コアラです。GW中の早朝山行の第3弾(最終)です。
5月5日も早朝山行をしてきたのですが、
この日は午前中(11時頃まで)に帰ってくればよいとの事で、
多少の遠出も可能でした(とは言っても日光の鳴虫山などは無理)。
当初は、朝3時に家を出て、4時くらいから登り始めて、
加波山完全縦走(岩瀬−御嶽山−雨引山−加波山−足尾山−きのこ山−伝正寺)
という事も考えては見たのですが(5〜6時間で縦走は可能)、
結局朝起きれず、目が覚めたのが午前5時半。完全縦走は諦めました。
加波山をたばこ神社側から周回コースで登る事も考えましたが、
結局完全縦走コースの中でまだ歩いた事のない、
岩瀬−御嶽山−雨引山−雨引観音のコースを歩く事にしました。
いつもの午前9時までには戻らないといけない早朝山行だと、
水戸線の岩瀬駅を始点にするのは遠いので、今回が良いチャンスと考えました。
加波山完全縦走は、紅葉の時期かヤマザクラの時期にでも狙ってみたいです。
雨引観音から下山するのと、岩瀬駅まで戻るのが大変なので、
(雨引から岩瀬に行くバスはあるのですが、本数が少ない)
マイカーに無理矢理自転車を乗せて、雨引観音の駐車場に自転車を止め、
下山後は筑波鉄道の廃線跡を活用したつくばリンリンロードを
岩瀬駅まで戻る事にしました。
●日にち:5月5日(祝・木)
●コアラ単独
◎御嶽山・雨引山縦走
御嶽山(標高230m)、雨引山(標高409m)
●コースタイム
JR岩瀬駅6:45−御嶽山登山口7:00−不動滝7:05
−御岳神社7:15〜20−沢7:35−NTT電波塔7:50
−雨引山山頂8:00〜10−加波山分岐8:15−雨引観音分岐8:20
−雨引観音8:30〜40−(自転車)−JR岩瀬駅9:10
リンリンロードの終点である筑波鉄道旧岩瀬駅跡には駐車場がある。
ここに車を止めて、山行開始である。
笠間よりの踏切の所から車道を登山口に向かって歩く。
ため池の先に登山口があり、駐車スペースとトイレがある。
単に御嶽山ピストンなら、ここに車を止めても良い訳だ。
登山口から直ぐに、不動滝の水場がある。
そこから急登の階段道がスタートするが、
ヤマツツジがちょうど咲き誇っていて綺麗である。
1人すれ違った単独行の男性がいたが、地元の人の早朝山行か?
御嶽山の山頂の手前に神社があり、神社の裏側から北の方の展望が開けている。
岩瀬の街並みや、その向こうに採石で削られた富谷山が見える。
御嶽山は南北に長い山で、どこが山頂だかはっきりしない山である。
実際に山頂標識も三角点もなく、どこが山頂だか解らない。
どうやら標高は低いが、神社の所を山頂と見なしている様である。
うっかりして、記念写真を撮り損なってしまい、残念。
アップダウンのほとんど無い、のんびりした稜線歩きが続く。
木々が茂り展望はないが、本当にヤマツツジが素晴らしく、
この時期にこの山を選んで本当に良かったと痛感する。
この後、採石場を避けて迂回するために、
登山道は右にそれて丸太の階段を沢に出会うまで下降し、また登り返している。
再び山稜に戻りしばらく行くと、NTT電波塔に出る。
最後に丸太の階段道の急登を登ると、休憩舎のある雨引山山頂に出る。
山頂からは、笠間盆地を挟んで今年3月に登った雨巻山塊
(仏頂山−高峰−雨巻山)が見え、
反対側に目を転じると、加波山が目前に迫り、筑波山の双耳峰も見える。
手前には、真壁町・大和村の盆地が広がっている。
ここからは、昨年5月に加波山縦走した時のコースを逆走することになる。
加波山分岐で縦走路から離れ、雨引観音に下りる。
途中で、直接雨引観音に出れる道があり、多少荒れているがこの道を下りる。
(幅の広い普通の登山道を下りると、雨引観音よりかなり下に出る事になる)
雨引観音で長めの休憩を取ったが、例のクジャクは健在であった。
境内にはポタンが綺麗に咲いており、
駐車場には八重桜がまだ花びらを残していた。花びらが大量に積もっていた。
ここからは、止めておいた自転車で岩瀬駅まで戻るのであるが、
自転車のブレーキの効きが悪く、ちょっと下りの急坂は怖かった。
ブレーキを握ると、キーキーといったけたましい音がするので、
歩いている人達が必ず何事かと振り返る感じである。
リンリンロードの雨引休憩舎は、旧雨引駅の跡地で、
何となく懐かしい感じのする場所である。
ここから岩瀬駅まで、5キロ弱のサイクリングであるが、
なぜか平らな道であるにも関わらず、ここが一番疲れた。
家に帰ってから、軽い筋肉痛が出てしまった。
山歩きとは違う筋肉を使うからであろうか?
