マゾッコメグです。

11月20日(土)、21日(日)の1泊2日で、奥久慈に行って来ました。
今回は竜神峡や袋田の滝といった名所に行きました。
妻子の他、私の両親も一緒でした。
両親を奥久慈の旅行に連れて行くのは長年の懸案となっていたが、
今回やっとそれが果たせた訳だ。

<11月20日(土)>

AM8:20に私の運転で出発。
19日のうちに私の両親がつくばに来て泊まっていたので、早く出発できた。
8月に猪苗代に行った時と同様、
8:50に千代田石岡ICより常磐道に入った。
道路は混んでおらず、快適に走れた。
9:15に那珂IC到着。ここで一般道に下りた。
千代田石岡−那珂間の高速料金は1150円。

ここから先は、抜け道マップに書いてあったコースを通った。
JR水郡線の上菅谷駅や河合駅の近くを通り、
県道166号線、33号線を北上した。
久慈川沿いの国道118号線を通るという選択肢もあったが、
紅葉のシーズンで道路が渋滞する恐れがあったし、
竜神大吊橋にも寄って行きたかったので、上記のコースを選んだ。

途中、9:30〜45の間コンビニ休憩を取り、そこから先は妻が運転した。
左手には新日本百名山に選ばれた奥久慈男体山が見える筈なのだが、
どの山か、よく分からなかった。
途中の道は全然混んでいなかったが、途中えらく道幅の狭い区間があり、
案内人の指示の下、上りと下りの車が交代で通っていた。

竜神大吊橋はさすがに名所らしく、大吊橋の近くは結構車が多かった。
有料・無料いずれの駐車場もあったが、我々の場合小さい子供もいるので、
なるべく大吊橋に近い、奥の駐車場を目指すことにした。
一番奥の駐車場は無料だったが、満車に近い状態で、
案内係の人が駐車場の人と無線で連絡を取り合い、
車が一台出たら一台駐車場に入れるという方法をとっており、
少し待たされた。それでも一番奥の駐車場に入れたのは幸いであった。
竜神大吊橋の駐車場には10:25到着。



竜神大吊橋に来たのは初めてだが、
紅葉の竜神峡の景色が素晴らしく、感動した。
橋の入場料は大人300円。勿論1才の息子は無料。
竜神大吊橋は橋長375mで、
歩行者専用の吊橋としては日本一の長さと言われている。
幅員は3m、湖面からの高さは100mと、かなり高い。
そんなに激しく揺れることはないので、恐怖感はあまりなかったが、
100m下の湖面が見えるように硝子か透明プラスチックの板が
足元に施された箇所もあり、この上を通る時はさすがにビビった。



橋に隣接する水府村(12月1日に常陸太田市に吸収合併された)
物産センターでアイスを食べたりしたが、
昼食は来る時に前を通った店にしようということになり、
車で来た道を引き返した。
「そば処・坂」という店で昼食にした。
最初は軽食だけのつもりだったが、名物の鮎・軍鶏(しゃも)のつくね、
団子などを食べたら適当にお腹も膨れてきたので、これで昼食とした。

PM0:15に出発。ここから袋田の滝は近くだったが、
「ふれあい牧場」という牧場に行こうという話になり、行くことにした。
途中の道は、やたらとリンゴ園が多かった。
全国的にはあまり有名ではないのかも知れないが、
実はこの辺はリンゴの産地なのだ。

ふれあい牧場には0:45に到着。しかし不思議なことに、
牧場の駐車場には我々の車以外一台も車が停まっていない。
不思議に思いながらも牧場までの坂道を歩いて行ったが、
その牧場にも人はおろか牛の姿も見えない。
あっ牛がいた!と思ったが、よく見るとプラスチック製の模型だった。
これは一体、どういうことだろうか?
しかしここなら転んでも痛くないので、息子が遊ぶにはうってつけだった。
息子は土手の坂になっている所をやたらと登りたがって、服を汚すし、
あと何故か金属製の硬いものが好きで、排水溝の金属製の格子状の蓋や、
車止めの金属製のポールをやたらといじりたがる。
それも同じことを何十分やっても飽きない。
我々以外の人をやっと見つけた。どうやら牧場の関係者らしいが、
聞いてみたら、この牧場は10月までは牛がいたが、
今は近場のそれぞれの実家に帰っているらしい。

1:25に出発。袋田の滝はすぐ近くで、駐車場には1:42に着いた。
ここも駐車場が混んでいた。一度車をUターンさせなくては
ならなくなったが、ここでもかなり滝に近い駐車場に停められた。
ただし駐車料金500円を取られた。

袋田の滝には過去2回来ているから、勝手は分かっているつもりだったが、
それでも結構遠いと思った。ベビーカーを押しながらだと、特にそう感じる。
入場料300円取られた。観瀑台まではトンネルを通った。
観瀑台からは滝を間近に見ることができた。
過去にもここから滝を見たことはある筈なのだが、
何となく初めて見たような気分になり、その迫力に圧倒される。
袋田の滝は四季それぞれに素晴らしいと言われる。
私が来た過去2回はいずれも3月だったので、秋に来たのは初めて。
紅葉の滝の眺めは素晴らしかった。



