コアラです。
5月1日・2日と、家族で笠間に陶炎祭(ひまつり)を見に行きました。
その際に、笠間の山にも登ったので、簡単に報告します。
富士山と佐白山の2つです。
1日は午後に笠間に着いて、まずは笠間稲荷を拝観。
駐車料金が600円も取られたので、じっくり見学することにする。
笠間稲荷をじっくり見るのは初めてだが、
八重の藤がちょうど見頃で素晴らしかった。
笠間稲荷美術館や仲見世や門前の商店街をぶらり散策。
その後、ちょうどつつじ祭りの時期でもあるので、つつじ山公園に車で行く。
◎富士山(標高144m)
つつじ山公園は、「分県登山ガイド茨城県の山」で、
富士山として紹介されている。
つつじの時期だけ、入園料300円が取られる。
●コースタイム
第2ゲート16:00−山頂16:15〜17:00−第1ゲート17:15
−佐白観音17:20−登山口(日動美術館駐車場)17:25
−坂本九歌碑17:30−第2ゲート17:35
日動美術館の前から佐白観音経由で登るのが正式ルートであるが、
家族が登るのは疲れるというので、車で車道を山頂直下まであがる。
つつじ山公園の裏側に駐車場があり、ここに第2ゲートがありここから入園。
しかしここからでも、標高差は40m近くはあり、
舗装されたジグザグ道をヒイコラ言いながら登っていく。
ツツジが赤・朱・ピンク・紫・青と色鮮やかなので、疲れを感じさせない。
カナビーは、元気に走りながら上がっていく。
しかも、何度も行きつ戻りつしながら。大人の倍近く歩いているぞ。
しかも息をゼイゼイ言いながらなので、いつ電気が切れるか心配。
でも結局、一度も抱っこせずに山頂まで上がれた。エライ!
山頂からは360度の展望。
笠間の北の栃木県境との山や、八郷との境界の難台山山系などが見える。
盆地状になった笠間の町並みも、箱庭のように見える。
山頂には色々と屋台の売店が出ていたので、たこ焼きやまんじゅうなどを買って、
ゆっくりとベンチに腰掛けて山頂からの展望を堪能する。
山頂にはステージもあって、琴の演奏や前の日には苅谷崎章吾の生け花パフォー
マンスや講演会などもあったようだ。
山頂のツツジは、途中のツツジと比べると枯れかかっていて今一元気がない。
帰りははせっかくだからと、園内を散策しながら、下まで降りることにした。
舗装された坂道だと、カナビーが一気に走り降りてしまって危険なので、
横木で階段状になった山道を降りることにした。こちらの方が距離は短いし。
これもカナビーは、鼻歌を歌いながら一段一段楽しそうに降りていった。
標高が下がって、少し山の影になった領域にまで来ると、
またツツジが鮮やかな色を取り戻している。
どうやら、山頂付近の直射日光が一日中当たる所よりも、
日の当たる時間が短い山麓や裏側の方がツツジは綺麗である。
第1ゲートを過ぎ、佐白観音でお参りして階段を下りると、
日動美術館の駐車場の前に出る。
ここまで結局、カナビーは全て歩き通した。
カナビーを何回かは山道に連れて行っているが、
(広島の牛田山、つくばの閑居山、雪入りの里公園)
全て歩き通したのは、今回が初めてである。
今度は、筑波山にでも連れて行こうかな(ケーブルカー利用で)。
とりあえず、妻子は駐車場で待ってもらって、
コアラが車道を上がって、山頂の駐車場まで車を取りに上がった。
途中、車道沿いに坂本九の「上を向いて歩こう」の歌碑がある。
日航機事故で亡くなった坂本九は、笠間の出身である。
◎佐白山(標高209m)
翌2日に陶炎祭を見に行くことにして、
会場の笠間芸術の森公園の直ぐ近くにある
ホテル・イオ・アルフェラッツに泊まった。
早朝はコアラ1人で、笠間城趾でもある佐白山に早朝山行することにした。
この山も「分県登山ガイド茨城県の山」で紹介されている。
つつじ公園の駐車場から直ぐ東に入ったところが佐白山の領域で、
笠間城趾の一部である千人溜まりの駐車場があり、ここまで車で入れる。
しかし今回は、できるだけ下から登ろうと思い、
笠間城主の下屋敷のあった佐白山麓公園に車を止めて、
ここからの周回ルートを取って散策することにした。
●コースタイム
佐白山麓公園6:00−城址公園6:15−佐白山山頂(神社)6:20〜25
−石倉6:35〜40−城址公園6:45〜55−千人溜まり7:00
−つつじ公園第2ゲート7:05−佐白山麓公園7:10
山麓公園には、時の鐘や笠間市立美術館の建物などが置かれてある。
ちょうど登山開始の時に、時の鐘が鳴って、予期せぬコアラはビックリした。
登山道は樹林に覆われて全く展望が無いが、
本当に緑豊かな山で、新緑の森林浴を堪能した。
城址公園の部分は平らになっており、ここが本丸跡である。
この小高い部分に、三角点が設置されており、ここが標高182mである。
三角点からは、樹木の間から多少の展望がある。
ここから本当の山頂である天守台跡に登るが、ここからは城跡らしく、
石垣や礎石が残されており、石段の続く急登である。
山頂には佐志能神社があり、樹林に覆われて展望はない。
ここから石倉に降りるが、花崗岩の一枚岩に鎖とステップが切ってあるが、
下りであるために少し怖い。
また、手がふさがっていたため、予想より時間がかかる。
石倉からの展望は素晴らしく、平野の向こうにかすかに霞ヶ浦が見える。
また、左から愛宕山−難台山−吾国山の稜線がよく見え、
特に吾国山のとんがった山容が顕著である。
吾国山の右側には、もう一つ向こうの稜線である加波山系が見え、
加波山と燕山の双耳峰が顕著である。
その右側には雨引山への稜線が続き、
その右は仏頂山、高峰などの栃木県境のやまなみである。
筑波山は残念ながら、吾国山の影になって見えない。
石倉から城址公園に戻り、ここからは急な階段を千人溜まりまで下り、
ここからは車道をつつじ公園の入り口まで行き、
そこから山道の散策道に入り、山麓公園まで戻った。
2日目は、陶炎祭や陶芸美術館で備前焼の特別展を見学。
帰りに、八郷温泉ゆりの郷で日帰り入浴をと考えたが、
カナビーが寝てしまったため、あきらめた。
今年は、余り山登り等の後に温泉には入れないことが多い。
今年は、リン夫妻と行った、ハックルベリー企画の裏筑波de鍋の時の、
「あけの元気館」のみである。