のぞかなサイクリングを20分ほど楽しんで、無事岩瀬駅に到着した。
次回の加波山完全縦走の際には、真壁の伝正寺にでも自転車を置いて、
真壁−岩瀬間のサイクリングを楽しみたいものである。
◎富谷山(標高365m)山行
まだ時間があるので、岩瀬町の北部にある富谷山に登る事にした。
そのまま日帰り入浴施設に行っても良かったのであるが、
だいたいが午前10時過ぎないと入れないところが多い。
富谷山は砕石のため山頂まで登る事が出来ず、
山頂手前の展望公園や小山寺(富谷観音)まで車道が通じている。
この山には昨年5月18日(火)に車で登っているが、
その時は午後4時過ぎであったため、富谷観音は閉まっていました。
今回は、その富谷観音に行く事を主目的にして、
車で登る事にせずに、参道の下に車を止め、参道を歩いて登りました。
帰りは、車道を縫う様に遊歩道があるので、それを下りました。
●コースタイム
登山口9:20(参道)富谷観音9:30〜40(遊歩道)登山口9:50
富谷観音小山寺は、天平7年(735年)の創建。
聖武天皇の勅願により行基が開いたと伝えられる。
三重塔は寛正6年(1465年)の建立。
関東以北では珍しい室町時代の塔で、国の重要文化財に指定されている。
拝観後に、富谷観音の駐車場からの展望が良いので、寄ってみました。
岩瀬の街並みを俯瞰し、その向こうに御嶽山から雨引山・加波山と続く
稜線を綺麗に眺める事が出来ました。
駐車場には八重桜が咲いていて、花びらが大量に下に積もっていました。
車で来ていたおじいさんと孫が、花びらを上に飛ばして蒔いていました。
この山も、桜の時期に家族連れで来ると良い山だと思いました。
◎下山後
本当は日帰り入浴をして帰りたかったのですが、
(伝正寺温泉永井館あたりで日帰り入浴をしたかった)
岩瀬町を10時くらいに出たとすると、自宅に戻るのが11時くらいになるので、
今回は日帰り入浴は諦める事にした。
今度、加波山完全縦走する時にでも、伝正寺温泉に入る事にしたい。
「漫遊空間いばらき」のスタンプラリーをしているので、
真壁町と明野町を経由して帰る事にして、
真壁町の潮田屋(昔のままの家)と農産物直売所「あけのアグリショップ」
に寄って、スタンプを押してきた。
あけのアグリショップは「宮山ふるさとふれあい公園」の中にあり、
古墳などがその周辺にある。
ちょうど公園の駐車場に入るのに、警備員が誘導しており、
なぜ今日人が集まっているのかなと思ったら、
ちょうど子供の日のお祭りをしていて、広場で鯉のぼりが大量に泳いでいた。
公園内にはキャンプ場やピクニック広場などもあり、
BQの準備をしている家族連れもあり、
ここも家族で遊びに来るのに良い場所かもしれない。
また、石臼引きで手打ちの蕎麦が食べられる食事処などもある。
明野町は陰陽師で有名な安倍晴明の生誕の地であり、
公園内の資料館には晴明に関するものが展示されていた。
ここで多少時間を潰してしまったので、
自宅に戻ったのは、午前11時過ぎであった。