安芸小富士山行報告(byコアラ)
12月2日は、モーリンらの広島の山仲間と、9月30日登頂予定だった
広島第2位の高峰の冠山(標高1339m)へのリベンジ山行の予定でした。
しかし、登る予定の人達が余り山に自信がない人が多かったのと、
コアラが首を痛めていて、皆が無理な山行をしない方が良いというので、
竹原の黒滝山(標高270m)・白滝山(標高342m)に変更。
ところが直前になって、メンバーに変更があり、
黒滝・白滝に行きたがっていた初心者の女性が参加せず、
モーリンの山仲間の三原の看護婦さんが参加することになり、
モーリンと看護婦さんはこの山には登ったことがあるので、
白滝山・黒滝山は次の機会にすることにし、
広島湾に浮かぶ似島(広島市)の安芸小富士(標高278m)に登ることに。
●メンバー:コアラ、モーリン、Qちゃん、OT、MO
前者4人は既にメールに登場済み。
MOさんは三原の看護婦さんで、既婚。
昔はバリバリ山に登っていたが(日本アルプスなど)、
結婚してからは旦那が山に登らないこともあり、山はご無沙汰しているらしい。
とてもかわいらしいところと、ちょっとワイルドなところとが、
同居した感じの女性で、人妻だがコアラ好みのルックスではある(失礼)。
ところで今回も、コアラ以外は全員女性であった。
●アクシデント
正味1時間半くらいで登れてしまう山だし、三原から来る人もいたので、
ゆっくりめで、宇品港(広島港)に9:30に集合にしたのですが、
特にフェリーの時間を気にせずに時間設定したら、
(山の本には、似島学園に寄るフェリーは少ないが、
宇品−似島間のフェリーは結構本数有ると書いてあったので)
なんと宇品発の時刻が9:30で、その次は11:00。
待合室上の喫茶店でコーヒー飲みながら、1時間強フェリーを待つ羽目に。
フェリーは片道約20分で、料金は310円。
ただし、初顔合わせの人もいたので、山に登る前に色々話が出来たし、
ちょうど山頂でお昼を食べるのに良かったし、
帰りの時間帯である3時少し前に
(OTさんが3時半くらいまでに宇品港に戻らないといけなかった)、
ちょうど似島学園を通るフェリーがあったので、
ピストンではなく、行きと帰りのコースを変える事が出来たし、
結果的には11時になって良かったかも。
●コースタイム
似島港11:20−登山口11:30−稜線11:50〜55
−安芸小富士山頂(昼食)12:40〜13:50
−分岐14:05−似島学園14:30
照葉樹林が多い山で、また海の近くで暖かいこともあり、
紅葉が綺麗という訳でもなかった。
ただし、紅葉している木は、12月だというのに結構綺麗に色付いていた。
稜線に出てからも、照葉樹林に覆われていて展望は利かない。
山頂付近になると、花崗岩の岩がゴツゴツするようになり、展望も開けてくる。
山頂の少し手前くらいの岩場が一番展望が良く、
古鷹山のそびえる江田島が正面に見え、その背後に能美島などが。
その右の遠方には、遠く宮島の弥山がそびえ立っている。
山頂からは、逆に東方と北方の展望が良く、
広島市街のビル群やら、宇品の島々、湾岸の高速道などが見える。
すぐ下には、穏やかな瀬戸内の海が輝き、多くの船が行き交い、
白く輝く直線に航跡が描かれている。
山頂では、1時間以上ゆっくり景色を眺めながら、お弁当を食べたりしていた。
こういうのんびりした日だまり山行も、気持ちが良い。
約3年前に科技庁のメンバーで行った、2月の沼津アルプス山行を思い出した。
帰りの似島学園に下りるコースは、けもの道と書いてあり、
かなり急な下りで、ロープが至る所にはってあり、
それに頼りながらようやくの思いで下りてきた。
ちょっと痛めた首には良くないコースである。
でも、参加したメンバーは楽しみながら下りてきたようである。
急な下り道を下り終えると、学園の敷地内に急に飛び出す。
学園は原爆の戦災孤児の収容施設として始まったもので、
今でも身よりのない子供達が共同生活をしている。
学園前の浮き桟橋からフェリーに乗り、
宇品港に着いてからは、適宜解散にした。
コアラは元宇品の島を小一時間ほど散策して、
灯台や広島プリンスホテルなどを見学した。