◎雨引山・加波山縦走山行報告(byコアラ)

●日時:5月9日(日)
●参加者:コアラ、タケちゃん、なっちゃん、
     テン、KH(テンさんの友人:男性)

5月8日に新潟からつくばに戻ってきたので、翌9日に長年の課題となっていた
地元筑波山系の雨引山から加波山までの縦走を行いました。
あいにくの天気で、午後から雨に降られてしまい大変でした。
時間も6時間近くの歩行時間で、予想以上にハードでした。

●山行実施の経緯
テンさんがGW後半に休みらしく、どこか山に行きたいと話していたのですが、
コアラは8日につくばに帰るので、
帰る途中で群馬の山(候補は子持山)はどうかと話していました。
ただし、テンさんは大勢の方が参加することを希望していました。
その一方でタケちゃんとは、
加波山にどうせなら縦走で登ってみたいと話していました。
(コアラも車で山頂直下まで行って登ったか、
たばこ神社側から登ったのしかありませんでした。)

そこで、わざわざ横浜から来て登るような山でもないのですが、
(とは言っても、関東百名山に選ばれている山ではあります。)
9日にタケちゃん、テンさんと一緒に加波山を縦走することにしました。
テンさんが参加するならということで、
お花見ハイクで一緒だったなっちゃんも参加することになり、
テンさんが友人のKSさんと一緒に彼の車でつくばまで来ることになり、
合計5人の山行となりました。
最近の山ML山行としては、比較的大人数となりました。

今回は、コアラが新潟に帰っていたためメールが使えず、
興味有る方と携帯でやりとりしながら内容を決めたので、
事前に十分にMLにアナウンスすることが出来ませんでした。

●出発前
午前8時にコアラ宅近くのつくば美術館前に、
KS号に乗ったテンさん、KSさん、
それからなっちゃん号に乗ったなっちゃんが集合。
コアラ号とKS号に分乗して、下山地点の伝正寺に向かう。
途中のコンビニで朝食と昼食を買っていたりしていたので、
9時頃タケちゃん号と伝正寺で合流。
しかし駐車スペースが無いので、伝正寺温泉「永井館」の若オーナーと交渉して、
下山後に入浴する事を条件に、宿の駐車場にKS号を止める事にした。
各自の入浴セットをKS号に置いて、
タケちゃん号とコアラ号で登山口に向け出発。

今回予定外に車3台となったので、
当初の予定では雨引山を起点に加波山から足尾山、きのこ山まで縦走して、
伝正寺に下山する予定だったが、
長丁場であるため途中で下山する可能性も有り得たので、
加波山の登山口である加波山神社里宮でもあるたばこ神社前の駐車場に、
コアラ号を止めて、タケちゃん号1台に5人を乗せて雨引観音に向かった。
結果的には時間切れとなって、たばこ神社に下山したので、
コアラ号をたばこ神社に止めておいて正解であった。

せっかくなので、車を雨引観音の駐車場にタケちゃん号を止めて、
雨引観音を見学。
10時過ぎくらいには雨引観音に着いたが、ゆっくり見学してしまった。
子育てと安産に御利益があるということで、かなり赤ちゃん連れが多かった。
私は、カナビーのためにキティちゃんのお守りを購入した。

境内には有名なクジャクがいて、それが丁度羽を広げているところで、
我々だけでなく、色々な参拝客が写真に撮っていたりした。
このお寺は、桜でも有名で、お花見の時期には賑わいます。
来年のお花見の時期には、ここにお花見に来ても良いかなと思いました。
また6月には、山門からお寺に上がる階段に沿って、あじさいの花が綺麗だそうです。
雨引山の登山口は、雨引観音から結構下がったところにあり、
登山口を探すのに時間がかかり、登山開始は11時となってしまった。

●コースタイム
雨引山登山口11:00−加波山分岐11:30〜40
−雨引山山頂11:50〜12:00−加波山分岐(昼食)12:10〜45
−燕山14:35〜40−電波塔四阿14:50〜15:00
−加波山神社親宮15:20〜40−加波山山頂15:50〜55
−自由民権運動記念碑16:10−一本杉峠16:30−たばこ神社17:40

