行者山山行報告
コアラです。
2月23日(土)の夜に広島に戻り、日曜日の夜は長崎在住の大学時代の友人が、
島根にスキーに来るのでその帰りに寄りたいとのことで、会うことにしました。
そのため、日曜日の日中は時間が取れたので、
岩国の錦帯橋(現在50年ぶりの掛け替え工事中)を見に行ってきました。
錦帯橋の向こう側は、岩国城の山の麓で、吉川家の屋敷跡のあったエリアで、
歴史的な町並みのあるとっても趣のあるエリアです。
1時間ほど散策しましたが、紅梅などが咲いていました。
心休まる落ち着いた散策でした。
広島から小一時間くらいの所に、このような場所があって良いです。
そのついでに、岩国シンフォニアというコンサートホールで、
藤井姉妹のフルートとピアノのデュオがあったので、聴いて来ました。
コンサートは午後2時から、錦帯橋の見学は午後4時から。
というわけで、午前中は途中の玖波駅(岩国駅の2つ手前)で途中下車して、
(山MLのモーリンが勤務されている国立大竹病院のある駅)
行者山という標高314mの山に登ってきました。
名前の通り、修険道の行者さん達が登られる山で、
一ノ鎖から三ノ鎖まで3つの鎖場があり、
三ノ鎖に至っては50mもある1枚岩の鎖場です。
まるで石鎚山のようですが、麓に石鎚神社の神田教会というのがあり、
立派な鳥居と神社があります。
山頂にも石鎚神社の祠が置かれています。
今年に入っても、山のテーマは相変わらず宗教?のようです。
鎖場は神聖な場所ということで、
行者さん以外は登らないようにと案内書に書いてあったので、
私は迂回路を通って登りました。
●コースタイム
玖波駅9:35−大歳神社9:45−石鎚神社神田山教会10:05〜15
−一ノ鎖10:25−二ノ鎖10:30−三ノ鎖10:35
−行者山山頂10:40〜11:00−玖波槍山頂11:10〜15
−憩いの森分岐11:30−メイプルヒル病院11:45−玖波駅12:00
登りは、イラストレターさんが書いている、
「イラストで登る広島の山へ行こう!」で紹介されているコースである。
下りは、イラストレターさんの本では、
三ノ鎖の上の稜線から西山社に下りるコースが紹介されているが、
今回は行者山と玖波槍の間の稜線から直接下山するコースをとった。
このコースは、本や地図には紹介されていない。
しばらく下山すると、より広い登山道に出合うが、
右が憩いの森への道、左が玖波への道である。
憩いの森に行ったら、新緑や紅葉で有名な錦竜ノ滝のある錦竜公園に出て、
そこからモーリンが勤める国立大竹病院の前を通って、玖波駅に出れるが、
今回は時間が無かったので、直接玖波駅方面に向かった。
錦竜ノ滝は、今度時間がある時に是非訪れたい。
石鎚神社神田山教会の上の方にある立派な鳥居を潜るあたりから、
展望が良くなり、瀬戸内海を背景に、
宮島の山並みや、大竹や岩国の工業地帯が眺められる。
鎖場は行場であるので、行者以外は鎖に触れてはいけないとのこと。
ちょっとばかり残念であるが、さすがに50mの鎖場は怖くて登れないかも。
落ちたら大けがは間違いなし。下手したら死ぬかも?
行者山の山頂も展望が良いが、
岩峰の360度の展望のある玖波槍の展望は、もっと素晴らしい。
北の方に目を転じれば、禿げ山化している標高597mの経小屋山が聳えており、
その遠方には、標高700mの大野権現山が。
その少し西の方には(正確には行者山の直ぐ北)、経小屋山と対峙するように、
岩峰の多い標高650mの傘山が雄大に聳えている。
天候に恵まれた、半日の日だまりハイクであった。
下山したところには、温泉等が見つけられなかったので、
JRで岩国まで出て、駅前の寿栄広(すえひろ)食堂で岩国ラーメンを食べ、
岩国ビジネスホテルのスパで、ラジウム温泉に入り、一汗を流して、
コンサートホール(岩国シンフォニア)に向かった。入浴料550円。
日だまり山行、クラシックコンサート、錦帯橋散策と、
充実した小春日和の休日でした。