見をしている時に言った感想。
「飲んでいる内に、だんだん硬くなっていく感じがする」
思わず私が、「だんだん硬くなっていく」という言葉に反応。
同じ水を味見してみて、「本当だ。飲んでいく内にだんだん立ってくる。」

山頂には、八溝嶺神社があり、霧に包まれて幻想的な感じ。
ここまで車道が通っていて、車で上がれるのです。
山頂には一等三角点があり、そこで昼食。
しかし寒かったので、早々に下山を開始しました。
ほとんど登山者はいなかったのですが、我々が下山する頃、
何パーティかがやってきていました。
むろん、車で山頂まで来ているドライバーもいました。

山頂にはお城の形をした展望台があり、入場料100円。
山屋さん達からは、ムードぶちこわしと不評な展望台ですが、
コアラはせっかく登ったのだから、登ろうと考えていました。
しかし、ガスが出ているのでは、全く展望が得られませんので、
今回は登らずに断念しました。
八溝山の山頂は樹林に覆われて展望がないので、
この展望台に上ると360度の展望が得られます。
是非次回は、もっと天気の良い時に登り、この展望台に上がろうと考えました。
とりあえず、次回以降の宿題です。

下山時に寄った日輪寺は、板東三十三所観音巡礼の21番目。
ナイスバディさんは御朱印をもらっていました。
タケちゃんは余り寺社仏閣には興味がないようでした。
その周辺は町立自然の家で、バンガローなどが立地されています。
その後谷沿いに下り、最も下りたところがワサビ田になっており、
そこから登り返して登山口に戻ります。
正味2時間余りのコースを、山頂での休憩時間を入れて3時間強で巡り、
はっきり言ってかなりゆっくりのペースでの山行でしたが、
最後の登りでは結構疲れて、汗をかいていました。
10月中旬の雨飾山以降初の山行で、体が鈍っていたからかもしれません。

●下山後(大子おやき学校・お茶の里公園)
下山後時間があるので、コアラがスタンプラリーでスタンプを集めている、
大子おやき学校と奥久慈茶の里公園の2箇所によりました。
おやき学校では、全員が体験教室を体験(1人800円)。
それぞれが、カボチャおやき3個、リンゴおやき2個を作成しました。
コアラの最高傑作は、カナビーの顔を描いたリンゴおやきかな?
他には、リンゴおやきはリンゴの絵。
カボチャおやきは、温泉マークと地球儀と馬。
コアラはできあがり直後、
それぞれリンゴとカボチャの中から今一のもの1つずつを選んで食べ、
残りは自宅へのお土産にしました。
できあがり直後のおやきは、本当に美味しかったです。

ちなみにカナビーの顔を描いたおやきは、
自宅に帰って早速カナビーに見せると、
「これカナチャン!」と言っていました。自分だと解るようです。
翌日、朝食に食べようと、カナビーに食べさせようとしたら、「イヤだ!」。
どうやら、食べず嫌いの様で、カボチャおやきの方も食べようとしません。
そこで、コアラと妻とで、半分ずつ食べようとしたら、
これも「イヤだ!」。
でも、カナビーの顔を半分に割って、食べてしまいました。
最後に一番似ていた目の部分は残しておいたのですが−−−

お茶の里公園の方は、入館料300円の資料館があるのですが、
全く誰もいないので、タダで見てしまいました。
いくら待っても人が来ないので、仕方なく特産品売り場の建物に行き、
そこで満願かなったスタンプ帳を渡したら、
1000円分のお茶2つを選んで持って行って良いとのこと。
そこで、最高級の手摘茶(量は少ないですが)などをもらいました。
スタンプラリーで、結構お得な思いをしてしまいました。

●温泉と夕食(袋田温泉関所の湯)
下山後の温泉の方は、当初は大子駅近くの「森の湯」を考えていましたが、
タケちゃんは行ったことがあり今一とのことでしたので、
(コアラも大昔に棚倉に乗馬しに行った時に、帰りに入った記憶があります)
彼女も入ったこと無いという袋田温泉「関所の湯」に行きました。
(入浴料:土日は1000円)
かなりつるつるした湯で、川沿いの露天風呂が広く、開放的で良かったです。
夕食はそこの食事処で取りましたが、
大子町の名産の、湯葉、軍鶏、蕎麦などが、
結構経済的な値段で堪能出来、とっても良かったです。

今回の山行は、山自体は大したことのない山でしたが、
なかなか趣があり、寺社仏閣マニアには堪らなかったような気がします。
また、下山後も、おやき作りや地元の名産品を食するなど、
観光的要素も高く、常磐線沿線メンバーとしては早起きもそれほどしなくて良く、
結構良い感じのお気軽山行でした。

今年の最初の山行が、リン夫妻と参加したハックルベリーの裏筑波de鍋で、
その時にたまたま男体山の登山道でタケちゃん親子と出会い、
今年の最後の山ML山行では、この4人が一緒に山行しているので、
今年の山行は、常磐線沿線組で茨城の山というパターンで始まり、
同じパターンで終わりました。
(実際には、その後猿さんと登った高柄山が、今年最後の山行でしたが。)