登山開始が結構遅くなってしまい、最初から完全縦走が危ぶまれた。
登山口から約30分で稜線の縦走路に飛び出す。
そこに荷物を置いて、雨引山(標高409m)までピストン。
雨引山の山頂には四阿があるのですが、そこからは下界の展望が得られます。
が、その日は何となく霞んでいて余り見えませんでした。
荷物をおいた分岐まで戻って、そこで昼食。
昼食後、縦走を開始したが、そのころから雨が降り出してきた。
皆は雨具を着始めたが、コアラは樹林帯の中なのでまあいいやと、
そのままでいたら、結果的にかなり濡れてしまった。判断ミス。

天気さえ良ければ、心地よい樹林帯の中の道だったのですが、
道が稜線を巻いているところなども、なぜか稜線の道を選んでしまい、
藪漕ぎをする羽目になって、かなり全身が濡れてしまいました。
心地よい道も、途中の燕山(標高701m)への登りあたりから、
伐採地の中の急な山道となり、晴れていれば展望が良い道なのでしょうが、
雨だったために、よけい辛い道でした。
燕山を過ぎ電波塔に来たところで、四阿で休憩してさすがに雨具を着ました。

加波山神社の親宮に着いたところで、雨宿りを兼ねて長い小休止。
社務所がYHになっているそうですが、開いているのを見たことがない。
どうしてもトイレが我慢できない人が出て、境内の端で用を足す。
神様の罰が当たらないと良いのだが。

ここからは、修検道の道である。岩場の道を行くと、様々な神社がある。
特に大きな神社が2つ別なピークにあり、どちらが山頂で本宮なのか解らない。
山頂には三角点(標高709.0m)があるのだが、
どちらのピークからも、三角点は見つけられなかった。
一応、両方の神社前で記念写真を撮ったが、かなり霊感のあるところで、
雨が降っているからよけい不気味で、後で写真を見たら何か写っているかも?

ここで縦走を止めて、たばこ神社に下りる手もあったのだが、
まだ縦走を続けて、急な木の階段道を下りて、自由民権運動の碑まで行く。
ここから本来なら丸山(標高576m)に登る縦走路を行くのであるが、
皆これ以上山道を歩きたくない雰囲気なので、舗装された車道を行くことにした。
そして、一本杉峠に来たところで、時間切れということで、
足尾山(標高628m)・きのこ山(標高528m)への縦走は諦め、
林道をたばこ神社に下山した。
しかし、この林道は車が通れないほど荒れており、
しかも1時間以上も歩くことになり、最後の最後でかなり疲れた。

●下山後(伝正寺温泉「永井館」)
コアラ号は3名までしか乗れないので、伝正寺温泉まで2往復。
伝正寺温泉の浴室は、廊下の階段を下りていったところにあります。
脱衣所や浴室は余り綺麗ではありませんでしたが、
ちょっと色が付いた感じの鉱泉で、
鉄分が含まれているらしく、舐めたら鉄の味がする。
効能がありそうな感じで、コアラ的には好きな感じの温泉でした。
内湯のみで露天風呂はありません。
風呂の壁には、筑波山から加波山までの稜線のスケッチが描いてあり、
何とも言えぬ雰囲気を醸し出していました。
日帰り入浴は500円です。
この日は日曜日ということもあり、他には客がいないみたいで、
宿の老夫婦も、親切に対応してくれました。
この宿は、芥川龍之介なども泊まった、由緒正しい宿のようです。
山麓の真壁の街も、昔ながらの建物が残る、趣ある街です。

入浴後は、車で真壁の街まで出て、バイパス沿いの蕎麦屋で夕食を取る。
値段の割にボリュームがあり、色々なセットがあるので、お得な感じです。
コアラは勘違いして、いっぱい注文してしまい、
最後まで食べきれなくて、だいぶ残してしまいました。もったい無かった。
食事終了後、テンさん、KSさんは遠いので、ここで解散。
コアラ、タケちゃん、なっちゃんは、コアラ号で雨引観音の駐車場まで、
タケちゃん号を回収に行って、タケちゃんとはそこで別れました。
コアラ号がつくばに戻ってきたのは、午後11時近くでした。

本来この縦走路は、JRの岩瀬駅を起点にして雨引山に登り、
加波山・足尾山・きのこ山と縦走し、伝正寺に下りるので、
今度天気の良い秋にでも、岩瀬駅からの完全縦走にチャレンジしてみたい。