観瀑台から少し戻った所に、吊橋に通じる通路がある。
この辺からの滝の眺めもなかなかいい。
観瀑台からだと大きく見え過ぎてしまうので、
写真に撮るにはここからの方がいい。
ここからだと少し横から滝を見ることになり、
滝の奥行きが分かり易いというメリットもある。



ここから吊橋を渡ると、
月居山(つきおれさん)に通じるハイキングコースがある。
月居山には前に一度登ったことがあるが、今回も出来れば行きたかった。
しかし年老いた両親と1才の子供がいては、それは不可能。
吊橋に行くのにも階段を降りねばならず、ベビーカーを押している状態では
吊橋に行くことさえ断念せざるを得なかった。

もと来た道を引き返し、「滝見屋」という食堂で軽食にする。
蒟蒻(こんにゃく)や里芋を串に刺して焼いたものを食べた。

2:55出発。宿泊する「ホテル奥久慈」には3:08到着。
2階の207号室が割り当てられた。
大人4人+子供1人で泊まるにはちょっと狭い。
このホテルは3階建てだが、この辺のホテルはあまり高くない建物が多い。
部屋には障子があったが、息子がやたらと障子をいじる。
開けたり閉めたりという悪戯を何十分やっても飽きないようだ。
障子に穴が開くのではないかと心配したが、やっぱり穴が開いてしまった。
これは弁償ものだなと思ったが、会計の際に障子の話をしたら、
全然気にしなくていいと言われた。
息子が穴を開けた場所は過去に張り替えた跡があり、
恐らく小さな子供が泊まる時はこの部屋、
という風に前から決めてあったのかも知れない。

4時頃から風呂に入った。風呂は温泉だが、無色透明で温泉らしくない。
露天風呂があり、林檎がたくさん浮かべられていた。



PM6:00から夕食。部屋に料理を持って来て貰えたので楽だった。
予想通り鮎の塩焼きが出た。
火を使う料理が多く、子供が動き回ると気が気でない。

7:30頃に息子が寝てしまったので、我々も間もなく眠りについた。

<11月21日(日)>

朝4時頃から息子が騒ぐので目が覚めてしまった。
AM6:30頃から風呂に行った。
このホテルではAM1:00に男湯と女湯を入れ替えるので、
この時間帯は普段女湯である「美人の湯」に入れる。
こちらも露天風呂があったが、
「久慈川の清流を眼下に望む」という広告に偽りありで、
久慈川は遠くて風呂からでは良く見えなかった。

7:30から朝食。2階の「清流の間」でとった。
メニューは卵や海苔と、オーソドックスなものであった。
息子の食事には子供用の椅子を用意して貰えた。
子供がいると、ホテルの人がよく声をかけてきてくれるし、
親切にしてくれるのは有り難い。

チェックアウト後、9:50に私の運転で出発。
料金は大人一人12000円くらいだった筈だが、
両親は高齢のため安くなったようだ。
2日目に茨城県最高峰で三百名山にも入っている八溝山に行くことも
考えていたが、みんなあまり乗り気でなかったようだし、
私自身も八溝山は過去に登頂済みなので、
別に行かなくてもいいか、ってことになった。

ビール工房やユバ工房などに行くことも考えていたが、
ビール工房が開くのが11:00からで、それまで時間が余ってしまうこと、
あと息子が車内で寝てしまったこともあり、
結局「道の駅奥久慈だいご」に寄って行った。
10:05から10:45までの結構長い時間ここにいて、買い物した。
私が車内で留守番して息子を見ていたり、そのあと他の人が息子を見て
私と妻が買い物に行ったりしたため、時間がかかったのだ。
帰ってから鶏鍋をやろうということで、ネギ、豆腐、冷凍軍鶏肉、
などを買った。

帰りは国道118号線を通った。
時間があったから渋滞に巻き込まれても問題ないだろうと判断したのだが、
久慈川の清流の眺めも素晴らしいだろうと考えたのもある。
事実、紅葉の久慈川の眺めは絶景で、
車を停めて写真を撮りたくなる程だった。残念ながらそれは出来なかったが。
また時間帯が比較的早かったためか、
我々の方向はさほど混んでいなかったが、逆方向はひどい渋滞だった。

11:30頃に買い物休憩。11:47に那珂ICから常磐道に入った。
PM0:00に友部SAに着いたので、ここでお昼にした。
0:50に出発。ここから妻が運転。
1:10に桜土浦ICより一般道に出た。
この間の料金は1600円と、思ったより高かった。

1:20に自宅に到着。
父がこの日のうちに入間に帰るようなことを言っていたが、
折角軍鶏鍋をやるのだし、もう一泊して貰うことにした。

奥久慈は同じ茨城県と言っても意外に遠いので、
行く機会は案外少ないものだが、なかなかいい所だと再認識した。
また今回、やっと長年の懸案が片付いて、ちょっと肩の荷が下りた。
親が元気なうち、また子供が小学校に上がるまでの間、
なるべく一緒に旅行に行けるようにしたいものだ。

水府村物産センター 0294−87−0375
大子町観光協会 http://www.infonavi.co.jp/~daigo-k/
ホテル奥久慈 http://www.hotelokukuji.co.jp