◎加波山早朝山行報告(byコアラ)
11月24日(祝)の早朝は、子供が目を覚ます前に、
早朝山行で加波山に登ってきました。
加波山は、2000年の4月に元山MLのSKさんと登っていますが、
(この日は、前文のメールで報告した、竜ヶ峰・剣ヶ峰単独の山行の翌日)
これはほとんどドライブみたいなもので、
林道を使うと親宮まで登れるので、
ここから山頂を往復しただけです。
この時には、稜線沿いのキノコ山や足尾山にも登っています。
そのもっと前には、単独行で、稜線沿いの自由民権の碑からピストンしています。
これも、ドライブに毛の生えたようなものです。
今回はちゃんとした山行として登ろうと思い、
真壁町側から周回ルートで登ることにしました。
3合目から親宮路と本宮路が分かれているので、
3合目付近に車を止め、親宮路を登り、本宮路を下ることにしました。
朝4時半に目覚ましで起きたのですが、
まだ暗かったのでグダグダしてしまい、
自宅を出たのは5:45頃。
途中でコンビニで買い物したりしたので(水やおにぎり)、
登山口に着いたのは、6時半過ぎ。
加波山神社は、1合目に里宮があり、ここに駐車場があるのですが、
早朝山行で早く家に帰りたいことから、車で3合目まで行くことにしました。
ただし、3合目には路肩に駐車スペースがあるのですが、
周りは採石場ばかりという環境で、
加波山登山口と書いてある入口があちこちに見られたので、
結局車道の終点の5合目まで車で入ってしまい、
そこに山道の入り口を見つけました。
また車を3合目まで戻しに行く気も起きなかったのと、
車道終点近くの路肩に駐車スペースを見つけたので、
親宮路のピストンでも良いかと割り切り、登り始めました。
●コースタイム
親宮路5合目6:40−山椒魚谷6:55−林道横断7:05
−加波山神社親宮7:10〜15−加波山神社本宮(山頂)7:20〜30
−本宮路分岐7:35−林道7:45(林道歩き)7:45
−山椒魚谷7:55−親宮路5合目8:05
●登山道(親宮路)
登山口から山を見ると、
常緑樹の中に黄や赤の紅葉がパッチ状に広がり、鮮やかでした。
しかし樹林帯の中の登山道を歩くと、展望はなく、
下から見る紅葉はそれほど綺麗ではありませんでした。
5合目から結構急な登りでした。
7合目は山椒魚谷で、登山ガイドでは水場となっていますが、
沢水が水場になっているようでしたので、
綺麗な水ではありましたが、飲みませんでした。
沢を渡り、また急な登りを続けていると、林道に飛び出します。
この林道は、本宮路にまで延びているので、
帰りは本宮路を途中まで下りて、この林道にぶつかったら、
林道を通って親宮路に出て(この地点)、
そこからは登ってきた親宮路を下りるという、
5合目を起点とした、変則的な周回コースで歩くことにしました。
林道からは直ぐの登りで稜線に出て、
目の前は加波山神社の親宮でした。
お参りをしたら、お宮の中に人が居て祈祷をしているところでした。
親宮の隣には社務所がありますが、ここはYHも兼ねていて、
参拝者を簡易宿泊させるようになっているそうです。
●山頂(稜線)
ここからは稜線沿いに、ロープ等も使いながら岩場を登りますが、
途中に様々な神社があります。たばこ神社というのもあります。
山頂に加波山神社の本宮がありますが、
ピークらしいところが2カ所あり、どちらにも本宮があります。
どうやら、加波山神社というのが2カ所あるみたいです。
どちらが本当の山頂なのでしょうか?
それから、三角点も探したのですが、見つかりませんでした。
前回SKさんと来た時には、夕方だったので、
じっくり探さなかったのですが。
稜線は冬枯れの山でしたので、枯れ木越しに展望が得られ、
関東平野が一望できます。
遠くに山が見えますが、方向・標高的には日光方面ではなく、
大平山や行道山などの栃木県南部の低山のようです。
北の方に目を転じると、稜線沿いの燕山が目の前に見え、
その東側に広がる八郷盆地の西半分が見え、吾国山のピークが見え、
その背後の笠間方面の平野部も見えます。
稜線も南に少し歩くと、簡易宿泊できるようなほったて小屋がある。
どうやら、南側の本宮の参拝者向けの宿泊施設のようである。
ここから西に曲がって、本宮路を下山する。
●下山路(本宮路)
下山路に取った本宮路は、親宮路よりも急傾斜の道でした。
木々も雑木林が多く、展望的には親宮路より良いかもしれませんが、
道自体は少し荒れているような感じでした。
あっという間に林道に出て、ここから本宮路を離れて林道を歩き、
親宮路に合流して、登りに使った親宮路を下山しました。
5合目からの変則ルートで登ったので、
8時過ぎくらいには車に戻れ、
1時間半くらいで下山してしまいました。
この後車で1合目の駐車場に戻り、
たばこ神社と加波山神社里宮を参拝。
たばこ神社のパンフレットに、こちらが正式な加波山神社で、
近くに勝手に加波山神社を名乗る神社があるので注意と書いてある。
清掃していた神社のおばちゃんに聞いてみると、
たばこ神社側の加波山神社は、稜線上の親宮(祈祷していた神社)と
手前(稜線の北側)の本宮が該当するらしく、
山の向こうの八郷町の神社らしい。
下の里宮は、真壁町の神社で、稜線の南側の本宮が該当するらしい。
参拝していたりしたので、真壁町の出発が8時半前くらいになってしまい、
自宅に戻ったのは9時10分頃。
ちょうどカナビーが目を覚ましたあたりでした。
●最後に
今回は、一応真壁側の山麓から登りました。
今度は、雨引観音側から稜線を縦走して、
加波山から足尾山・キノコ山と、加波山系を完全縦走したいですね。
車2台有れば縦走可能なので、今年の冬の時期にでも、
どなたか一緒に挑戦しませんか?
また、8月は暑くて樹林が茂っているので、山登りには不向きですが、
ちょうど講中の時期らしく、宗教登山の真っ盛りだそうです。
おそらく、このような時期に、YHや簡易宿泊所が使われるのでしょうね。
このような時期にも、登ってみたいと思いました。